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傷だらけの挽歌 (1971/米)
The Grissom Gang
[Crime]
製作 | ロバート・アルドリッチ |
監督 | ロバート・アルドリッチ |
脚本 | レオン・グリフィス |
原作 | ジェームズ・ハドリー・チェイス |
撮影 | ジョゼフ・バイロック |
音楽 | ジェラルド・フリード |
衣装 | ノーマ・コック |
出演 | スコット・ウィルソン / キム・ダービー / トニー・ムサンテ / ロバート・ランシング / コニー・スティーブンス / ウェズリー・アディ / マット・クラーク / ラルフ・ウェイト |
あらすじ | 舞台は1930年代。大富豪の令嬢バーバラキム・ダービーはネックレス目当ての3人組の男たちに誘拐されるが、紆余曲折を経て彼女の身柄はグリソム一家のものとなる。その一家は冷酷無比な母親がリーダーを務め、それぞれ一癖も二癖もある家族連中が集っていた。バーバラは風前の灯となった命を守るため、マザコン息子で自分に気のあるスリムスコット・ウィルソンに目を付ける。ロバート・アルドリッチによるニューシネマ風犯罪ドラマ。 (赤い戦車) | [投票] |
大俯瞰の冒頭からダイナー内でのアップ繋ぎに至るレンズ使いの緩急が全篇随所で炸裂する。強弱振り切ったキャラ群がストックホルムな凡主線を傍から複層化する。ニューシネマの残滓を呑んだ徒花はアルドリッチの底意地でどす黒いまでの燐光を放っている。 (けにろん) | [投票(1)] | |
アルドリッチらしいキャラクターが群れをなす傑作。老若男女相食む様を冷厳な目線で簡潔に描ききっている。各登場人物の複雑な関係性、例えばスコット・ウィルソンとキム・ダービー間の葛藤等、不可視のものを表現する術の巧いこと巧いこと。窮屈な画面設計は彼女の心情の反映か。だからこそ中盤の空撮がポンと出てきた時の爽快感も倍増する。 (赤い戦車) | [投票(1)] | |
誰彼隔てない撃たれっぷりのいさぎよさは、多分撃ちっぷりのいさぎよさに呼応している。一見悲劇的なハナシを喜劇的とさえ言える距離感で突き放す。しかし決して誰も能面ぶってもいない(誰もやり過ぎな程汗ばんでいる)。「痛み」とは肉体への物理的衝撃だということを知っている。 (鷂) | [投票(2)] | |
いい映画だね。どうなる事かと、展開が予想できないぐらいだったけど、ああいう困難な環境でも愛の映画にしちゃった。なかなかよろしい。ちょっと図式的なところはあるけどね。 (セント) | [投票] | |
人間の自由を奪って、意のままに扱おう、とすることは、根本的に許されない事だし、結局のところは、 [review] (uyo) | [投票(1)] | |
恐慌時代、狂暴なばあさん、そのマザコンの息子、彼らが拉致監禁する金持ちの令嬢。誰一人まともな人間が出てこないが、何故か哀しい。皆、この時代を必死に生きていたんだなあと思う。 (ジョー・チップ) | [投票(1)] |
Ratings
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計 | 10人 | 平均 | (* = 1)
POV
●アメリカン・ニューシネマに愛を込めて (いくけん) | [投票(17)] | 村上春樹と映画 (TOMIMORI) | [投票(16)] |
特攻≪ロバート・アルドリッチFan倍増≫大作戦 (AONI) | [投票(13)] | リメイクはオリジナルを超えたか? (犬) | [投票(8)] |
Links
IMDB | The Internet Movie Database |
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