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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★3赤毛のアン(2017/カナダ)カナダ。老いてなお独身の農夫マシュウ(マーティン・シーン)は、同じく独身を守る妹のマリラ(サラ・ボッツフォード)に助け手として男児の引き取りを奨められ、孤児院より受け入れることに決めた。だが、送られてきたのは小柄で痩せぎすの娘アン(エラ・バレンタイン)であった。彼女を追い返すはずの兄妹だったが、おしゃべりで明朗なアンの性情に惹かれ、家に置いてやることにする。いつしかアンは労働の手伝いとともに学校への通学を許される。歓喜する彼女は少女ダイアナ(ジュリア・ラロンド)と友情を結んだり、失言ゆえに男生徒ギルバート(ドリュー・ヘイタオグルー)にお仕置きしたりの生活に馴染んでゆくのだった。〔89分〕[投票]
★3あいあい傘(2018/日)神社のある街。妻子持ちの男・六郎(立川談春)はある理由で都会より逃げ、ひとりこの街にたどり着いた。茶屋の女将・玉枝(原田知世)は彼に傘を差しかけ、温かさをもって迎え入れる。そして25年。夏祭りも間近いある日、テキ屋の清太郎(市原隼人)は駅前で道案内を求める女に出会う。すわ人生の春と舞い上がった清太郎は彼女を車に乗せ、さっそく神社まで連れていった。先輩たち(高橋メアリージュン / やべきょうすけ)も「彼女ができたか」と早合点するものの女性はここで正体を明かす。名はさつき(倉科カナ)、父の六郎を探しにやってきた実子だった。そして彼女は、六郎は玉枝との間に娘(入山杏奈)すらもうけていると聞く。〔116分〕 [投票]
★3音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018/日)「絶叫の堕天使」の異名をとるロックヴォーカリスト・シン(阿部サダヲ)は、驚異的な声量でファンを陶酔させるスーパースターだった。そんな彼がライヴ中にいきなり大量の吐血とともに昏倒、会場は悲鳴に包まれた。その声が「声帯ドーピング」によって得られたものだとの秘密を公表することはできず、シンは化粧を洗い流して蒸発する。混乱を逃れた彼は、夜の駅前でアコギを握り歌うストリートミュージシャン、ふうか(吉岡里帆)の歌を聴く。それは歌詞すら判別できない小声のヴォーカルであり、苛立ちをぶつけるシンだったが、投げやりになって簡単に歌を捨てようとしたふうかに、シンは「やらない理由を探すんじゃねえ」と言い放つのだった。〔107分〕 [投票]
★3長髪大怪獣 ゲハラ(2009/日)能登半島沖。一隻の漁船が巨大な生物に襲われ、生き残った乗組員(津田寛治)は恐怖のあまり頭髪が全て抜け落ちてしまった。そうした事件が続発、その現場には決まって黒く長い動物の頭髪が残されていたのを知った新聞記者・英男(大沢健)は調査に乗り出すが、山奥にあった「毛覇羅神社」にその謎を見た彼の行動は既に遅く、本尊はいましめを解いて何処へともなく消えていた。金沢を襲う怪獣を防衛隊司令官(佐野史郎)はゲハラと呼称し、その巨大な体躯を砲弾から守るものは長髪だと看破する。避難する群集を他所に、防衛隊は長髪を吹き払う送風機を作動させ、露出した皮膚に銃弾を浴びせかける作戦に出た。〔15分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー(2018/米)エーゲ海。母ドナ(メリル・ストリープ)の夢を受け継いだ娘ソフィ(アマンダ・サイフリッド)は、この地にホテルを開いた。だがその一方で、ソフィの夫スカイ(ドミニク・クーパー)は彼女に都会で働こうと持ち掛ける。いまだ迷いのなかにあるソフィは、かつて母ドナはどう行動していったかを考えるのだった。過去のドナ(リリー・ジェームス)は大学卒業後、親友たち(アレクサンドラ・デイヴィーズ /ジェシカ・キーナン・ウィン )の激励を受けつつ理想を追っていた。そしてエーゲ海への旅のなかで、彼女はその後自分の生活を左右する3人の男たちに出会うのだった。2008年の正編に続く、ABBAのナンバーに彩られたミュージカル。〔114分〕[投票]
★3心が叫びたがってるんだ。(2015/日)おしゃべりで快活だった少女・成瀬順(水瀬いのり)は、不用意なことばで両親の仲を破局させてしまい、以来一切口がきけないように成り果てた。そのまま高校生になった成瀬は、あるとき担任の思惑で「地域ふれあい交流会」の実行委員に任ぜられる。他のメンバーは煮え切らない態度の少年・坂上(内山昂輝)、肘を壊して野球部エースの座から転落した少年・田崎(細谷佳正)、中では優等生の少女・仁藤(雨宮天)だったが、みな等しくやる気は見せなかった。それでも成瀬が歌にのせてなら内心を吐露できると認められ、演目はミュージカルとなる。そして、衝突を越え皆は前向きに行動をはじめ、応援し励ましてくれる坂上に、成瀬は少しずつ心を寄せてゆく。〔119分〕[投票]
★3打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017/日)茂下町に花火の季節がやってきた。中学生男子の一団はそれをめぐり意見を戦わせる。花火は丸く炸裂するのか、それとも平べったく広がるのか。仲間たちは花火大会でそれを確かめに向かおうと約束を交わした。だが、そのなかの典道(菅田将暉)は学級のマドンナであるなずな(広瀬すず)に一緒に駆け落ちしてくれと頼まれる。彼女は母親(松たか子)の都合で夏休みを迎え転居することを強いられていたのだ。行動に出たもののなずなは連れ戻され、残された典道は途方に暮れる。祐介(宮野真守)ら仲間にも責められた彼は、激情のままになずなが海で見つけた不思議な珠を放り投げる。その時異変が起こり、何故か典道の思うままに時間は巻き戻った…。〔90分〕 [more][投票]
★3愛の化石(1970/日)羽田空港。ベトナム帰りのカメラマン日比野(高橋悦史)は、ふと見上げた建物に赤裸々な感情を露わにする女を見つけ、その顔を連写した。日比野を迎えた恋人の雑誌記者ジュン子(渚まゆみ)は、さっそく彼に懸案の仕事を持ってくる。今をときめくトップデザイナー、沢由紀(浅丘ルリ子)に一週間密着し、その素顔を撮ってゆく仕事だ。日比野は由紀と対面し、彼女が空港で見た女であると知るが、雑誌掲載する前に写真を確認させよと条件をつけられて鼻白む思いをする。日比野の前にいる由紀は自然な顔を欠いていたのだ。一方、由紀はスポンサーの原田(田宮二郎)に「碧川」という男を忘れよと助言されるが、彼女の頭はその男でいっぱいになっていた。〔99分〕[投票]
★3ニンジャバットマン(2018/日)21世紀のゴッサム市。ゴリラ・グロッド(子安武人)は自らの発明品、時空転送装置で悪党たちを時の彼方に転送した。そうはさせじと追いすがるバットマン(山寺宏一)もその波動に巻き込まれ、悪党たちの移送から二年後の世界に出現する。その場所は戦国時代の日本だった…。戸惑うバットマンの前に現われたキャットウーマン(加隈亜衣)は元の時代に戻れる保証と引き換えに、彼への助力を申し出る。彼女からロビン(梶裕貴)たちも現れたことを聞き安堵したのも束の間、強敵ジョーカー(高木渉)がバットマンの前に「第六天魔王」を名乗り登場した。悪党が大名に成り代わり支配する日本を巡る戦いが幕を開ける。〔85分〕[投票]
★3終わった人(2018/日)東大卒業後、一流銀行へとエリートコースを進む筈だった壮介(舘ひろし)は、ライバルに負け子会社へと出向したまま定年を迎えることになった。妻の千草(黒木瞳)が長年勤務した美容院から、ついに夢かなって自分の店を開いた今、遊ぶしかない毎日に壮介は焦燥にかられる。だが、一念発起して大学院で文学研究にいそしもうと勉強を始めた壮介は、趣味のあう文化スクール勤務の久里(広末涼子)と恋に堕ちる。そしてジムで知り合ったある企業の若社長(今井翼)に、顧問を務めて欲しいと懇願される。チャンスに燃える壮介を応援する千草だったが、ある事件の解決を目論む彼の行動に異論を挟む。反発し我が道をゆく壮介を、残酷な運命が待っていた。〔125分〕[投票]
★3喜劇 “夫”売ります!!(1968/日)忍者と組み紐の街、伊賀上野。杉雄(フランキー堺)は運転手として、名家の令嬢・神代里子(佐久間良子)に仕えていた。相手は洟も引っかけてはくれない別次元の女と理解しつつ、杉雄は母に苛められる妻・なつ枝(森光子)をも振り返らずに里子に尽くす毎日を送る。一方では下僕でしかない杉雄に里子は惹かれるものを感じていた。そんな彼らに目をとめた神代産業の副支配人・石上(川崎敬三)は、ふたりの仲を取り持つことで里子を操り、神代ホテル建設の指揮を執って巨万の富を得ようと画策する。そして石上の協力者・きく子(橘ますみ)は、なつ枝に神代に頼らない組み紐会社の起業を持ち掛け、無用な杉雄を里子に売らせる。彼らの思惑は実を結ぶのか。〔92分〕[投票]
★3アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017/米)アメリカ・フィギュア界において、初めて大技・トリプルアクセルを成功させた女子選手、トーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)。彼女は一夜にしてフィギュア界の寵児となり、一夜にして爪弾き者となった。何が彼女をそうさせたのか…。1970年、生を受けたトーニャを育んだのは、薄情で暴力的な母・ラヴォナ(アリソン・ジャニー)だった。彼女によりスケートを徹底的に仕込まれたトーニャは持てる才能を開花させてゆき、その一方でジェフ(セバスチャン・スタン)と心を通わせ、契りを結ぶ。そして逼迫する家計から、彼女は名声を得るため冬季五輪への出場を目論むが、好敵手ケリガン(ケイトリン・カーヴァー)との確執が悲劇を誘う。〔120分〕[投票]
★3オー・ルーシー!(2017/日=米)節子(寺島しのぶ)は独身の中年OLだったが、ある日姪である美花(忽那汐里)によって、緊張感のない日々を破壊される。美花が申し込んだものの事情により受けられない、英会話教室への参加を節子は頼まれたのだ。どうにも胡散臭い米国人教師ジョン(ジョシュ・ハートネット)は節子に「ルーシー」の呼び名をつけ、当たり前のように彼女を熱いハグで包んだ。そのときより、節子の心はジョンに奪われてしまった。同じくトムの名をもつ小森(役所広司)とともに情熱をもって教室に向かう節子だったが、ある日ジョンは失踪する。姉の綾子(南果歩)が告げたことには、美花とジョンは駆け落ちしたというのだ。彼らを追って節子は太平洋を越える。〔95分〕[投票]
★3パシフィック・リム:アップライジング(2018/米)人型兵器「イェーガー」による各国の軍団が、異世界の尖兵として世界を蹂躙した「カイジュウ」を攻め滅ぼした戦争より十年。異世界の裂け目は閉じられ、世界は平穏を取り戻した。そんな中、旧戦争の英雄を父に持つ青年ジェイク(ジョン・ボイエガ)は軍に背を向け、傷ついたままに放置されたイェーガーの部品を採取、転売する仕事に身を落としていた。彼は、部品を組み立ててオリジナルのイェーガーを創る天才少女、アマーラ(ケイリー・スピーニー)との騒動に身を投じたことで、その人生を塗り替えられる。ジェイクの義姉マコ(菊地凛子)の導きで、ふたりは軍のパイロットとして迎えられ、不気味な胎動を始める敵に敢然と立ち向かうことになるのだった。〔111分〕[投票]
★3夜明け告げるルーのうた(2017/日)かつて人魚が住んでいたという漁村・日無。東京育ちの少年・海(下田翔大)はここに溶け込むこともなく刹那的な毎日を過ごしてきた。だが、誰にも心を開かずにいた海の音楽の才能が、動画サイトへの投稿に気づいた同級生によって知られる。神社の一人息子・国夫(斉藤壮馬)と社長令嬢の遊歩(寿美菜子)は、自分たちのバンドに無理やり気のない海を誘い、セッションを楽しもうとする。そんな時、彼らの演奏にあわせて水底からきたひとつの影がダンスに加わった。人魚の少女ルー(谷花音)だ。彼女は底抜けの無邪気さと屈託の無さで、たちまち海の心をほぐし三人の仲間となった。その陰で、ルーの存在を知った大人たちの思惑が交錯しはじめる。〔113分〕[投票]
★3娼年(2017/日)大学に一応籍をおくリョウ(松坂桃李)は、自分を奮い立たせる切っ掛けを掴み切れず、酒場のバーテンのバイトを続けていた。そんなある日、ホストの友人田島(小柳友)が連れてきた熟女・静香(真飛聖)の前で「女に興味はない」と言い放ったリョウに、静香は自らの経営するボーイズクラブ「パッション」への入会をすすめる。聾唖少女・咲良(冨手麻妙)を抱くテストにぎりぎり合格したリョウは、静香のもとで娼夫として働くこととなった。幾多の女たちを抱き、わずか数か月で売れっ子になったリョウに、同級生の恵(桜井ユキ)は軽蔑の台詞を浴びせるが、いざ彼を買おうとした彼女は、そのテクニックと自分との不似合いさを思い知らされるのだった。〔119分〕[投票]
★3ナチュラルウーマン(2017/チリ=独=スペイン=米)トランスジェンダーの歌姫マリーナ(ダニエラ・ヴェガ)には、彼女が歌うクラブで出会った初老の恋人、オルランド(フランシスコ・レイエス)との幸福な日々があった。だが、ある日アパートでの情事ののち、オルランドは体の不調を訴えた後階段から転げ落ちてしまう。病院に彼を連れてゆくマリーナだったが、彼の命は続きはしなかった。そして悲しみにくれるマリーナを、冷血なオルランドの家族たちが翻弄する。葬式出席を許さない妻のソニア(アリーネ・クッペンハイム)や弟のガボ(ルイス・ニェッコ)、アパートを出て行けと暴力をふるう息子ブルーノ(ニコラス・サーヴェドラ)。マリーナの心中に、オルランドを看取るまで戦う意志が芽生える。〔104分〕 [投票]
★3汝の敵日本を知れ(1945/米)アメリカが刃を交えている最中である、日本とは一体どうした国なのか。1945年となり、戦闘を続行して数年にもなる合衆国軍の将兵であっても、その認識は狭いと認めざるを得ないだろう。ヒューマニズム映画の雄であるフランク・キャプラは国民を啓蒙する機会を得、日本民族とその国家の成り立ちから、いかに天皇制が絶対のものとなり、「八紘一宇」の精神が日本民族のスローガンとなっていったかを詳細に物語る。〔63分〕[投票]
★3犬猿(2017/日)会社の営業マンで至極真面目な青年、和成(窪田正孝)は父の借金を返済しつつ、多忙ながら穏やかな毎日をおくっていた。そんな彼のところに、強盗行為で投獄されていた兄の卓司(新井浩文)が舞い戻ってくる。早速のように猛々しい卓司は、強盗を通報したらしい男たちに暴力を行使し、和成を絶望させるのだった。一方、和成に密かに好意を寄せる印刷所社長の由利亜(江上敬子)は、誠実な仕事と頭の良さで彼の信頼を得、自分の恋を成就させるべく奮闘していた。だが、美貌に恵まれない彼女と違い芸能プロの誘いを受ける容貌を誇る妹・真子(筧美和子)が和成の好意を独占していった。兄弟と姉妹の骨肉の争いは勢いをとめず、最悪の状況に転がってゆく。〔103分〕[投票]
★3勝手にふるえてろ(2017/日)引っ込み思案なOL良香(松岡茉優)の心には、支えとしてふたつの愛があった。そのひとつは中学時代よりの憧れ、「天然王子」ことイチ(北村匠海)との関係だ。イチは周囲からつねにいじられる人気者で、良香も彼の前では素直に口を開けない。彼女のイチとの関係は、妄想でしかなかったのだ。そんな良香の身を案じる同僚の来留美(石橋杏奈)は、ニ(渡辺大知)という同期の営業部員を彼女に紹介する。宴会でニは早々に良香に気持ちを打ち明け、良香を舞い上がらせはするのだが、実際のところニは理想の相手とは決して呼べない男だった。そんな日々のなか、イチへの思いを断ち切れず同窓会をぶち上げた良香は、イチと思いがけず語り合う機会をもつ。〔117分〕[投票]