「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
上海から来た女(1947/米) |
見る側の気構えも大変だ。一筋縄ではまるでいかないこの映画には、いやもうまったくオーソン・ウェルズには天才を感じずにはいられないが、リタ・ヘイワースには見事に、 [review] (tomcot) | [投票(1)] | |
私も汗っかきだから映画で汗が演出されると鬱陶しいと思いつつも、つい見入ってしまう。その汗の演出が見事だった。 [review] (甘崎庵) | [投票(3)] | |
同時代にしては非常にショット数の多い部類だろう。異様な迫力をたたえたアップ群。生々しい中華街ロケはヌーヴェルヴァーグの先駆でもある。アンドレ・バザンのいう画面の「空間的深さ」は他のウェルズ作に比べるとあまり見られないが、裁判所シーンからラストの鏡の間での銃撃戦にかけては、現実の曖昧さを提示した映画的リアリズムとして実に見事。 (赤い戦車) | [投票] | |
見えているものが何かではなく、どう見えているかに気をとられたとき人は真実を見失う。むさ苦しい男達の中で輝くリタ・ヘイワースに目を奪われ、次々に繰り出されるバランスを欠いたショット群に幻惑され、いつしか心地良い虚構の中にいる自分に気付く。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |