★5 | あまりにも孤独で、希望もなく、今見ていたものが映画だとは信じられないほどの衝撃を受けた。主人公の悲しげな眼差しは忘れられない。 (tomcot) | [投票(2)] |
★5 | 信仰とは何なのか、を問い詰めた映画。それはすなわち、生きることとは何か、死とは何かまで行き着く。あまりに淡々と描いているので逆にテーマを見逃しかねない。 (セント) | [投票] |
★4 | 罫線のある帳面へ几帳面に書かれる文字。ペンと指のカット。モノローグがかぶり、プロットが進行するが、終盤で文字が乱れ、帳面を落としてしまい、ペンも落としてしまい、帳面を拾い上げたくても持つことすらできない。この描写の厳しさ。胸に迫る。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★5 | 聖と俗に揺れ動く姿が印象的。考えても解決できない思いを日記に書き綴ったり、決断の行く末の予期せぬ事態にまた苦悩を強い遂げられたり、ぼやきながら足掻きながら、それでも無情に時は過ぎていく。限られた世界観の枠の中で蠢く司祭に感動しました。 (かっきー) | [投票] |
★4 | 出口見えない暗渠のような世界の閉塞は日々の出来事を日記に叙述しフェードアウトで結ぶの反復リズムが緩衝する。無関心と悪意に苛まれた彼の半生は、それでも夫人の手紙が全肯定するだろう。泥濘に鞄を投げる小悪魔少女や帰還兵とのバイク相乗りなどが鮮烈。 (けにろん) | [投票(3)] |