木島一郎の映画ファンのコメント
赤い戦車のコメント |
野獣の青春(1963/日) | 「観る」面白さを最大限にまで追求した和製ハードボイルドの傑作。意外と伏線の張り方も上手いんです。 | [投票] | |
春婦伝(1965/日) | ほとんどの画面において2種類以上の運動が見られる。主人公が会話する部分とは別に、奥や扉の裏側で全く関係の無い人物の動きが描かれており、それは要するに構図の非中心化を促し、ひいては画面内だけに留まらぬオフスクリーンの「世界」をそこに立ち現させ、映画を豊かにする。 [review] | [投票(1)] | |
関東無宿(1963/日) | 松原智恵子をはじめとして各エピソードの掘り下げが浅く、散漫な印象が残る。端正な画面を次々と繰り出す地力は認めるが、いわゆる清順演出も任侠映画の様式に寄り添い気味でちょっと窮屈。唯一あのラストにはびっくり。 | [投票] |