「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
剣鬼(1965/日) |
馬を走って追いかけちゃう荒唐無稽さがまるでキートン。花の色鮮やかさも良い。 (赤い戦車) | [投票] | |
「抜いて、斬って、収めるだけ」の居合抜きを最期まで律儀に貫徹する班平。内実の欠落したキャラクターが、花と韋駄天と居合抜きだけで映画を支えきる。十分人間的なはずなのに、奇妙に動機と過程が抜け落ちたその肖像。 (鷂) | [投票] | |
設定はすこぶる荒唐無稽、演出も奔放かつ大胆だが決めるところは端整に決める三隅研次らしい作品。特に居合いの達人内田朝雄のシーン。前半と後半で雷蔵と2度絡むが、いずれも構図・カッティングとも完璧だ。また雷蔵と佐藤慶との関係性も面白い。花と死体の対比は青臭い気もするがしかしこのラストの演出のテンションは凄い。 (ゑぎ) | [投票(3)] |