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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★3陰日向に咲く(2007/日)大型台風が刻一刻近づいて来ている東京。不良サラリーマンでギャンブル狂のシンヤ(岡田准一)は、同僚たちがカンパしてくれた金を使い果たし、なおもパチンコに没入する毎日だった。そんな彼に、昔ストリップ劇場でつなぎの漫才をしていた母(宮崎あおい)を探して欲しい、と若い娘・寿子(宮崎二役)が近づく。そんな頃、サラリーマンのリュウタロウ(三浦友和)は、歩道橋で人波を二つに割って悠然と歩くホームレス(西田敏行)をモーゼだと感動し、仕事を棄てて彼についてゆく道を選ぶ。人々の様々なドラマは、やがて時が経つうちに意外な関連性を明らかにしてゆくのだった。[129分/カラー/ヴィスタ][投票]
★3歓喜の歌(2007/日)大晦日前日。みたま市文化会館の館長に左遷された飯塚(小林薫)は、妻(浅田美代子)から離婚を迫られ、その上借金取りには返済を強く求められて八方ふさがりであった。ヤケになった飯塚は、翌日のホールでコンサートを行ないたいという、名前がそっくりのママさんコーラスグループ二つをダブルブッキングしてしまった。その失態はすぐに発覚し、彼は双方のグループから突き上げられる。伝統あるグループの代表(由紀さおり)は、昔からこの時期のコンサートを期待する人々の多さを訴え、新興グループの代表(安田成美)からは、寸暇を惜しんで練習してきた自分達の努力を力説される。飯塚、この責任をどう取る?[112分/カラー/ヴィスタ][投票]
★2ハナ肇の一発大冒険(1968/日)肉屋の主人、間(ハナ肇)のところにフランスからはがきが届いた。彼は夢見心地で憧れのサントロペへ思いをめぐらす。それというのも3ヶ月前、間はちょっとした気まぐれでレストランに入り、そこで可愛い娘(倍賞千恵子)と相席したのだ。彼女はある目的のために、間に車で送ってくれという。その上娘は悪党二人組(石井均/なべおさみ)に狙われていたのだ。男のロマンを感じた間は、悪党どもをまいて娘を乗せた車を駆る。娘が手にしたバッグには、アフリカ某国の独立運動に役立つべきダイヤモンドの入った皮袋が一つ。そのお宝を狙う二人組は、執拗に間たちのライトバンを追う。娘のナイトとなった間は、日本縦断の冒険に出るのだった。[91分/カラー/ワイド][投票]
★4宝島(1987/日)少年ジム(野沢雅子)の母親が営む旅篭を胡散臭い男ビリーが訪れた。彼は謎の「一本足の男」に命を狙われているという。果たして彼は「黒犬」と名乗る男に襲われ、ジムに一個の鍵を残してこときれるのだった。鍵で開けた箱の中にあったのは、一枚の宝島の地図。届けられた役人達は欣喜雀躍するものの、遠眼鏡屋の男、一本足のシルバー(羽佐間道夫)と出会ったジムはきな臭いにおいを感じ取る。だが、「黒犬」を知らないと言い張るシルバーは、宝島行きの船の料理長としてジムらと同行することとなった。船は大海を南下し、嵐に見舞われる。その時出現した幽霊船に死んだ副船長の亡霊が現われ、自分を殺した犯人としてシルバーを指差すのだった。[90分/カラー/スタンダード][投票]
★5スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007/米)19世紀、ロンドン。美妻子に恵まれ、幸福の絶頂に在った理髪師パーカー(ジョニー・デップ)は、妻に横恋慕するターピン判事(アラン・リックマン)の姦計で罪なくして終身刑を宣告された。15年後、脱獄し復讐の志を抱いて帰郷、その名もスウィーニー・トッドと改めて仕事場に戻った彼は、その建物で客の寄り付かないミートパイ屋を営むラヴェット夫人(ヘレナ・ボナム・カーター)から、妻は判事によって陵辱され、毒をあおったこと、そして美しく成長した娘ジョアナ(ジェーン・ワイズナー)は判事の館に、保護の美名の元幽閉されていることを知る。大切に仕事場に保管しておいたカミソリを武器に、トッドの復讐は始まるのだった。[117分/カラー/ヴィスタ][投票]
★2全然大丈夫(2007/日)とことん不器用を極めた絵描き志望の娘・あかり(木村佳乃)は、ホームレスの夫婦の風貌に憧れてモデルになってもらい、その顔の連作を描き続けていた。そんな彼女に恋をしたのが、古本屋の父(蟹江敬三)から後を継ぐべく厳命されていながら、本人は世界ナンバー1のお化け屋敷を経営するのを夢見る照男(荒川良々)と、彼の幼なじみで真っ当なサラリーマンの久信(岡田義徳)だ。二人は壮絶な恋の鞘当を繰り広げるかと思いきや、いつものことで極めてユルくバカげたいさかいを続けるのだった。そんな所へ、古本屋に飾ったあかりの絵を買いたい、と言い出す人物が…。荒川良々商業系初主演の、脱力系藤田容介監督作品。〔110分/カラー/アメリカンヴィスタ〕[投票]
★5母べえ(2007/日)昭和15年、東京。文学者・野上滋(坂東三津五郎)は、妻・佳代(吉永小百合)、そしてふたりの娘・初子(志田未来)と照美(佐藤未来)とともに、つつましくも幸福な家庭を築いていた。だが、その平穏は治安維持法による滋の逮捕で崩れる。それでも滋を信じ、懸命に生きる家族のもとに、からっとした性格の叔母・久子(檀れい)、拝金主義にどっぷり漬かりながら何処か憎めない叔父・仙吉(笑福亭鶴瓶)、そして滋の弟子であり家族を事あるごとに救ってゆく書生・山崎(浅野忠信)が訪れ、彼女らを励ましてゆく。黒澤明映画のスクリプターを務めた野上照代の少女時代の自伝をもとに、山田洋次が描く家族の戦中史。〔132分/カラー〕[投票(2)]
★1君は恋人(1967/日)浜田光夫は映画のスタートラインに立った。彼の演じる役は素寒貧のチンピラだ。兄貴分の林家こん平とともにセコい仕事で日銭を稼ぐ彼の姿は、中学生時代の憧れの人、吉永小百合には見せられなかった。しかし、光夫がヤクザな稼業に身を投じていると知っていた母親、清川虹子は大いに胸を痛めていた。幼なじみのトンカツ屋の娘、和泉雅子も同じ思いだ。その頃、光夫の属する暴力団の幹部連中は、腑抜けになった社長、宍戸錠を見限って自分達で組を牛耳ろうとしていた…と、そんな脚本に行き詰ったライターの渡哲也は焦っていた。彼にせっついたスタッフ、浅丘ルリ子におだてられて、渋々脚本を書き続ける渡だった。〔93分/カラー/スコープ〕[投票]
★4わが町(1956/日)フィリピンの道路開墾の指導者であった他吉(辰巳柳太郎)は、報われぬままに故郷・大阪の下町に帰ってきた。迎えるものも少なかったが、売れない噺家の〆団治(殿山泰司)は、彼に妻のお鶴(南田洋子)が娘の初枝をもうけ、露店を営みながら育て上げたことを知らせる。駆け戻った他吉を、お鶴は不実だとなじった。他吉は反省し、家族のため働くことを誓うが、お鶴は衰弱し帰らぬ人となるのだった。時は流れ、成長した初枝(高友子)は桶屋の新太郎(大坂志郎)と、父に黙って逢うようになっていた。人力車夫となっていた他吉は、マラソンで新太郎に敗れたことで彼の頑健さを認め、初枝との結婚を許すのだが…。〔98分/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★4火の雨がふる(1988/日)昭和20年、博多。ガキ大将の友次(川口周)は、仲間の信夫(峰尾かおり)とともに、学校が早く終わって空襲警報さまさまだ、と笑っていた。そんな彼の頬を、転校してきたばかりの頼子(荘真由美)が引っぱたいた。彼女は東京空襲で母と弟を失い、その地獄図を嫌というほど目に焼き付けたのだ。それ以来友次は頼子に複雑な感情を抱いてゆくのだが、彼の心を浮き立たせるのは、今年は中止のはずの山笠祭を、子供たちだけでやらせようという父たちの密談だった。だが、決して爆撃に襲われないと皆が信じていた博多が、炎の雨に包まれる日がやってくる。キャラクター原案:長谷川法世。〔80分/カラー/ワイド〕[投票]
★3聖闘士星矢(1987/日)星矢(古谷徹)たち青銅聖闘士の仲間たちは、孤児院「星の子学園」に戻り、子供たちと平和な一日をおくっていた。氷河(橋本晃一)と淡い心を通わせた少女・絵梨衣(荘真由美)は、埠頭で小船の中に黄金色に輝く林檎を見つけ、そして姿を消す。女神アテナの転生である沙織(潘恵子)の前に現われた絵梨衣は、争いの女神エリス(藤田淑子)の宿主となって彼女を襲い、自らの神殿へと攫っていった。沙織の命を奪い、自らが復活するために。それを追う紫龍(鈴置洋孝)、瞬(堀川亮)、氷河、そして星矢は、エリスの手によって甦った亡霊聖闘士「ゴースト5」に行く手を阻まれ、苦戦を強いられながらも神殿へ歩を進めるのだった。〔45分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3高原のお嬢さん(1965/日)蓼科高原。滋夫(舟木一夫)は牧草の研究をしている大学生だ。彼が出くわした迷子を迎えに来たのが、叔母である東京の娘、淳子(和泉雅子)である。滋夫は彼女に一目惚れするが、口には出せなかった。そんな頃、この辺りの地主の老人・三島(嵯峨善兵)は、蓼科に遊びに来た息子・進(山内賢)に土地の開発を任せようとしていた。彼は滋夫の旧友であり、再会した二人は旧交を温めあうが、皮肉にも滋夫たちの土地は買い上げを拒む目の上のコブであり、さらに淳子は進の婚約者であった。三島宅に招かれた滋夫と淳子は、互いに真心を打ち明けあうが、滋夫には守るべき義妹・光子(西尾三枝子)を無視するわけにはいかなかった。〔93分/カラー/ワイド〕[投票]
★3青春の鐘(1969/日)依田家の次男・春夫(吉田次昭)は、中学校入学をひかえて家庭教師を迎えることになった。彼の名は村瀬(舟木一夫)、明朗闊達な青年だが、その遠慮の無さに長女の久美子(松原智恵子)はじめ家族一同あきれ返ってしまうのだった。しかし、記憶力ばかりで意志を持たない春夫を、人間的な子供に戻せるのは村瀬だけだと久美子はふみ、反対する父を説き伏せて彼を採用させる。一方久美子は、強引な性格の婚約者・合田(藤竜也)に引きずられていたが、次第に男としての村瀬に傾き、父を怒らせるのだった。そして母(宝生あやこ)は恥を忍んで、村瀬に就職の世話の代わりに久美子と別れさせる約束を持ちかける。〔82分/カラー/ワイド〕[投票]
★3東京は恋する(1965/日)突然の通り雨に見舞われた明夫(舟木一夫)とミチコ(伊藤るり子)はビルの入り口に雨宿りする。雨が止んで、立ち去ったミチコが落としていったマスコットを拾った明夫は微笑む。彼はミチコに一目惚れしたのだ。貧しい画学生候補の明夫は、弟分のサブ(堺正章)が青春を謳歌していると言うのに、画業一筋で頑張っていた。一方、彼の親友でいい加減だが行動力はある三村(和田浩治)は、明夫に男やもめの先生(葉山良二)の下宿から自分の住処へ移れといってくる。彼を自分のバンドのメンバーに入れ、プロデビューする腹なのだ。そして明夫は、三村の恋人がミチコだと知るが、三村の心はパトロンの玲子(山本陽子)に移っていた。〔95分/カラー/ワイド〕[投票]
★5少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999/日)謎に包まれた学園都市・鳳学園。ここに男装の少女・ウテナ(川上とも子)が転校してくる。その早々に、初恋の上級生・冬芽(子安武人)に再会するウテナは彼を追うが、冬芽は「薔薇の刻印」と呼ばれる指輪を渡し、姿を消すのだった。そして宿命のように出会った少女、アンシー(渕崎ゆり子)と薔薇園で言葉を交わしたウテナは、アンシーと「エンゲージ」しているという西園寺(草尾毅)の剣を浴びせられ、辛くも彼を破る。その夜、寮のウテナの部屋に忍んで来るアンシーは、ウテナの褥に入り込む。彼女は「薔薇の花嫁」と呼ばれ、刻印を持つ決闘の勝者に与えられる戦利品だった。ウテナは、彼女をその足枷から救ってやろうと決意する。〔85分/カラー/ワイド〕[投票]
★3アリオン(1986/日)神と人とが分かたれる前の時代。海神ポセイドン(小林清志)の血をひく子と言われつつ、母神デメテル(武藤礼子)とともにひっそりと暮らしていた少年アリオン(中原茂)は、冥王ハデス(大塚周夫)によって連れ去られ、天帝ゼウス(大久保正信)を暗殺する刺客として育てられる。ゼウスを狙いオリンポス山に潜入したアリオンは軍神アテナ(勝生真沙子)に捕縛されるものの、その侍女を務める少女レスフィーナ(高橋美紀)に救われ、多くの仲間を得ながら呪われたティターン神族の根源を絶とうとする。しかし、それを機に自らの野望を遂げようとしていたのが、恐るべき能力を持つアポロン(鈴置洋孝)であった。〔118分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★44分間のピアニスト(2006/独)老いたピアノ教師・クリューガー(モニカ・ブライプトロイ)は、訪れた刑務所で稀に見るピアノの才能に恵まれた逸材を発見する。その女囚の名はジェニー(ハンナー・ヘルツシュプルング)、養父レーベン(ヴァディム・グロウナ)のもとで愛情ではなく、ピアノの技術のみを与えられていた娘だった。その才能を野に埋もれさせたくないクリューガーは、刑務所長に頼んで彼女に特別レッスンを施す許可を得る。レッスンは遅々として進まなかったが、レーベンの依頼で公開演奏を行なわされるジェニー。それはマスコミの賞賛を呼ぶが、ジェニーにクラシック演奏者になって欲しいクリューガーは、彼女のフリージャズ演奏を評価しなかった…。〔115分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4転々(2007/日)大学八年生の竹村文哉(オダギリジョー)の下宿に、彼が借りまくった八十万円を取り立てるべく借金取りの親父・福原(三浦友和)が現われ、さんざ彼を脅した挙句に学生証を奪い取っていった。だが、翌日も文哉のもとにやって来た福原は、奇妙な条件を持ち出す。いわく、自分と一緒に東京散歩に付き合ってくれたら、借金棒引きどころか百万円をお前にやると。福原の秘密を知らされた文哉は、やむなくその小旅行に付き合うこととなった。あちこちを廻るうち、いつか偽装結婚を行なった麻紀子(小泉今日子)と連れ子のふふみ(吉高由里子)の家に厄介になるふたり。それは、親に捨てられた文哉には夢のような日々だった。〔101分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2マリア(2006/米)ユダヤ王国、ヘロデ王(サイアラン・ハインズ)治世時代。ナザレの町の少女マリア(ケイシャ・キャッスル・ヒューズ)は家庭の貧しさゆえに素性さえ知らぬ男・ヨセフ(オスカー・アイザック)との結婚を強いられる。最初のうちはヨセフに冷淡に当たっていたマリアだったが、彼女を大きく包むヨセフの愛を知り、彼に深い信頼を寄せるようになっていった。そんなある日、マリアは大天使ガブリエル(アレクサンダー・シディッグ)によって神の子の懐胎を告げられる。果たして彼女は妊娠し、不義密通の結果と隣人には白い目で見られるが、ヨセフが彼女を守ってくれるのだった。だが、「王の中の王」誕生の神託を受け、ヘロデ王は恐怖に怯える。〔100分/カラー/スコープ〕[投票]
★3無頼漢(1970/日)改革の時代、天保。片岡直次郎(仲代達矢)なる遊び人は、花魁三千歳(岩下志麻)を口説くがあえなく振られる。近所の丑松(小沢昭一)は借金ばかりを抱え、生きる望みを失っていた。そして上からのお咎めで捕縛される役者達の中、役者を装う三文小僧(山本圭)は謎の男の手引きでかくまわれるが、その男とは水野老中(芥川比呂志)にも通じる稀代の悪僧・河内山宗俊(丹波哲郎)であった。やがて直次郎は三千歳とだんだんに縁を深めてゆくが、それを快く思わない豪商・森田屋(渡辺文雄)は直次郎を浪人・金子市(米倉斉加年)に狙わせるものの、それを止めたのは宗俊だった。彼の目論見とは?〔103分/カラー/スコープ〕[投票]