「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
日本侠客伝 絶縁状(1968/日) |
舞台設定を同時代にしても、ほぼ違和感なく任侠モノのリアリティを再現してしまうマキノの職人芸。後の(東映)実録路線の方向性をも示唆していて興味深い。80/100 (G31) | [投票(1)] | |
端境期に設定された風俗のアンビバレンツに興趣を覚えはするが、所詮はシリーズ常道の縮小再生バージョンに過ぎない。見所もないマキノ演出でエッジの効かない渡辺や寛美が醸す敵味方総小物感の中、黒眼鏡の菅原謙二が渋く締める存在感。 (けにろん) | [投票] | |
この戦後の経済成長後の社会に「任侠」やら「狭義」を持ち込んだ『博奕打ち 総長賭博』を彷彿とさせる葛藤劇は最早ファンタジーである。物欲にまみれ俗世に浸った我々には、最後の侠客伊井友三郎から浜田(高倉健)へと受継がれる魂が気恥ずかしくもまぶしい。 (ぽんしゅう) | [投票] |