★5 | この喜劇の真の痛快さは、山中貞雄が繰り出す巧みな笑いの仕掛けが、やがて「百萬両」から意味と価値を奪い去り絵空事に変えてしまう与奪の妙にある。人は何を信じるべきか。健気にも少年(宗春太郎)は、大切な金魚鉢が最愛の人たちを救うと信じたではないか。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | 大河内の殺陣に潜む狂気な殺気と喜代三の骨身から滲む玄人臭。「日々平安」なプロットは本物イズムに担保され瞬時も緊張は途切れない。パロディに臨んで諧謔の中に鋭利を差し込む山中イズムの後世への波及。マスターピースとはこういうのを言う。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | 最高のタイム・カプセル。これから先何年経ってもあの登場人物たちはスクリーンの中で生き続けているのだと思うと、嫉妬を覚える。 (リーダー) | [投票(3)] |
★5 | 縁側に座りうなだれる少年。逆光。これが出来るのはあとは小津かゴダール。 (ヤマカン) | [投票] |
★5 | 大衆演劇から生まれたようなこの感覚が、後に崇高な『人情紙風船』へと進化することなど想像できない。これが現存するということすら奇跡。 [review] (chokobo) | [投票] |
★5 | 古いことは大きなハンデです。 [review] (フォギー) | [投票(6)] |
★4 | 映画が豊饒であった時代の確かな証拠でありながら、決して色褪せることのない今を生きる映画。 (マッツァ) | [投票] |
★5 | 日本映画で、コメディとしてこの作品を超えるものは出ないのではないかと思わされる圧倒的な面白さ。道場破りのシーンは爆笑必死! [review] (太陽と戦慄) | [投票(8)] |
★5 | こういう映画がもっといっぱいあったらいいのになぁ。ということで、しばらく「あなたにおすすめ」の代わりにこの映画の類似作品から選んで映画を観ることにするよ(実際のところめちゃくちゃ良いラインナップ!)。 (tomcot) | [投票(1)] |
★5 | 万人に愛される親しみやすさと巨視的にも微視的にも緻密な構成美を誇る最幸の親馬鹿映画。一般に「逆手の話術」と呼ばれる技法は台詞設計の妙である以上に、山中が「カッティング」の秘める可能性を知悉していた証左として理解したい。省略的に場面を割るカッティングによって現出する、美しき「溺愛」の情景。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★5 | 文句なしの秀作。左膳と矢場の女主人のツンデレぶりがとても良い。 (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★5 | 時代劇最高傑作のひとつ! [review] (ボイス母) | [投票(1)] |
★5 | 半世紀も経過したモノクロ映画、それに加えて時代劇ということで(僕のように)食わず嫌いをするのはもったいない。これだから映画はやめられない。
[review] (モモ★ラッチ) | [投票(14)] |