★3 | いたって真摯な作品だと思う。ただ、硫黄島からの帰還兵たちが抱え込んだ苦悩は確かに戦場で受ける計り知れないダメージと戦争の理不尽さを体現しているのかもしれないが、そのメッセージはあまりに自閉的でありアメリカ国内向けの力しか持ち得ていない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★3 | クリント・イーストウッド作品の登場人物はたいてい緩やかな下り坂の運命をたどっていくことが多い。しかしながら、丹念にその人物を描いていくので、醜悪な印象は受けず一種の慎ましさを感じる。運命の過酷さを描きながらも、本作の人物に向けられる視線には暖かさがうかがえる。 (グラント・リー・バッファロー) | [投票(3)] |
★3 | 史実、事実としての題材は面白いが、映画として面白いかというと疑問。とはいえ「硫黄島からの手紙」とセットで観ることで、戦時中日米が置かれていた国の状況、兵士のメンタリティが対比できる点は興味深い。 (irodori) | [投票(2)] |
★3 | 事実の複雑さをいとも単純に纏め上げて分かりやすい言葉にしてしまう人間の罪業を、透徹した知性が冷静に告発している。しかし、その告発の振る舞いには、糾弾すべき対象となっている人間の想像力の落とし穴に自らはまり込んでしまった感なきにしもあらず。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | 戦闘シーンの生々しさは結構なものだし(プライベート・ライアンには及ばないが)、監督は一貫して戦時下の状況を冷静な視線で撮っているのだろうが、だからこそか当たり前の訴えかけにしか感じない。「彼らは(表向きは)国家の為に戦ったが、戦友の為に死んだのだ」と言うフレーズはその最たるもの。今更締めにそう言われても・・・ [review] (クワドラAS) | [投票(1)] |
★3 | 本邦の爆弾三勇士もかくやと思わされる虚飾の英雄の主題は『大理石の男』を想起させるが、比べるに戦時国債も必要だよねという処で切り込みは甘くなり、戦後に戦友救えないのも友情物語としては半端に留まる。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★3 | 秀作ではないし駄作でもない、でもいい作品ではある。 (cubase) | [投票] |
★3 | 「戦争には英雄・悪役も、善悪もない。」そのテーマは素晴らしいが、話があまりにもダラダラと進みすぎる。 (NAO) | [投票] |
★3 | 国旗掲揚エピソードを知った以上の発見はなかったな (TOMIMORI) | [投票] |
★3 | 兵隊のヒロイズムとは否定形でしか語りえないもの、声高に語るべきものではない。神話的な戦いを品格をもって描いたイーストウッドに感心。この潔癖さこそ、この人の美点だと思う。 (淑) | [投票] |
★3 | 硫黄島の予告を見て。星条旗とは兵士の温度が違うなぁ、と。 (狸の尻尾) | [投票] |
★3 | 鑑賞後、脚本にハギスの名前を見つけて納得。執拗にマイノリティを追い続けたあたりは、実に彼らしい。「ハリウッドらしい欺瞞」を隠しきれていないんだよ。もっと「アメリカ」にとっての現状にフィードバックされるべき内容にまとめられたのでは。 [review] (HAL9000) | [投票] |
★3 | 戦闘シーンは『プライベートライアン』を彷彿させられ大スクリーン+3Dサウンドを堪能。主人公達の葛藤や苦悩が十分に伝わってこないのが残念。 [review] (しゅんたろー) | [投票] |
★2 | ダーティーハリーは権力とかマスコミとか得体の知れない者を撃つのは苦手なんじゃなかろうか? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |