irodoriさんのコメント: 投票数順
ガス燈(1944/米) | バーグマンの上手さも光るが、シャルル・ボワイエの怪演っぷりから目が離せない。表情、視線、声色、所作、いずれも見事。ガス燈というタイトルも味わい深い。 | [投票(1)] | |
大いなる旅路(1960/日) | 血気溢れる若者時代から、30年間国鉄に務めあげたあとの老人時代まで、不自然さなく演じている三國連太郎の力よ。ノスタルジックではあるが、随所に登場する蒸気機関車も主役たる働きをしている。 | [投票(1)] | |
かえるのうた(2005/日) | 踊り押しのわりに、踊りがうまくもなく、踊りの部分が特に面白くもないという不思議さ。主演二人は、とりたてて可愛くもなく、だからこそリアルな裸は印象に残る。すぐに忘れてしまいそうなストーリーではあるが、カエルだけが頭を離れない | [投票(1)] | |
グミ・チョコレート・パイン(2007/日) | ケラリーノ・サンドロヴィッチの突拍子もない演出・脚本により、甘酢っぽくも冴えない高校時代の感傷にひたっている間を与えてもらえない。 | [投票(1)] | |
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007/英=仏=独=米) | Beanワールド満載でありつつ、TVシリーズよりもしつこさが減っているので、肩の力を抜いて笑うには最適。唐突なストーリー展開と、キャラの濃い出演者は好き嫌いが分かれるところ。ウェイター役のジャン・ロシュフォールの押し出しの強さは嫌いじゃないが。 | [投票(1)] | |
存在の耐えられない軽さ(1988/米) | 今見ると美男美女の競演というわけでもなく、裸が多くてもエロティックでもなく、プラハなのに英語でリアリティもなく、それでいて良い映画だったなと思わせる力を持っている不思議な作品。 [review] | [投票(1)] | |
犬、走る DOG RACE(1998/日) | ドラッグ、女、バイオレンスの基本3点セット。突き抜けた岸谷五朗、大杉漣の演技と、人情がたまらない。 [review] | [投票(1)] | |
ラスト・ムービースター(2017/米) | 驚きがあるストーリーではないが、年老いたバート・レイノルズの枯れた存在感が光る。キャラ造形も程よく、彼を見ているだけで楽しい。それに加えて、ふくよかなアリエル・ウィンターがだんだんチャーミングに見えてきて…。 [review] | [投票] | |
黄龍の村(2021/日) | 普通のホラーだと思い込んでいたら、思いのほかアクションの質が高くて意表を突かれる。そして一ノ瀬ワタルの魅力にやられた。 [review] | [投票] | |
ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地(1975/ベルギー) | 70年代の作品にして、非常に新鮮。固定ショット、長回し、劇伴なし、長尺。これらによりジャンヌを盗み見ているかのような感覚にどっぷりととらわれる。 [review] | [投票] | |
ソウルメイト 七月(チーユエ)と安生(アンシェン)(2016/中国=香港) | 主人公2人を、チョウ・ドンユイとマー・スーチュンが見事に演じており、かつ、2人とも魅力的だ。それこそが最大の本作の美点だろう。 [review] | [投票] | |
トラスト・ミー(1991/英=米) | 独特のオフビート感に貫かれており、感情の激しい上下動はないが、心地良さが残る。まず、主人公2人のキャラ造形がユニーク。 [review] | [投票] | |
メジャーリーグ(1989/米) | 映画として粗は多い。が、チャーリー・シーンのマウンドでの佇まいと、ピッチングフォームの美しさ、登場曲"WILD THING"で盛り上がる球場の雰囲気はたまらない。 [review] | [投票] | |
イロイロ ぬくもりの記憶(2013/シンガポール) | 前半は、主要な登場人物のいずれもあまり好きになれなかった。それがストーリーが進むにつれて愛おしく思えるようになるのは、脚本、演出及び役者の良さに他ならない。 [review] | [投票] | |
人狼村 史上最悪の田舎(2011/スペイン) | 『パンズ・ラビリンス』のスタッフが製作にかかわっているってことで期待していたが、想像よりだいぶチープ。何より造形の美しさがない。それでも最低限の楽しみを与えてくれたのは、主演2人(ゴルカ・オチョア、カルロス・アレセス)のキャスティング。 | [投票] | |
9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019/仏=ベルギー) | 横綱相撲。こういうミステリーをフランスが作ることが新鮮。 [review] | [投票] | |
カセットテープ・ダイアリーズ(2019/英) | 見せ場の1つであろう、主人公が恋人を見つめながら歌うシーンや、主人公ら3人で街を走りまわるシーンに突き抜けないものを感じる。人間関係の描き方があっさりし過ぎているのも不満。しかしそれでも [review] | [投票] | |
コーヒー&シガレッツ(2003/米=日=伊) | オムニバス作品ってことで観賞後の作品全体としての印象は薄くなりがちだが、ジャームッシュの映像・音楽・脚本のエッセンスが凝縮されていて、ジワジワ効いてくる。 [review] | [投票] | |
恋は雨上がりのように(2018/日) | 小松菜奈の破壊力(+太腿力)を堪能し、ハマり役の冴えない大泉洋を楽しむ作品として割り切れば [review] | [投票] | |
共犯(2014/台湾) | 主人公である黄立淮の一挙手一投足が、緩慢ともいえるゆっくりとした速度で描かれており、そのペースが作品全体のスピード感を支配。浮遊感を高め、非現実性を強くしている。それが映画全体にえも言えぬ余韻を与えている。 [review] | [投票] |