★4 | 現実に起こった取り違え事件を題材に野々宮良多(福山雅治)に焦点を当てた本作。ドキュメンタリーの方を先に見て思ったのは、一番の被害者は親ではなく子供たちだということ。そこを忘れちゃいけない! 被害者然としている両家族の親たちに同情はするが、何か違和感を感じる。 [review] (IN4MATION) | [投票(1)] |
★4 | オフスクリーンから物音や台詞が聴こえ、そこに視点を移していく。或いは川面や木々の揺れ、ラストショットで翻る洗濯物。もしくは電車に乗る尾野真千子を覆う暗闇の深さ。見事に映画の画面として仕上がっている。が、しかし是枝裕和は今までどおり厭らしい。各エピソードの取捨選択、どこまで見せてどこで次の場面に繋げるか。そこに意図的な手つきが垣間見え、どうにも好みでない。 [review] (赤い戦車) | [投票(2)] |
★3 | 前評判でハードルが上がりすぎたかな?そのうえ『奇跡』がすごくよかったから。。しかし真木よう子は良いなぁ。 (あちこ) | [投票] |
★4 | 相変わらず役者とカメラの間に微妙な距離を置き、冷たい傍観者的撮影が気にはなるのだけど、以前と比べてだいぶ「映画的」になりつつある。冷血な男が少しずつほどけていく、そんな父親を福山が好演しており、その様は見ていてほっとする。二人以上で見にいくと必ず「どっちの家族に生まれたい?」という会話になるんだろうなあ。 (tkcrows) | [投票] |
★5 | まさか福山雅治の映画でじわっと来るとは思わなかったが「産みの親より育ての親」という言葉に尽きると思う。ところで本筋とは関係ないが、真木よう子を奥さんにしているリリー・フランキーの方が、エリート会社員の福山雅治より人生において勝者であろう。 (サイモン64) | [投票] |
★5 | 「なんで?」子供が放つ、この3文字の破壊力は凄まじい。95/100 (たろ) | [投票(1)] |
★5 | 言語、国籍が違おうとも、こういう、親子とは何かという本源的なテーマは映画として持つ力がとても強いと思う。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★5 | 1人の父親の子どもとの或いは社会との親和性の喪失と再構築の物語で、極限化された快楽システムに疑問を呈し、時には自壊する必要性を問うている。それだから終盤の父子の移動シーンは複層的に涙なしには見れない。ショットはアルメンドロス的に怜悧。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 車中での暗転する母子像が印象的。尾野真千子は相変わらず巧い。 [review] (寒山拾得) | [投票(5)] |