★4 | ロバが愚かで悪しきしかし、しかし哀れで悲しい人間世界を神が俯瞰しているように見つめるまなざし、、。まさにブレッソンの「バルタザールどこへゆく」と全く同じです。でもやはりどこか違うなあ、、。 [review] (セント) | [投票] |
★5 | 擬人化や愚かな人間の営為との対置といった常套ではなく、おとなしい生物としての無為なる存在EO。その徹底した物語の即物性の一方での暴力と叙情を漲らせた描写の連鎖。フーリガン乱入以降の件は佳境をアニメに託す安易へのスコリモフスキーの返歌だ。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 傑作。齢80にしてなんという荒々しさか。端正なフィクスと縦横無尽なドローン空撮、魚眼レンズ、逆再生、スローモーション等の組み合わせで生み出されるトリップ感とダイナミズム。頻出する回転運動はやがて円環の煉獄となり閉ざされるだろう。中盤の風力発電機を捉えたドローン映像は、ドローン空撮史に残るのではないか。 [review] (赤い戦車) | [投票(3)] |
★4 | 赤い光が明滅する。全編に亘って赤い光に覆われるシーンが頻出する。冒頭シーンは、ロバの運命の象徴のようでもある。赤い照明は不穏さの予感に思える。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |