[コメント] リトル・ダンサー(2000/英)
ビリーにとって、踊りは何かの手段でも何かの捌け口でもない。ただ自分の鼓動に耳を傾ける。その「生きている!」という強烈な感覚。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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踊りに携っていると、いつの間にやら技術重視になってしまって、「上手」「下手」をステップやポーズの正確さ・美しさで判断してしまうようになるのだなあと、自分を振り返って反省。何というか、「踊る」ということには、技術だけではどうにもならない身体の内側から溢れ出してくるもの、点数をつけたり評価したり出来ないパワーがあるんだよなあと改めて教えてもらった。
昔、インストラクターの先生に「○○チャンは上手じゃないけど、ほんっと楽しそうに踊るよね〜」といわれたことがあるが、それって未だに私にとって最高の誉め言葉だもんね。
確かに、主人公はかなりやりたい放題だし、ああ易々と踊られては苦労しているダンサー達の立つ瀬がないが、ビリー、君が踊っているときは、誰かに認めてもらうためでも将来何かになるためでもなく、ただ君の心と身体に耳をすませているのだということは直球で伝わってきたよ。OK、ワタシは受け止めた!
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