★3 | 新網走番外地 流人岬の血斗(1969/日) | 檻ないム所は面白いが、話は定型。大木が真面目役で好演。志村が登場すると独特の雰囲気になる。嫌いではない。編集のマズさか、挿話がブツリブツリ切れる。船体の錆止め塗料作業のスクリューのデカいこと(当たり前だけど凄い)。ところで流人岬って出て来た? | [投票] |
★3 | 月形半平太 花の巻 嵐の巻(1956/日) | もっちゃリ、どったりした男共の中で雷蔵は颯爽としてカッコ良かった。女達は芸妓の故所作がすこぶる優しい。美しさは山本が一等。その梅松の「月さま雨が・・・」「春雨じゃ濡れて行こう」は少し趣向が違っていた。全体に難を言えば、心情描写がもう一つか。 | [投票] |
★4 | 日本侠客伝 白刃の盃(1967/日) | シリーズ4作目‘神田祭’のリメイクともいえる。が堅気になりたいとの物語で話は分かり易い。2人だけの孤独な道行。暗さ、寂しさが付きまとう。特に男は孤高感、悲愴感もある。そんな侠客を高倉は見事に演じた。どの役柄よりも必死さが有って、私は好きだ。 | [投票] |
★3 | 昭和残侠伝(1965/日) | やはり、このシリーズは主題歌で持っている。浅草の露店が興味深いが、辛抱して々最後に・・という常套ストーリーは目新しくない。細部だが池部の切る仁義の清々しさ、神をもじった粋な屋号、「あんたも苦労が多いなぁ」という笑えるセリフが、ちょっといい。 | [投票] |
★4 | 市川馬五郎一座顛末記 浮草日記(1955/日) | 東野主役の映画は初めて観たー黄門は別。いい役者だ。それと本作は津島恵子の魅力が一杯。演出もさることながら、津島の実力を見せた。しあわせの歌♪幸せはおいらの願い♪は、昔労働歌と知らなくてよく歌った。しあわせのうた♪東に住む人は♪ではないよ。 | [投票(1)] |
★3 | 昭和残侠伝 唐獅子牡丹(1966/日) | 石で宇都宮と言えば、有名な大谷石か。その石切り場が見れる。遠くに小屋掛け等もあり、現実味のあるセットだ。池部の登場は突然で、無理っぽい。お約束があるので、仕方ないが。高倉と三田の迫真のシーンはちょっと暗い照明が、良い。3.5点。 | [投票] |
★4 | 日本侠客伝 絶縁状(1968/日) | 舞台は現在で、やくざの諸問題を取り上げた意欲作。‘侠客伝’だから、必要な1作だ。やくざと暴力団は違うのだが、・・・どうしてもね。侠という字は、一(はじめ)からすべてひとのこと、から成っている。人じゃない人が多くなっていく世の中は、寂しい限りだ。 | [投票] |
★3 | 大菩薩峠(1960/日) | 原作読破。片岡より雷蔵の方がいい(私好み)。今更だが‘狂四郎’はこれを真似たのだろう。浜役 玉緒が力演。寅之助役の島田が貫録―「静の島田」を見せつけた。山本はいつ見てもきれいだ。本郷は見劣りする。笠はいつも老け役です(当年54才見えない)。 | [投票(1)] |