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グラント・リー・バッファローさんのコメント: 更新順

★4紙の月(2014/日)与えること [review][投票(4)]
★3ペルシャ猫を誰も知らない(2009/イラン)それでもなお、不得手としか思えないPVチックな映像を見せるぐらいなら、彼ら数々のバンドがちゃんと演奏しているライブシーンを見せてほしかった。全体的に漂う彼らに備わる陽気な雰囲気に救いを感じる。[投票]
★3グラン・トリノ(2008/米)死にぞこないの道行き(レビューはラストに言及) [review][投票]
★3パリのランデブー(1994/仏)ロメール一人で『パリ、ジュテーム』 [review][投票]
★4スラムドッグ$ミリオネア(2008/英)いくつもの時制を行き来するフラッシュバックの連続、兄弟を軸としたラブストーリー、「クイズ・ミリオネア」という番組のフォーマット、インド映画(風)としての意匠、いくつもの形式が提示されていくなかで、それらを繋ぎとめ様式美を凌駕するアクションに満ち溢れた快作 [review][投票]
★3ぐるりのこと。(2008/日)だんだんジョン・カサヴェテスの域に達してきた。不安定さを描いているのに確かで手堅い演出。時代を織り込むところよりも、季節が織り込んであったことが印象に残った。(★3.5) [投票]
★3アフタースクール(2008/日)ある意味タランティーノを感じさせる脚本 [review][投票(3)]
★3ブレス(2007/韓国)人間性と動物性の交錯をモニターから操り、見守る看守(キム・ギドク)の視線。この刑務所の面会室は『ドッグヴィル』のあの箱庭にも似ている。[投票]
★32001年宇宙の旅(1968/米=英)清潔で下品なスタンリー・キューブリックの集大成的作品。猿人とHAL9000を等しく野卑に描くキューブリックの底意地の悪さ。キューブリック作品を観て以来、「清潔」なものに対して人間の業を感じるようになった。[投票(3)]
★3ライフ・イズ・ビューティフル(1997/伊)その世界的評価の高さゆえ見えにくくなるが、案外比較すべきなのは他の戦争映画やホームドラマではなく、ヴィンセント・ギャロ作品のような一人称映画なのかもしれない(その後の「ヒットしなかった」ロベルト・ベニーニ作品を考えると余計そう思う)。なら、舞台の小さい『バッファロー'66』のような作品のほうが好きだ。[投票]
★3実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(2007/日)飢えた若者たちが発する大仰で空疎な言葉が空回りし、言葉に引き摺られるように破滅に向かって突き進んでいく。あさま山荘は流浪し疲弊しきった彼ら、死んでいった仲間たちを含んだ彼らの終着点だった。当事者からすれば不謹慎な言い方かもしれないが、確かにそこにノスタルジーが存在した。[投票(1)]
★3コントロール(2007/英=米=豪=日)このひたひたと押し寄せる憂鬱と絶望こそがジョイ・ディヴィジョンの音だし、イアン・カーティスという男の持つ存在感なのだろう。カート・コバーンが自殺する14年前にイアン・カーティスは憂鬱と絶望を歌っていた。[投票]
★3ブルース・ブラザース(1980/米)音楽一本で押していく作品だと思ってたのだが、存外にハリウッドアクション映画だったのが、意外でもあり残念でもあった。確かに80年代アメリカ映画の潮流を作った作品なのだろう。[投票(1)]
★3マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007/仏=中国=香港)最近は艶っぽい耽美的な作品に移行していたウォン・カーウァイが、舞台をアメリカに移したせいか、かつての『恋する惑星』や『天使の涙』のような甘酸っぱさとほろ苦さを取り戻していた。これはこれで愛おしくて、ニューヨークの街並みが香港の佇まいに映った。(★3.5)[投票(1)]
★3ノーカントリー(2007/米)閉鎖的空間の美を描かせたらコーエン兄弟の右に出るものはない。ヒッチコックばりに無味乾燥なモーテルに潜む恐怖と美を映し出すことに成功している。[投票(1)]
★2バンディッツ(1997/独=仏)求めているロックはここにはないし、求めているアメリカンニューシネマのような野放図なようで実は繊細な刹那さもないし、映画に求めているエモーショナルもない。形だけで魂が吹き込まれていない、なんちゃってロック女囚風ミュージカル。[投票]
★5ダージリン急行(2007/米)発車してしまった電車に飛び乗ろうと走るビル・マーレイ、しかし走れどもなかなか電車に追いつけず、 [review][投票(3)]
★3ホテル・シュヴァリエ(2007/米=仏)ダージリン急行』からの派生的プロローグとして位置づけられる作品だが、この作品だけでも十分成立していると思う。一見ウェス・アンダーソンっぽくない設定のラブストーリーかと思わされるが、独特のカメラワークを見ているううちにやっぱりアンダーソン作品だなと納得してしまう。[投票]
★3市民ケーン(1941/米)映画史上の最高作といった趣きよりも、後の時代のマーティン・スコセッシ作品との類似性を感じた。栄華を極めやがて彼は寂しくなったのではなく、もとから彼は寂しかったのだという冷徹な視線と、過剰ともいえる役者の躍動感。[投票(1)]
★34ヶ月、3週と2日(2007/ルーマニア)居心地の悪さに満ち溢れている。[投票(1)]