★5 | 子供のような大人が少なからず存在するという事実には、昨今の事件を見ていればもう驚かないが、その子供達がいくら健気に、あるいは逞しく、あたかも大人のようにふるまったとしても、彼らは「愛情の奴隷」でしかないという点において非力なのである。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(24)] |
★5 | 1作毎に進化(大衆に迎合?)する是枝監督を確認する。だが、そのカメラとマイクは相変わらず冷静で冷酷だ。 [review] (sawa:38) | [投票(8)] |
★4 | 夢が、希望が、あるというわけでも、ないというわけでもない、完成された一つの世界。普通じゃないルールの中に生きている普通の人間の姿に、喜怒哀楽のどれにも当てはまらないただそのままの感動を覚える。 (SUM) | [投票] |
★5 | 映像、特に言葉を極端に省略もしくはなくし、表情、体の演技で今の飽食日本の東京の一現実をえぐり取ったこの映画に、魅入られたように見入ってしまった。何も言うまい。何も言えない。みんなあの大人たちのように傍観者なのだから。 [review] (セント) | [投票(5)] |
★4 | 淡々としているが、面白い。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | 失われた物を求めて [review] (Linus) | [投票(3)] |
★3 | 作品世界は見事に完成されている。ただこの作品がなぜ創られ、何処に位置すべきなのかが、俺にはよく解らない。 (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★4 | 全面的自己犠牲を自らに課さぬからと言って、この母親も父親達も全否定は出来ない。かと言って子供達を救済出来ぬシステムにも所詮限界があるのだ。是枝の事実認識は正しいし題材選択の意義も認める。しかし、歪みを是正する糸口をこそ提示すべきだろう。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 希望がないようでいて、心のどこかで「この子たちは大丈夫」と確信している自分がいた。彼らの逞しさを、私は信じることができたのかもしれない。それは、人を支える大きな力だから。 (Heavenly Treasure) | [投票] |
★4 | 本当の悲惨なシーンは出てこない誰でも安心して観られる映画だと思った。フィクションを通り越してちょっとファンタジーになっていたかも。こう書くと皮肉っぽいけど正直私は助かった。本当に悲惨なシーンを観る気力はもう無いから。。。 [review] (レディ・スターダスト) | [投票(1)] |
★4 | 思いやりとは他者に対する想像力。 [review] (緑雨) | [投票(14)] |
★3 | 子供達4人が皆すこぶる映画的な面構えの持ち主で、冒頭の時点で私はこの映画に「現実らしさ」を感じなくなってしまった。映画には所謂リアリティなんて全く不要なわけだが、この映画は見事に狡猾に「現実らしさ」を装ったファンタジー映画だと思う。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] |
★3 | ドラマの要素を徹底して廃した、静かで残酷な2時間20分。時間の経過が、ただ痛々しい。 (茅ヶ崎まゆ子) | [投票(1)] |
★4 | 映し出された顔と闇に葬られた顔。 [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票(4)] |