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★3ラスト サムライ(2003/米=ニュージーランド=日)映画作りの真摯な姿勢、俳優の熱演等には感服したが、冷静になってみればお話の内容自体は平凡なもの。「ガイジンさんが作ったのに、よくこれだけ上手に日本を描けたな」という一種の贔屓目が、この映画の評価を底上げしてしまっている気がしてならない。[投票(3)]
★3恋人たちの予感(1989/米)異性の相手に対して親愛の気持ちを持っている以上、それを「友情」だとか「恋愛」だとか、“言葉”によって線引きしようとすること自体がそもそもナンセンス。何よりこの映画は、落としどころを根本的に見誤っていると思う。 [review][投票(1)]
★3めぐりあう時間たち(2002/米)むやみに内省的で自虐的な人々が、終始ヒステリックにわめき散らすばかりで、ドラマとして成立していない。そりゃあ人生いろいろ辛いだろうし言いたい事は分からなくもないが、おまえら少し落ち着け。[投票(4)]
★5リベリオン(2002/米)切なく繊細なSF。C・ベールの憂いを帯びた瞳や所作のひとつひとつに、心の痛みや葛藤がこもっていて秀逸。設定の独自性こそ薄いが、カッチリしたデザインワークが美しく、二転三転するプロットも巧み。奇抜なアクションだけが売りの作品ではない。[投票]
★3シカゴ(2002/米)レニーはキュートだがこぢんまりして華がない。キャサリンは一見派手だが個性に乏しい。何よりも、この後味の悪いミュージカルを私は愛せない。せめてあの人に多少なりとも救いがあれば……。 [review][投票(1)]
★4ビッグ(1988/米)この映画の真価はそれこそオトナにしか判らない。人生のはかなさ・ほろ苦さを、コドモは枯れ葉とコーヒーの味で知る。[投票]
★3リロ&スティッチ(2002/米)反社会的な人間や生き物などがいかにして暖かい心に目覚めるか、というのは、陳腐ではあるが手堅くウケる物語のフォーマットのひとつ。しかし残念ながらこの作品では、そこへ至るまでの過程が唐突で説得力がない。[投票(1)]
★4ドラえもん 帰ってきたドラえもん(1998/日)原作のこのエピソードを読むたびに涙してしまう私、このアニメ版でも、序盤から無防備に泣きまくってしまいました。原作を変にいじらず、そして綺麗に膨らませているところがまた、いい。やっぱり、原点なんだなあ……。[投票(2)]
★5ぷりてぃ・ウーマン(2002/日)個性的で魅力的な人々がテンポ良く次々繰り出す明るい笑い、そして何よりも前向きなメッセージが素直に胸にしみる。物語の骨子そのものはオーソドックスなので先が読めてしまうきらいはあるが、そのぶん万人にお薦めできる良品。[投票]
★3アカルイミライ(2002/日)登場人物のどうしようもないような焦燥感、孤独感を描くのはさすがに巧い。しかしその煮え切らなさが中盤以降、物語の流れそのものにも波及してゆき、次第に観ている側にも別の意味でのイライラが募ってくる。そして訪れる、いかにも黒沢清的なラスト。うーん……。[投票]
★3チャーリーズ・エンジェル(2000/米)「強い女3人組が大活躍すれば爽快だろう」というアイデアレベルで思考停止している映画。アクションとして際立った見せ場があるわけでもなく、お話にもひねりがない。で、肝心の3人娘が抜群に魅力的かというと……これがまた微妙。気概だけは買うのだが。[投票]
★4ニンゲン合格(1998/日)決して積極的ではない生き方の中に仄見える、生きているという事の意味。それを感傷的にも饒舌にもならず、あくまで淡々と撮り上げた監督の手腕は見事。ただ、生々しい生活描写に比べると、人物像にやや類型的なきらいがあるのが難。[投票]
★2カリスマ(1999/日)なんかいろいろやってみたかったんだろうね。でもアウト。とりあえず“弱肉強食”はそういう意味ではないと思う。[投票]
★3ドッペルゲンガー(2003/日)役所広司の過剰な演技のためか、ドッペルゲンガーに翻弄される主人公を見ていても他人事としか映らず、ただ白けるばかり。終盤の、半ば暴走気味な展開の連続には笑えたので3点にしておくが……。 [投票]
★2ゴースト・オブ・マーズ(2001/米)B級と承知の上で見たので、特撮やセットがショボくても、ある程度までは我慢できる。しかし、このどうしようもないほどの展開のタルさ・アクションのキレの無さには耐えられません。[投票(1)]
★3回路(2001/日)場面場面の怖さを煽る演出力はさすがだが、黒沢清は変に頭がいいせいか、お話としてまるきり怖くない。インターネットなどの小道具もうまく作用していない。無理やり武田真治役所広司を使うのもやめようよ。[投票]
★4シモーヌ(2002/米)設定の矛盾点や疑問点は多々あれど、それらも含めて荒唐無稽な味のうちとして楽しめる。完璧美人のはずのシモーヌよりも、脇を固める女優陣の方が実は魅力的というのも何だか皮肉。エバン・レイチェル・ウッドがイイ。ただ……→ [review][投票(6)]
★3HERO(2002/中国=香港)美しい。しかし、血や汗の匂いのしない一騎打ちはどこまで行っても単なる“演武”でしかなく、血の沸く興奮やカタルシスを生み出すには至らない。むしろお笑いの一歩手前である。それにこの映画は“ある意味で”『マトリックス』だ。 [review][投票(8)]
★3X−MEN2(2003/米=独)超能力アクションの爽快感、異端の苦悩や葛藤、そのどちらも消化不良で、作品の対象年齢が絞れていない感強し。キャラ紹介は前作で終わっているのに、2になっても物語がこんなに散漫ではいただけない。味方の多さ・魅力に比べて敵も弱すぎ。映像だけは良い。[投票]
★4キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002/米)テンポ良く繰り出される、荒唐無稽な詐欺テクの数々が痛快。一方、ドラマ面の過分なウェットさや、2時間半という上映時間などにチグハグさも感じた。「小粋な作品」程度では済ませられないのが、“巨匠”となってしまったスピルパーグの業なのかも知れない。[投票(4)]