★5 | 打ち寄せる白波、馬車や自動車、ガス灯やろうそく、マンキーウィッツの一癖ある見事な手腕。ジーン・ティアニーの芯ある美しさ、レックス・ハリソンのもったいぶった笑顔、ジョージ・サンダースのいかがわしさ、若きナタリー・ウッド。傑作ですね。 (動物園のクマ) | [投票(2)] |
★5 | 「現実」にズカズカと土足で介入する類のモノではなく、あくまで「現実」の傍らにありそっと寄り添うモノ。いつまでも忘れられないファンタジーというのは、きっとそのような優しい姿をしているモノだと思う。 [review] (くたー) | [投票(7)] |
★4 | 室内照明の典雅さと、ロケ撮影の彫りの深さと、俳優達の演技の繊細さ全てが賞賛に値する。ファンタジーという形式の活用の仕方が実に程よく、女の人生が簡潔ながらリアルなものになった。数十年の時の経過を鮮やかに示して見せた海辺の木の標識は、映画小道具の傑作だろう。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | 古きよき時代のウェル・メイドなハリウッド映画といった感じですがすがしい。舞台はイギリスだが。 (Cuppy) | [投票] |
★5 | 「自立する女性」の気丈さを見事に体現するジーン・ティアニーが素晴らしい。紆余曲折を経て孤独へと至る終盤にマンキーウィッツの達観ぶりを感じつつ、それでもファンタジックな描写で締め括ったラストの優しさと崇高さには涙が止まらない。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |