★4 | どうしても映画として観てしまう。彼は確かに野蛮だ。だが少なくとも正直に、そして恐らくは勇敢に、過去の自分の行為に向き合った。だから映画が成立したと。 [review] (G31) | [投票] |
★3 | 主たるストーリ・ラインの編集と演出がどこぞで聞き齧った風の精神分析(表現療法)に寄り/拠りすぎている。監督は撮影か、遅くとも編集中に「してやったり」とほくそ笑みまくったことだろうが、混沌の整理がもたらしたのは映画の貧しさだ。整理しきれなかった不気味な細部が棘のように残ってもいるが。 (3819695) | [投票(2)] |
★3 | 凄まじいドキュメンタリーではあるものの、重要な人物がカメラの前に姿を晒していない。何度も名前を呼ばれる監督その人だ。虐殺者たちの言動に対する監督のリアクションを(淡々とノーリアクションを装っていたとしても)いちいち見せるべきだ。 (ペンクロフ) | [投票] |
★4 | 優れたドキュメンタリーはいつも残酷だ。執拗なカメラ(作者)の意志は偶然にも被写体の「必然」を引き出してしまった。確かに千人に及ぶ殺人は凄まじく、その悪意のなさはおぞましいが、人を殺して英雄になったのはこの男だけではなく世界中にいるはずなのに。 (ぽんしゅう) | [投票] |