よだかさんのコメント: 更新順
閉ざされた森(2003/カナダ=米=独) | 右へ左へ振りまわされて、意外なラストに「へえ〜」と感心したし結構楽しめた。でもあとで振り返れば、筋を二転三転させる必然性が表現されていたかどうか疑問で、どうもゆるい印象を受ける。 | [投票] | |
ノット・ア・ガール(2002/米) | 劇中でわざとらしくブリトニーに持ち歌を歌わせた時点でげんなり。アイドルのプロモーション映画の域を一歩も出ていない上に、中途半端に重いエピソードを盛り込んで底の浅さを強調している。 | [投票] | |
シティ・オブ・ゴッド(2002/ブラジル=仏=米) | 社会的現実を見て取るかどうか別にして、視覚・聴覚を圧倒的に刺激しアップテンポのまま突きぬける様はまず純粋にクライムムービーとして完成度が高い。ブラジルが見せる華やかで高精度な技巧はサッカーだけにとどまらない事をこの映画は証明する。 [review] | [投票(9)] | |
沙羅双樹(2003/日) | 死から転ずる生の誕生までを日本的な風景のなかでしとやかに映し出す。甚だ感覚的な質感で、狭い路地が続く街並みから奥に入り組んだ旧家を長まわしで追っていく映像は、まるで河瀬監督が見たいと感じた風景ばかりをセレクトしたよう。 | [投票(1)] | |
スズメバチ(2002/仏) | 思わせぶりな導入部で損をしている。銃撃戦に至るまでに全体の対立構図や人物相関をちゃんと把握できなかった。この手の話では一切頭を使いたくなかったのでボーッと観ていたせいもあるが、正直あまり入り込めなかった。 | [投票] | |
あずみ(2003/日) | なんだかバッサリと切り捨てられない「がんばっている感」がにじみ出ている困った映画。 [review] | [投票(10)] | |
ディナーラッシュ(2000/米) | 活き活きと働くスタッフを羨望のまなざしで見つめる。その後「ジジーノ」の影響でイタリアンレストランを探したり、本屋で料理本を手にとってみたりと、なにやらお腹を刺激された模様。空腹で観るとちょっと幸せな映画。 | [投票] | |
セレンディピティ(2001/米) | 彼女のことを知ったつもりで恋をして、付き合ったのち彼女の意外な一面に触れて実は彼女のことをろくに知らなかったことにはたと気づいたとき、じつはこの物語がそれほど現実離れしているわけでもないなと思えてくるからあら不思議。 | [投票] | |
セッション9(2001/米) | おもしろい。ばら撒いた伏線を終盤の展開で巧くまとめていて、なるほどそういうことかと納得。廃墟の病院の雰囲気に助けられている部分も大きいが、まあロケーションの勝利でしょう。 | [投票] | |
暗い日曜日(1999/独=ハンガリー) | Gloomy Sundayにしばし聴き入る。その落ち着いた雰囲気に心地よく酔える。 [review] | [投票(1)] | |
がんばれ、リアム(2000/英=独=仏) | 人種、階級のあつれきなどテーマは重い。かわいらしいリアムの存在がひとすじの光明。 | [投票] | |
千年女優(2002/日) | 虚と実が交錯する展開と人物造形は、テクニックのみが突出していて観終わったあとに残る感慨はなにもない。しかし外国人受けしそうな日本的で繊細な美がそこかしこに感じられる作画はすばらしい。この美的感覚をもっと情感豊かな物語の中で生かしてほしかった。 | [投票(2)] | |
バースデイ・ガール(2001/英=米) | コンパクトにまとまった良品。英語とロシア語のかけ合いが効いていて、クスリと笑えたり、心がじんと温かくなったり。最近のニコール・キッドマン主演作のなかでは上映規模が小さく地味な扱いだが、なかなかの拾いものだった。 | [投票(1)] | |
サラマンダー(2002/英=アイルランド=米) | ちょっとちょっと、オス一匹からどうやって増殖したのか説明してよ。 | [投票] | |
TRICK 劇場版(2002/日) | 劇場版ならではというスケール感を期待したがやや肩透かし。その反面、テレビシリーズ同様のおもしろさは約束されているという点で安定感はある。 | [投票] | |
至福のとき(2001/中国) | 積極的に貶す点はないが、手放しでほめる点もなく印象が薄い。しあわせの三部作というふれ込みから、前ニ作のような手放しの感動を求めて肩透かしをくらった。 [review] | [投票] | |
チョムスキー 9.11(2002/日) | 柔和な表情。論理的でおだやかな語りに適度なユーモア。なんとも魅力的な人物だ。 | [投票] | |
茄子 アンダルシアの夏(2003/日) | あっさりしていながら情熱的。自転車レースに無知な僕に勝負の臨場感と醍醐味を玄人なみに堪能した気にさせてくれるんだからたまらない。観た後自転車のペダル踏みこんで遠出したくなるような元気をくれる快作です。 | [投票(1)] | |
穴(2001/英) | 異常性の際立ったサイコスリラーかと思ったが、じっさいはちょっと毛色の違う学園サスペンスといったかんじ。それでも巧みなカットバックとソーラ・バーチの好演に支えられて、先の展開も読めないまま最後まで楽しめる。 | [投票(3)] | |
ゴスフォード・パーク(2001/英=米=独=伊) | ミステリーとして観るとプロットがシンプルで食い足りないが、階級社会の裏側でとびかうゴシップを盗み聞きしているような楽しさがある。なによりこれだけ多くの登場人物をさらりと自然に描き切った台詞、カメラワーク、音楽等々には感服するしかない。 | [投票(5)] |