小杉義男の映画ファンのコメント
彦六大いに笑ふ(1936/日) |
世代を超えて共感する三多摩壮士とコミュニスト。いい処さらっていく丸山定夫の代表作だろう。地上げされる老朽ビルをキャメラは軽やかに動き回り、同じアングルは殆どなく、加藤泰のようなローアングルがキメに使われて格好いい。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
殆ど一つのビル内部−2階のビリヤード場(というかダンスの練習場というか主人公・彦六−徳川夢声の家族の居所というか)と1階のカフェだけでプロットが進行する展開だが、この映画、下のフロア、上のフロアを随所で意識させる演出がいい。 [review] (ゑぎ) | [投票] |