★4 | やたら雨が降る東京。確かに竹中直人と佐藤寛子の関係性を焦点として見れば物足りない。佐藤を「天使」とまで呼ぶには、むしろ竹中側にもうひと押しの演出が必要ではないか(本当の天使は東風万智子。リアクション芝居の軽さがいい)。しかしこれは傑作。巻頭からトップギアだが後半部こそが凄まじい。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★3 | 大島渚監督が元気だったら喜ばれることでしょう。(2011/02/22) [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | 強烈な逆光によって黒い影と化した女優陣の佇まいが素晴らしい。事務所、バー、石切場、いずれもその「広さ」が登場人物の寂しさを際立たせる。ネオンなど照明も全編素晴らしい。ただしカメラアングルはちと凝り過ぎか。ラスト前の長いモノローグも佐藤寛子には荷が重い。あれでは東風万智子の方が「天使」に見えてしまう。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | 相も変らぬ情緒過多のグダグダ劇なのだが、少なくとも以前の石井映画では強烈な男達の乾いた個性が情緒の何割かを相殺していた。受身な竹中のみでは煉獄に取り込まれるだけでしんどい。デジカメの即物感は終盤で良い味を出すが全般にはやはり安い。 (けにろん) | [投票] |