★5 | こんな格調のある、無駄のない、日本人のその時代の痛みをこれほど描き切った映画が今までどれほどあったか。まさしく渾身の1作。見終わった後こんなにじわじわ流れる涙も珍しい。黒木映画の到達点。 (セント) | [投票(4)] |
★4 | 燦爛とここかしこ、陽の光漏れ落ちたれど、わが青春は押しなべて、晦闇の嵐なりけり −ボードレール [review] (町田) | [投票(3)] |
★4 | 僕は正直言って、こういう映画にどのように感動すべきか迷っていた。しかし、あの山、川そして夏の空を見ているうち、遠い昔の記憶が蘇ってきた。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★5 | 悲劇的要素を殊更抽出することもなく、この淡々とした日常は現在の夏の日々と大差はない。違うのは目に見えぬ不安という「空気・匂い」だ。これまでの邦画でここまで「空気・匂い」を描けた作品があるだろうか。私には★がいくつあっても足りない作品になった。 (sawa:38) | [投票(3)] |
★5 | 戦時下という名の日常。誰にとってもそれが日常である限り、その歪みは決して歪みではなく当然の日々であるという今の我々には想像しがたい過去の現実を黒木和雄監督は実に静かに見せてくれた。受け継ぎ、受け継がれてゆくべき体験的教訓映画。 (ぽんしゅう) | [投票(7)] |
★3 | 現在17歳の俺。シュワちゃんとスタ公とジャッキーで育ち、そして「はだしのゲン」で学んだ世代です。多分。 2004年3月29日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票(1)] |
★4 | 地方のコミューンのエロスとタナトスの混在を描いて『祭りの準備』姉妹篇の趣があるが、男が不足する世界で枯れた原田が色気を抑え基軸となり世界をこちら側に繋ぎとめている。総じて女優陣も素晴らしいが、それ以上に特筆は田村演出の室内の夢幻光。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 香川照之の最後の表情がいいですね。 (ぱちーの) | [投票] |
★3 | 銃後の世界の『エヴァンゲリオン』 (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★3 | 題材を突っ込みすぎて、一人一人が十分描ききれなかった恨みが残る。この映画の最も優れた特徴は、家屋。あの日高家の家屋を始め、どの家屋も実に存在感がある。家屋撮影の最高到達点をマークした映画として私の記憶には残るだろう。 (ジェリー) | [投票(2)] |