Keitaさんのコメント: 点数順
キング・コング(2005/ニュージーランド=米) | アンとコングのラブストーリーにしようとしたことと、オリジナルに忠実にリメイクしようとしたこと。このふたつのベクトルが絶対に重ならないことが、終盤で如実に出てしまった…。ピーター・ジャクソンは惜しくも『キング・コング』を彼自身の映画にしきれなかった。(2005.12.23.) [review] | [投票(15)] | |
ブラッド・ダイヤモンド(2006/米) | “紛争ダイヤ”に絡めた問題提起。映画によって多くの人に訴えるためのわかりやすい展開・構成になっているが、複雑な問題ゆえに、こんなにきれいにまとまってしまっては、むしろ嘘くさく感じてしまう…。(2007.04.08.) [review] | [投票(11)] | |
ホリデイ(2006/米) | 女性監督ナンシー・メイヤーズの女性らしい視点が、僕にはすごく新鮮に思えた。だが逆に、その視点によるズレも感じてしまった。良い映画だが、褒めるのが照れくさいほど好みとはズレる。(2007.03.25.) [review] | [投票(8)] | |
親切なクムジャさん(2005/韓国) | ユーモアもあり、緊迫感あるシーンもあり、イ・ヨンエの貫禄と美しさもあった。しかし、パク・チャヌクの考える“復讐”はやや美しすぎのではないか。もっと痛みが必要だ。(2005.11.19.) [review] | [投票(8)] | |
ブラック・スワン(2010/米) | 強烈、だとは思う。だが、さすがに演出が過剰。その演出に惑わされ、ナタリー・ポートマンはアカデミー主演女優賞を獲ってしまった…。(2011.05.15.) [review] | [投票(7)] | |
マリー・アントワネット(2006/米) | ポップなビジュアルに包まれながら、“疎外感”に悩む王妃。これはソフィア・コッポラが感じたヴェルサイユであり、彼女が感じたマリー・アントワネットである。それが、吉とも出つつ、凶とも出た。(2007.01.21.) [review] | [投票(7)] | |
007 カジノ・ロワイヤル(2006/米=英=チェコ) | ダニエル・クレイグによるジェームス・ボンドとエヴァ・グリーンによるボンドガール。彼らが生かされ、キャラクターものとしては成功。ただ、映画としてはあまりに中だるみし過ぎている。(2006.12.17.) [review] | [投票(6)] | |
ブロークン・フラワーズ(2005/米) | 苦渋の3点。ジム・ジャームッシュの映画にあるべきではない主題を、不覚にも僕は期待してしまった。そこはやはりジャームッシュ、彼自身を見事に貫いていたのだった。(2006.05.03.) [review] | [投票(6)] | |
エリザベスタウン(2005/米) | 大好きな青春映画『あの頃ペニー・レインと』の“大失敗”バージョンとでも言えば、説明しやすいか…。キャメロン・クロウによる2時間のミュージックビデオだと思えば爽快だが、決してエモーショナルな映画ではない。(2005.11.12.) [review] | [投票(6)] | |
スーパーサイズ・ミー(2004/米) | マクドナルドに対する鋭いアイロニーは面白いけれど、映画を観たことでとりわけ新しい発見があったわけではない。もう少し尺を削って編集した方がメッセージもすっきりと伝わりやすかっただろう。 [review] | [投票(6)] | |
友へ チング(2001/韓国) | 前半は面白かったが、終盤は感情移入が巧く出来ず、冷めた視点で見らざるを得なくなり素直に感動できず・・・。 [review] | [投票(6)] | |
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001/米) | ロックに乗せた前半の語り口がかなり気に入った。だが、終盤にかけて映画自体が勢いを失ったのが不満だ。劇中のロック音楽はさすがです。 [review] | [投票(6)] | |
第9地区(2009/米=ニュージーランド) | 設定が魅力的だったが、結局その設定を社会風刺として高められなかったのが残念。これなら、別に舞台がヨハネスブルグである必要はない。(2010.05.01.) [review] | [投票(5)] | |
シャッターアイランド(2010/米) | はっきり言って大した映画じゃない! だが、それはそれで別に良いのだろう。ディカプリオもスコセッシも、その腕はしっかりと見せてくれる。それなりに楽しめる、及第点のヒッチコック風サスペンスだ。(2010.04.11.) [review] | [投票(5)] | |
アメリカン・ギャングスター(2007/米) | 緊迫感のあるサスペンスアクションだが、ギャング映画としてあるべき男のドラマを掘り下げきれず…。この監督、主演での期待値からすれば、最低ラインをクリアしたに過ぎない。(2008.03.10.) [review] | [投票(5)] | |
潜水服は蝶の夢を見る(2007/仏=米) | 主人公の左目の目線のみから世界を見せるという見事なアプローチ方法に大きな魅力を感じたが、結果的にそれを生かしきれなかったのが残念な、とても惜しい作品。(2008.02.17.) [review] | [投票(5)] | |
街のあかり(2006/フィンランド=独=仏) | カウリスマキの絵作りはどのシーンでも健在。漂う“孤独”と“哀愁”が良い。だが、希望を描く作品であるならば、疑問に感じる構成だ。やはり『浮き雲』には及ばない。(2007.07.07.) [review] | [投票(5)] | |
ラストキング・オブ・スコットランド(2006/英) | フォレスト・ウィティカーの末恐ろしいほどの威圧感! だが、目立ちすぎたことの代償もある。恐怖は与えたが、痛切さを与えるまでは行き切れない。(2007.03.18.) [review] | [投票(5)] | |
ネバーランド(2004/英=米) | 感想を尋ねられれば、「良い映画だった」という答えを返すだろう。確かに、高い完成度を誇る叙情的な感動作だ。しかし、何か重要なものが欠けているとも感じてしまう・・・ [review] | [投票(5)] | |
マジェスティック(2001/米) | 今までのフランク・ダラボン作品のような感動はないが、クラシックな雰囲気がすごく好き。昔のアメリカ映画を再現したダラボンの手腕は見事。 [review] | [投票(5)] |