★5 | 冷淡を過ぎ冷血とまで見える醒めた体裁を纏い、一方では低次元な熱血スポ根的ドラマトゥルギーを持ち込み、更に竹中の下ネタギャグの破壊力が混在する。観客は下卑た笑いと熱い共闘意識と苦い反発を往還しつつ見入るわけだ。高度に戦略的な傑作と思う。 (けにろん) | [投票] |
★4 | キリスト教系大学の潰れかけの相撲部というだけで笑いを誘うのだが、浮ついた学生に渇を入れるだけでなく、タイトルの由来となる清水美砂や梅本律子の踏ん張りで、形骸化したアナクロニズムを揶揄することを忘れない周防正行らしい意地の悪さが痛快。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 竹中が面白すぎるから持ってはいるものの、周防監督にしては意外とヒネリがない。
女性マネージャーの使い方が引っかかるんだけど、見せ方がうまいからチャラになった印象を受ける。でも本人はそれでいいのだろうか。
(TOMIMORI) | [投票(1)] |
★3 | 太った女の子の作中の扱いは一見ほのぼのだが、差別的な視点が感じられて後味が悪かった。また相撲に対する外国人の姿勢もあまりに定番なカリカチュアでガッカリ。この監督ならもっと違ったやり方ができたろうに。『ファンシイ・ダンス』が優れたコメディだっただけに残念。 (tkcrows) | [投票(2)] |