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★3くりいむレモン(2004/日)…その先をこそ見たかった。 [review][投票]
★2インストール(2004/日)普通少女の妄想と希望。そして彼女が身に纏うのは女子高生エロス。女子高生であるということは、つまり制服を着ているということ。容器が中身を決定する。そして容器によって決定される中身とは、つまり「空っぽ」。 [review][投票]
★3ファザー、サン(2003/露=独=伊=オランダ)その父と子の親密さを、ずばり端的に体と体、顔と顔の距離の近さで表現してしまう、その直截さ。あるいは(言ってしまえば)芸のなさ。[投票]
★3マザー・サン(1997/米)情景の映画。重なり合う死にゆく母と荒涼としたロシアの大地。それは自然という母性への帰依の感情の表出なのかも。[投票]
★3路上(1996/日)あふれ出す寂寥。映画は孤独と仲がいい。[投票]
★4鼻(1963/仏)ピンホールの凹凸によって現われては消えていく影の濃淡、もののカタチ。変転・変容していくイメージ。[投票]
★4破戒(1974/韓国)色欲との葛藤。(禅問答を目に見せてくれよう!って場面、野心的。) [投票]
★2ゴースト・イン・京都(1982/米=日)首ちょんぱ!!…亡霊になっても相変わらず何喋ってるのか判らず一塊になって行動する日本人…。(ちょっと歳食ったスーザン・ジョージの濡れ場あり。)[投票]
★3あこがれ(1966/日)思わずビクっと身が震えるほど可愛らしい丸顔の内藤洋子山田太一の脚本はセリフの背後に人生を想わせる。それをオーソドックスな手法で映し出していく、日本的人情ドラマの佳作。[投票]
★3子宝騒動(1935/日)スラップスティックな無声喜劇にはモブシーンがよく似合う。即物的であられもなく、仕事もないのに産むよ殖えるよ「産児無制限」(検閲で否定された元の題名) 。〔3.5〕[投票]
★1砂の小舟(1980/日)セックス教・真言立川流は実在した邪教らしい。そんな着眼点のこんな映画(正直)をカンヌに出品させちゃう手腕、やはり丹波氏は生っ粋の映画人。[投票]
★3生贄の女たち(1978/日)屈強なアメリカ男の股間には、だが日本人の馬並みCHINPOKOが!?…アナーキーっすよ、カントク(&田中陽造)。[投票]
★3しあわせの場所(1998/中国)モダンの中のプレモダン。家庭の事情は国家の事情。頑張る兄さん、好きよ。(何と無く政府広報みたいにも見えてしまうが…。)[投票]
★3ネクロマンティック(1987/独)白昼夢のような○×キャッチボール。爆笑モノの凄絶オ◇ニー。(本気だからこそ、笑える。)[投票]
★3A2(2001/日)幼稚なひきこもり集団といろんな大人達。混迷する“社会”というよりは、無数の小さな“世間”の中でコントを演じ続けているようにも見える人間達(笑える)。お隣りさんになればナカヨクなる?…本当だろうか。どんな顔をすればいいのかわからないでいるような「A」の顔で始まって、終わる映画。[投票]
★3四谷怪談 お岩の亡霊(1969/日)澱んだ空気。ワラう伊右衛門。 [review][投票]
★3怪談 蚊喰鳥(1961/日)得体の知れない気配が音も無く忍び寄る…そんな怪談映画。[投票]
★3ドリアン ドリアン(2000/仏=香港=中国)脚!脚!脚! 涙が出るほど愛おしい中国娘の、香港少女のたくましい、健気な脚、そして傷ついた足の裏。北の大地を走る汽車、南の国の異臭漂う果実。中国は今、よくもあしくもひっくるめて「青春」真っ盛りだっ。[投票]
★3ガイア・ガールズ(2000/英)血と汗と涙が生み出す光と影。ぶつかれどぶつかれど無情にはね返され続ける体。耐えられない、通じない、つまりは「勝てない」という過酷な‘現実’。[投票]
★3にっぽん零年(1969/日)フィクションとドキュメントを交錯させる構成。若者達の言葉、というよりは現に語り出されるその震える“声”の生硬さ。[投票]