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[コメント] アイガー北壁(2008/独=オーストリア=スイス)
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★41936年7月18日。アイガー北壁の登攀史を知っている者が見たらこの映画の結末はその日付だけでわかってしまう。パーティが初完登に成功したのは1938年7月24日だからだ。つまりはそういう映画。ネタバレしていようと実話の重みはやはり違う。雪崩・落石・凍傷・そして。力尽きる男たちの一部始終。 (IN4MATION)[投票]
★3的確なショットを重ねることで、登攀という行為に於ける、またその行為を取り巻く状況との間にある、距離感を演出する構築性。登山道具「ハーケン」の名が出るたびにハーケンクロイツを連想させる時代背景も効いている。だがヒロインの人物造形は痛恨のミス。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
★4夏のアイガーですら、この過酷さ。冬期はどんな事になるのだろうか?装備の進化した現在では、違った展開なんだろう。 (RED DANCER)[投票]
★3山岳シーンの過酷さと非情さ。国威発揚に加担する新聞社の能天気。複雑な心境を秘め微妙にふるまうオーストリアの登山家や金持ち観光客。その間を右往左往する意味不明な女の唐突な言動が、いつしか止まらぬ勢いとなって、何がなんでも「愛」でまとめる強引ぶり。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3脚色もあるのかもしれないけど、実話という足枷があるせいか(どっかで聞いた話だし)、決定的に盛り上がりに欠ける。無茶な活劇「クリフハンガー」が大好きな身としては、物足りなさがあります。 (takamari)[投票]
★4「登頂」をテーマにした“英雄譚”ではなく、「下山」をスリリングに描いた“人間ドラマ”。安易なヒロイズムに陥る(登場人物がやたらと英雄的行動にでてしまう)ことなく、ただただ生きて帰ろうとした男たちの戦いを丹念に描いた山岳映画の佳作。 [review] (田邉 晴彦)[投票(2)]
★4文字通り本物の崖っぷち映画。「スリル」と「恐怖」の境界線を跨いでみたい方は必見。恐怖の先に待っている絶望まで擬似体験させてくれます。 (パグのしっぽ)[投票]
★4極寒の映画。「寒さ」の描写が迫真の出来で、観てるこっちまで凍えそうになった。ヒロインの扱いが雑なのが玉に瑕。 (赤い戦車)[投票]
★4これを見るにつけても改めて『アイガー・サンクション』とは無茶な映画であったのだなあ、というイーストウッディストとしての感想はともかく、絶壁登攀という題材が保証する以上の多大な緊張感。でも緊張状態が続きすぎるあまり作中人物の生き死にも段々どうでもよくなってくる、という思いもなきにしもあらず。 [review] (3819695)[投票(1)]
★4全編に静かな緊張感が漂うが、登攀が始まってからのそれは只事ではない。しかもその緊張感は終劇まで絶えることなく持続する。だからエンドロールの間、やっとそこから解放されたかのような心地よさがある。 [review] (シーチキン)[投票]
★4ルイーゼ(ヨハンナ・ヴォカレク)に関する設定がぞんざいであるという一点を除けば、良く練られたドラマである。少なくとも「現場」にこだわらなくても強烈な臨場感が演出できる事をこの作品は証明した。アイデアと工夫は重要である。 [review] (Master)[投票(2)]
★3山岳シーンのスペクタクルはAクラスだし、役者もいい。だが時代背景とメロドラマ要素の出来が悪いから、人間ドラマとしては凡庸だ。もっとうまくやれたはずなのにもったいない。 [review] (shiono)[投票(5)]
★5山岳映画には秀作が多い。それは生死を賭けた一瞬が我々に強く人生の意味を教えてくれるからだ。 [review] (セント)[投票(2)]