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sawa:38さんのコメント: 点数順

★4緋牡丹博徒 一宿一飯(1968/日)川縁のお竜襲撃シーン。セットもさることながら任侠映画ならではの様式美が見事花開く。あくまでも華を撮るにはこの美しさが不可欠なのだ。それにしても鶴田浩二が顔を出すとすべてが彼のモノになってしまう。凄い存在感である。[投票]
★4天使のはらわた 赤い教室(1979/日)どのような姿態で交わるか、どのような声で喘ぐのか?コレを描けばポルノになる。だがソレを描かなければ「おんな」は描けない。この名美を観て「おんな」を知った気にはならない。だが、これを知らずに過ごす人生は虚無だ。[投票]
★4攻撃(1956/米)ジャック・パランスのアノ形相を脳裏から消し去る事は難しい。本作が名作の地位にいるのもアノ形相を忘れられないからだ。ただし単純に記号化された主要キャラには安易さを感じてしまう。[投票]
★4東京物語(1953/日)観る度に涙腺の緩む箇所が増えてくる気がする。笠智衆の視線の先にあるものは私の親不孝の数々か。失敗だらけの私の人生、歳を経る毎に笠智衆の視線が親爺の視線になり、涙腺を責められるのです。[投票]
★4緋牡丹博徒 お竜参上(1970/日)乱発されるシリーズに脚本も演出も枯渇する。ただただ女豹のような緋牡丹お竜の美しさだけが健在。クールビューティーとはまさしく彼女をいう。白いうなじに刃が光る。彼女にならば殺されてみたい、そう思う私は「うなじフェチ」か?[投票]
★4ジャスティス(2002/米)散りばめられた伏線たるエピソード群が、ラストへ向け結実していく様は見事である。各キャラの設定の妙とエピソード群がラストに重厚さを肉付けしていく。宣伝に騙されてはいけない、これはかなりの拾い物であった。[投票]
★4ボーン・アイデンティティ(2002/米)隙の無い脚本に支えられた秀作。記録に残る作品とまではいかないだろうが、上映時間分はきっちりと楽しめる。娯楽作品に徹し、アイデンティティがどうのこうのという事を上っ面だけで済ませたのが勝因か。[投票]
★4日本一の若大将(1962/日)この3作目は観客の期待通りのストーリーと演出で貫かれた。安心感が満足感に変わる。この3作目があったからこそ、後の偉大なるシリーズ化に発展したのではなかろうか。PS,ブルジョワの石山から黒岩五郎まで世に言う「邦衛文明」を語る上では必見である。[投票]
★4オーシャンズ11(2001/米)A・ガルシアが日本語を喋るシーンに4へぇ。[投票]
★4仁義(1970/仏)パリ郊外の冬の冷たさと男達の冷たさが、サイレントかと見まごうばかりの無口な男達を際立たせる。リアルな緊張感は演出・撮影・照明そして枯れた冬の木立ちによるところの総合力だ。 [review][投票]
★4殺しのドレス(1980/米)殺されかけた事はないけれど、ナンパの経験ぐらいならある。だからアノ美術館での緊張感と不安感が身近なものとして伝わってくる。殺人よりもナンパの方がドキドキするなんて、つくづく自分は平凡な人生なんだと思う。[投票]
★4スリー・キングス(1999/米)面白い作品です。だが中東の地に白人兵士が銃を持って立っている画に単純に違和感を覚える。お願いだから茶化さないでほしいんだ、今は。[投票]
★4緋牡丹博徒 花札勝負(1969/日)「粋」とは何か?こいつ等の一言々々が「にっぽん」を体現している。僕らのDNAにすり込まれた未だ見ぬ「にっぽん」。 [review][投票]
★4プリティ・ウーマン(1990/米)彼は幸せになったのか?一週間毎に違うコールガールを雇い続けるという選択肢もあったはずだ。なぁんて事を思いながら妻と再見、感動する彼女を横目にまさに同床異夢。[投票]
★4ホワイトアウト(2000/日)この意欲作を否定する事は、将来の邦画の存続すら否定する事に繋がる。B級大作の屍骸の山の上にこそ、『隠し砦の・・』のような宝物が出てきた事を忘れちゃいけない。なんてちょっと過大に擁護してみたりする・・・[投票]
★4クリムゾン・タイド(1995/米)大胆な状況設定も歴史を振り返ると茶番にしか過ぎなくなる。アノ頃のロシアのは錆付いてたんだよな、と思うと「安心感」に満ちて緊張出来ず、それよりもロシア人の反応を想像する方がドキドキする。[投票]
★4スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002/米)いやぁ、どーでもいいんだけどね、トイレ行って帰ってきてもエンドロールが続いてるのよ。7分近いのよ。7分。ウ○コしても有り余るのよ。これって、どーなのよ? [review][投票]
★4雨月物語(1953/日)「幽玄」という言葉をフランス語に訳し、かつ具体的に海外向けに商品化するとこうなるといったお手本。フジヤマ・ゲイシャ・シンカンセンが登場しないのが唯一の弱点か。 [review][投票]
★4マレーナ(2000/米=伊)少年から見た「女」:庇護すべき対象。体制も世間もそして女も知らなかった童貞少年の過ち。自分が優位に立ってこそ、相手に優しく同情出来るという事をおばちゃん達が教えてくれた。大人の世界へ対する少年時代最後の抵抗か。[投票]
★4上意討ち 拝領妻始末(1967/日)藩に対して全てを懸けて抵抗する三船。その気概のほんの一部でも妻に対して向けられたのなら、悲劇は起こらなかったかも知れない・・・などと素知らぬ顔でコメントする私も、家では何の気概もない(らしい)・・・[投票]