[コメント] トカレフ(1994/日)
「ご都合主義こそ映画」という極めて当たり前のことを実践しているだけ。映画は力強い画があれば成立する、という確信。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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実にあっさりと身代金強奪が成立する。実に何気なく運動会のビデオに独身の隣人が映っている姿を発見する。主人公二人とも簡単に拳銃を入手する。交通量調査中に誘拐犯をみとめる唐突さはどうしたことか。そう、これらの展開はもう確信犯的な唐突さなのだ。ラスト、大捜査が行われている中、強奪したバイクとパトカーが出会う場面でその確信犯的ご都合主義が頂点に達する。
映画は力強い画があれば成立するという確信。さらに云えば、映画のストーリは映画の画を成立させることに寄与するだけで良い、という確信。
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