★4 | 祖父と子供。血のつながりが本当の暖かさに至るまでをラストお互い見せなかった京劇を通して見せる。あの歌声はこころを欲しがっている声です。 (セント) | [投票(1)] |
★4 | 「別離」をカタチとしてしか理解できなかった少年は、祖父と蓮おばさんの交流から本当の「別れ」の意味を知り、心の「距離」を埋める術を学ぶ。ともすると情緒に流され過剰になりかねないテーマを、さらりとまとめたスン・チョウ監督の手腕はみごとだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | この爺さんにしても少年にしても京劇という依って立つモノがあるから孤独を凌いでいける。その現実認識がスーパークールなリアリズムで地に足をつかせている。しかも隣家の少女がこれ又スーパークールに可愛いのも少年時代の仄かな追憶を刺激してやまない。 (けにろん) | [投票] |
★5 | 人は誰でも孤独である。孤独だからこそ、人は人のぬくもりやあたたかさを求め、生きていることを実感したくなる。少年と祖父の相容れないふたりの突然振って沸いたような共同生活や周囲の人たちとの交流を淡々と綴った秀作。少年と祖父の心を繋げたものは「京劇」。喜びと寂しさは同居するものだと、この映画を見終わって感じた。 [review] (ことは) | [投票(3)] |