irodoriさんのコメント: 点数順
下衆の愛(2015/日) | なんとも揺さぶられる映画。まずはAV女優が何人も出演していたりとセクシャルな匂いが漂うところに。続いて渋川清彦の下衆でありながらも愛すべきキャラクターに。そして岡野真也の覚醒と変貌と葛藤に。 [review] | [投票] | |
ブラインド・マッサージ(2014/中国=仏) | 生と直結している盲人の人々の性の描き方が無性に響く。匂い、”美しさ”とは等、この作品ならではの切り口が考えさせてくれる。ただ、登場人物が多く話が並行して進むうえ、カメラがよく動きアップショットが多用されるので、視覚的にも人物の理解にもやや疲れる。 | [投票] | |
人間失格 太宰治と3人の女たち(2019/日) | 彼岸花、梅、藤、椿といった花の使い方や、服やリネンのデザイン、内装などこだわりは随所に感じられる。が、静止画で切り取れば十分なようにも感じられる。 [review] | [投票] | |
クーリンチェ少年殺人事件(1991/台湾) | 小明と、長姉と、そして父と。小四が自転車を押す姿が脳裏に焼きつき、強烈なノスタルジーを感じる。恋愛と喧嘩・抗争という青春の描かれ方にはさほど興味を惹かれなかったものの、映像の強さには圧倒された。 | [投票] | |
将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016/英) | 主人公2人にフィーチャーしたドキュメンタリーでありながら、金正日の人となりの一端が浮かび上がってくるところにこそ面白みが感じられた。 [review] | [投票] | |
クーパー家の晩餐会(2015/米) | 登場人物が多く深みは足りない。生理的につらいキャラクターもおり苛々もさせられたが、それでもアメリカンなファミリーとクリスマスとラブコメを力技でまとめる力量は確か。 | [投票] | |
トンネル 闇に鎖された男(2016/韓国) | 主人公、妻、救助隊隊長の3者の心情の伝え方は抑制が効いていて好感。だたし、それがゆえに心を大きく揺さぶられるまでには至らなかったとも言える。 [review] | [投票] | |
バンク・ジョブ(2008/英) | 話の展開には引き込まれる。しかし、この尺の長さにしては登場人物が多く、その分キャラの深堀りがどうしても足りなく感じてしまう。 [review] | [投票] | |
ロング・トレイル!(2015/米) | 自意識溢れるロバート・レッドフォードを、中和してくれるニック・ノルティ。森が主要な舞台のわりには自然の映し方が、美しさにおいても迫力という点でも物足りなく感じた。 | [投票] | |
ジョジョ・ラビット(2019/米) | 緑と赤を中心とした色使い、そして、フェス・アンダーソンを思わせる可愛らしい画面作りが印象的。主な登場人物は皆魅力的だが、特にジョジョと母が素晴らしい。 [review] | [投票] | |
女の勲章(1961/日) | タイトルとは裏腹に、田宮二郎、森雅之、内藤武敏の俳優陣に強く印象が残る。 [review] | [投票] | |
シャイン(1996/豪) | お父さんのキャラが強すぎて前半辛くはあったが、後半のデイヴィッドに救われた。Shineってタイトルが良い。だって [review] | [投票] | |
全員死刑(2017/日) | 実際の事件の細部をかなり取り入れた内容になっているが、この"細部"がかなり突飛なものであるため演出に違和感を感じてしまう箇所がチラホラ。むしろ、実際の出来事からもっと遠ざけても良かったように思えた。 [review] | [投票] | |
秒速5センチメートル(2007/日) | 子どもが感じる焦燥感や不安をベースに紡ぎ出す、言葉の選び方が出色。だからか、大人になった第3話の魅力が薄く感じられた。 | [投票] | |
米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー(2017/日) | 本作で知ったことは多く、学びにはなったが、映画というよりTV番組のように品が良く、カメジロー氏の情熱を伝えきれていないように感じた。話者が一般人のドキュメンタリーだからこそ、撮る側が引き出すべき熱量がもっとあったのではないか。 | [投票] | |
ヒトラーへの285枚の葉書(2016/独=仏=英) | 映像、キャスト、演出、ストーリーともにうまくまとまっている。が、上品にまとまり過ぎているように感じられて響かず。 [review] | [投票] | |
昭和残侠伝 死んで貰います(1970/日) | 健さんの任侠もの初心者として、隠しても隠しきれない、ヒリヒリとした殺気にただただ気圧された。中和してくれる表情豊かなひょっとこの松(長門裕之)の存在は有り難く思えた。 | [投票] | |
フェイシズ(1968/米) | "顔"という映像での外面の押し出しの強さに加え、内面までも惜しげなくさらけ出してくる登場人物に、人酔い気味に陥った。そのなかでジーナ・ローランズは浄化させてくれる存在に感じられた。 | [投票] | |
彷徨える河(2015/コロンビア=ベネズエラ=アルゼンチン) | モノクロの静謐な世界で、無駄なくカヌーを漕ぐ現地の民の姿に惚れ惚れする。ロケーションも良く、映像も素晴らしい。人物の描き方も悪くはないが、含蓄のあるセリフを話し過ぎな気が。 | [投票] | |
ハッピー・デス・デイ(2017/米) | ストーリー展開と主人公のキャラ造形で引っ張るしかない作品で、それなりに楽しませてはくれるのだが、収まりがぬるく感じられる。 | [投票] |