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地獄の黙示録(1979/米) | 祝祭的アトラクション満載のジャングル・クルーズ映画。目的地のカーツ大佐より、手前のキルゴア中佐のほうが格好良いのが物語としては難点だろうか。 | [投票] | |
真実の行方(1996/米) | 原作はサイコ&リーガル・スリラーの類型を軽やかに裏切った秀作なんだけどな……。映画版の見どころは エドワード・ノートン のみ。 | [投票] | |
ロード・オブ・ザ・リング(2001/米=ニュージーランド) | 良くも悪くも「ゲーム少年の聖典」としての映画化。仲間たちがまず戦闘能力で識別される。原作を未読の身には、主人公がなぜ旅に出なければならないのか、物語の端緒が呑み込めなかった。 | [投票] | |
Uターン(1997/米) | 原作のほうがコミカルなノワール小説で好き。演出がユーモア感覚を欠いているのが敗因だろうか。ショーン・ペンは良い。 | [投票] | |
8 1/2(1963/伊) | 結局、「離婚の危機」の話のような……。 | [投票] | |
エスター・カーン めざめの時(2000/英=仏) | 結局、痴話喧嘩の力で女優は本物になる、というだけの話だったような。演劇少女の物語なのに「演劇」そのものの描写をを徹底して回避する、という妙な態度が貫かれた映画だった。 | [投票] | |
Dr.Tと女たち(2000/独=米) | 人物群像が「迷惑な女たち/情けない男たち」的な図式に終始して、伝わるのは厭世感ばかり。『ショート・カッツ』がきわどいバランスで成り立っていたことを再認識した。 | [投票] | |
ベレジーナ(1999/スイス=独=オーストリア) | ヒロインのわざとらしい天然ぶりが素敵。冗談としか思えない落とし方も悪くないのだけど、群像コメディならもうちょっと緻密に伏線を張っても良いのではと思った。 | [投票] | |
渦(2000/カナダ) | 冒頭、ヒロインの青い瞳に引き込まれる。筋のひねりかたは『パルプ・フィクション』以降のありがちな傾向で新味は感じなかった。 | [投票] | |
青い夢の女(2000/独=仏) | フィルム・ノワール的な「蒼い」映像のもとでどたばた喜劇を展開する佳作。確信犯的に肩の力を抜いた雰囲気が愉しい。 | [投票] | |
エル・スール −南−(1983/スペイン=仏) | 美しい映像とは思うものの、さすがにモノローグが多すぎて興醒め。ほんとに「未完」の作品という印象だった。 | [投票] | |
ロスト・ハイウェイ(1997/米) | 「悪夢」をそのまま映像化したような不条理さはこの監督らしい。ただ『ブルーベルベット』と人物配置がかぶりすぎなのはどうなのかなと。 | [投票] | |
ミリィ 少年は空を飛んだ(1986/米) | 思春期ホームドラマの枠組みで語られる『ピーター・パン』。おとぎ話と日常生活が溶け合う瞬間。隣の家の少女ルーシー・ディーキンズがとても可愛い。 | [投票] | |
ゴーストワールド(2000/米) | 主人公の人物像が最後まで変わらないので単調。自分を投影できればはまれるんでしょうね、という以上の感想は持てなかった。随所の小ネタは良かったけど。 | [投票] | |
惑星ソラリス(1972/露) | SF映画の名作というより、静謐で美しいゴースト・ストーリーのように思えた。 | [投票] | |
千と千尋の神隠し(2001/日) | 決して大事なものを見失わない主人公と、自分を見失う周りの人物たち。佳作だが序盤と終盤の説得力が弱めなのは異世界訪問ものとして望ましくないような。 | [投票] | |
アリゾナ・ドリーム(1992/仏) | 話の運びは唐突だけど、個々の場面がファンタジックで心地良い。飛翔する夢想。ジョニー・デップがまるきりクストリッツァ的な「純真な青年」になっているので驚く。 | [投票] | |
12人の優しい日本人(1991/日) | 舞台劇の感覚をそのまま映画に持ち込んでいるのに辟易。戯画化された人物描写とくどすぎる演出は、笑うどころでなくほとんど悪意しか感じられない。 | [投票] | |
パルプ・フィクション(1994/米) | 『レザボア・ドッグス』の絶妙のひねりはどこへやら、パルプ的な断片にだらだらと淫するだけの冗漫な映画。 | [投票] | |
A.I.(2001/米) | 破綻していない部分を探すのが難しい底抜け映画。この設定なら本来「人間になりたい」のと「母親に愛されたい」のとが対立してしまうのでは。 | [投票] |