レナート・ベルタの映画ファンのコメント
ガートルード(1964/デンマーク) |
視線、人物の出入り、照明、立つ/座ることへの演出。お手本のようなカッティング、切り返し。煙草の煙、炎、水面の揺らめき。演出によって画面に漂う物凄い緊張感。演劇を装いつつ、演劇とは全く違う「映画」としか言いようのない感覚が全編に充満する。何度観ても驚く。 (赤い戦車) | [投票(2)] | |
読みとるべき文脈というのがあるのかも知れないとは思うが、愛に生きる女の矜持に全く興味を覚えられなかった。ドライヤー75歳、彼の峻厳な方法論は舞台美術音響に踵を接するに至っている。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
ドライヤーの遺作に相応しい傑作。殆ど登場人物が視線を交錯させないことで有名な映画なのだが、実は視線を交わさないエキセントリックさ以上に、二人の人物が向き合うショット、リバースショット(切り返し)が素晴らしい。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |