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★3GO(2001/日)話運びがあちこち唐突な感はあるけども、窪塚をはじめとする演技の熱さと演出の巧みさで乗り切ってしまう爽快感のある作品。ただ、重いテーマを扱いながら、前置きしてあるとはいえ結局は安直な恋愛話に着地しちゃう(逃げちゃう)のが勿体ない。[投票]
★4ローレライ(2005/日)「総員配置に着け! ハッタリ、全開!」……な映画。大馬鹿を大真面目にやっているのが楽しく、絵面や演出がやたらカッコイイので退屈はしない。実写なのに、押井守庵野秀明らが創作したアニメキャラのそっくりさんが続々登場するのもご愛敬。 [review][投票]
★2スウィングガールズ(2004/日)漫画チックで唐突なギャグに笑わせられることはあっても、そのどれもが単発で、大きな物語やドラマを紡いでゆかない。演奏シーンは素晴らしいが、その感動はあくまで音楽の力なのは言わずもがな。そして、あぁもう、キャハハな女子高生どもがウゼえぇぇぇぇぇ![投票(1)]
★3ジャッカス・ザ・ムービー(2002/米)体当たりのギャグ自体には時に爆笑もさせられるんだが、観客よりも出演者たちの方が勝手にはしゃぎ回ってるようで、その温度差に素で引いてしまうこともしばしば。とりあえずウ○コとゲ○の連発はヤメレ。[投票]
★4サイドウェイ(2004/米=ハンガリー)人物を描く視線の優しさがとてもいい。しかし肝心の物語が「ボンクラ連中のロードムービー」という既存の枠組みの範囲内でしかなく、どうにもデジャブ感が否めない。ワイン通というユニークな設定も、結局は「大の酒好き」どまり。[投票(2)]
★3ショーン・オブ・ザ・デッド(2004/英)パロディに徹し切れていない。緩いギャグの中、唐突にシリアスになってみたり、まるきり「ただの」ゾンビ映画になってみたりとスタンスが定まらない。特に後半以降その傾向が顕著で、中途半端な作品という印象しか残らなかった。[投票(3)]
★3サラマンダー(2002/英=アイルランド=米)怪獣映画としては水準以上の出来だと思う。男優たちの演技も渋い。竜の描写も迫力十分なんだが、ちゃんと「核ですら倒せない」レベルにまで至っていないため、話が破綻してしまっている。「核戦争"後に"湧いてきた」という設定ならまだ納得できたかも?[投票(1)]
★228日後...(2002/オランダ=英=米)単に「無人のロンドン」を撮りたかっただけでしょ、これ。[投票(1)]
★4ソウ SAW(2004/米)とにかく問答無用の勢いと迫力に圧倒される。理不尽ホラーとパズラー系ミステリとが混ぜ合わされた構成や、グロテスクなギミックも私好み。鑑賞後、興奮から醒めてくればくるほど、いかに無理矢理な犯行かということにも気付いてしまうのだが、それもご愛敬。 [review][投票]
★2シークレット・ウインドウ(2004/米)「まさかこんな安易なオチじゃあるまいな」と思っていたら、ほんとにその通りだったので呆れてしまった。はっきり言って、この手の映画のオチとしてこれは禁じ手だろう。中盤まではそれなりに期待を持たせてくれるだけになおさら腹立たしい。[投票(3)]
★5カンフーハッスル(2004/中国=香港)壮絶なパロディでありつつも正しく王道をゆくカンフー映画を創り上げる、という離れ業を見事にやってのけたシンチーの力量にただもう平伏。主人公とヒロインのおざなりな扱いは、“ヤツら”の破壊力に免じて見逃してあげよう。[投票]
★3猟奇的な彼女(2001/韓国)ヒロインの痛快なアネゴっぷりに、最初のうちこそ爆笑と快哉を送っていたのだが……。彼女が次第に“女の武器”でもって主人公を弄ぶようになるにつれ、単なるタチの悪い女へとイメージダウンしてしまう。主人公もボンクラだし、いったい2人は互いのどこに惚れたんだ?[投票]
★3Mr.インクレディブル(2004/米)皮肉とユーモアに満ちた序盤は楽しめる。しかし後半以降はそのユニークな設定をあまり活かせておらず、新味のないアクション一辺倒の作品になってしまっている。ミセスの超能力が便利すぎて物語を壊しているし、卑小な悪役の魅力のなさも大きなマイナス。[投票(1)]
★4ニューオーリンズ・トライアル(2003/米)プロット自体にさほど新味はない。しかしスピード感ある展開と演出で、飽きさせることなく一気に見せる。ただ、キューザックハックマンがいつもの曲者ぶりで楽しませてくれる一方で、ホフマンはワリを食った印象。銃社会問題の描き方も、娯楽作とはいえ一面的に過ぎるのでは。[投票(1)]
★4ラブ・アクチュアリー(2003/英=米)欲張りすぎて消化し切れてないエピソードがあったり、いかにもイギリス的なギャグセンスに付いていけなかったりもするけど、全体を包む味わい深い幸福感と切ない共感にぐっと胸が詰まる。とりあえず結婚式のビデオでボロ泣き。[投票]
★3シンドラーのリスト(1993/米)個人的に「ホロコースト」なるものを信じていないので、醒めた目でしかこの映画を見られない。ガス室などというあり得ないものを描かなかったのはスピルバーグのせめてもの良心か。フィクションのドラマとしても淡泊で退屈だし、モノクロの画面も、絵づくりそのものにどこか品がない。[投票]
★3es [エス](2001/独)なるべくしてなった結果に「なんだこの実験」という感想しか生まれてこない。“人権無視”という無茶な前提のわりに管理が杜撰すぎるのも白ける。[投票(1)]
★3ルパン三世 カリオストロの城(1979/日)自分が若かった頃は「最強の日本アニメのひとつ」と思っていた。でも最近になって見直したら、ルパンとクラリスの関係性が気色悪くて見てられなかった……。ルパンよ、お前は伯爵をロリコン呼ばわりできる立場か?[投票]
★4スパイダーマン2(2004/米)深みを増した人物描写、緩急巧みな物語展開、とぼけたお笑いの数々などで、前作とは比べるべくもないほど楽しませてくれる。ただ肝心のアクション描写に関して、あまりに目まぐるしいため何が起きているのか把握しきれない事がしばしばあった。アクション畑の監督でないとはいえ残念。[投票(1)]
★5ジョゼと虎と魚たち(2003/日)このテーマにおいて愛情と同情の区別を付けるのは難しいし、あえて付けるべき事でもない。しかしこの物語のラストで主人公は言う、「結局、僕は○○」と。いくら軽い笑いのオブラートで包んでも、それくらいこの問題は深い。だからこそ鑑賞後もずっと私は煩悶し続ける。[投票]