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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★2自虐の詩(2007/日)「人生に負けてしまいそうです」…幸江(中谷美紀)は苦労の絶えない毎日を送っていた。内縁の夫・イサオ(阿部寛)は元ヤクザで定業にもつかず、おまけに何か気に入らないことがあるとちゃぶ台をひっくり返す奇癖の持ち主。でも幸江は、パート先の中華食堂のマスター(遠藤憲一)の求婚に耳を貸さぬほどにイサオを愛しているのだった。彼女の父(西田敏行)は銀行強盗の前科者、そして彼女は幼い日に自分を捨てた母の顔を知らない。しかし、幸江は逞しく生きてゆく…日本一泣ける4コマ漫画と呼ばれた業田良家の原作をフィルム化した感涙の物語。〔115分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票(1)]
★2夕凪の街 桜の国(2007/日)原爆投下より13年後の広島。皆実(麻生久美子)は母のフジミ(藤村志保)とともに焼跡から復興したバラック街に暮らしていた。務めている会社の同僚・打越(吉沢悠)とは相思相愛の間柄であったが、彼の告白を皆実ははねつける。彼女にとって「ピカ」で死んでいった妹、そして多くの人々を前にして己のみ幸福になることは耐えがたかったのだ…そして舞台は現代に飛ぶ。七波(田中麗奈)は父の旭(堺正章)が、定年退職後の退屈を持て余してか外出ばかりしているのを不審に思っていた。ある日、親友の東子(中越典子)とともに、七波は父が乗った広島行きのバスにこっそり便乗する。〔118分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票(1)]
★2マイ・ボス マイ・ヒーロー(2001/韓国)学のなさを弟分にも笑われたヤクザ幹部ドゥシク(チョン・ジュノ)は、私立高校編入を決意した。だが彼は、初日から女生徒ユンジュ(オ・スンウン)の落としたナプキン入れを拾ってやろうとして遅刻し、不良グループにはカツアゲされる。弟分のサンドゥ(チョン・ウンイン)は英語教師(ソン・ソンミ)にいれあげ、まるで頼りにならない始末だ。それでもドゥシクは教師を嬲り者にする者には鉄拳をふるい、大学に行くためにホステスを密かに務める女生徒には心の痛みを禁じ得なくなるのだった。そして、良識派教師や生徒の学校追放の陰に潜むものに気づいたドゥシクは、行動を決意する。〔98分/カラー/ヴィスタ〕[投票(1)]
★2赤ちゃん教育(1938/米)生物学者デヴィッド(ケイリー・グラント)は発掘された恐竜の化石を復元し、残る鎖骨一本で完成させたら、助手のアリスと結婚する予定を立てていた。そんな彼のために百万ドルを寄付してくれる未亡人の弁護士・ピーボディ(ジョージ・アーヴィング)との接待ゴルフに臨んだデヴィッドは、この上なく厚かましい娘・スーザン(キャサリン・ヘプバーン)に妨害され、接待どころではなくなってしまった。つきまとう彼女の起こしたアクシデントでスーザン宅に立ち寄らざるを得なくなったデヴィッドは、そこで豹のベイビーと出逢う。それこそが災厄の始まりとなってゆくのだ…スクリューボール・コメディの代表作。〔102分/モノクロ/スタンダード〕[投票(1)]
★2グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣(1976/日)平穏な海に突如巨大な大海獣が現われ、潜航艇バチスカーフが危機に晒された。ゲッターロボGは早速海へと飛ぶが、彼らの力は及ばなかった。敵は巨大化したかつての恐竜、ドラゴノザウルスと特定され、これを葬るために一大スーパーロボット軍団が組織された。彼らはドラゴノザウルスに集中攻撃を浴びせるが、ちぎれた首が再生するような怪物を相手に苦戦を強いられた。そんな中、ボスボロットで無理やり戦闘に参加したボス(大竹宏)を呑み込んだ海獣を巡り、攻撃を続けようとする鉄也(野田圭一)と救助を主張する甲児(石丸博也)が衝突する。〔31分/カラー/ワイド〕[投票(1)]
★2UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー(1976/日)宿敵恐星ヴェガの月面基地に親衛隊長バレンドス(柴田秀勝)が降り立った。司令官ガンダル(富田耕生)をも震え上がらせる冷酷な男バレンドスは、自ら地球攻撃に向かった。不安を感じた甲児(石丸博也)は、大介(富山敬)に連絡せず単身立ち向かい、円盤獣に囚われる。甲児の脳波からかつての勇者・グレートマジンガーを知ったバレンドスは自らそれを駆って、迎え撃つ大介のグレンダイザーに立ち向かうのだった。悪魔の使者となったグレートマジンガーを、グレンダイザーは倒すことができるのだろうか!?〔27分/カラー/ワイド〕[投票(1)]
★2グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突(1975/日)早乙女研究所が巨大な敵に襲われた。早速発進したゲッターロボは、異星人のメカの攻撃を受け苦戦を強いられた。新兵器グレートブースターを完成させていないグレートは助太刀できず、ゲッターチームはムサシ(西尾徳)を倒される。グレートは彼の仇討ちのためにも急発進を余儀なくされるが、超合金の刃を受け付けない敵怪獣の前には無力だった。そこへ新たなるゲッターロボGが新隊員ベンケイ(八奈見乗児)を伴って現われた。二体のビーム攻撃を受けた怪獣は、逆にエネルギーを吸収して巨大化する。切り札・グレートブースターの完成はまだなのか?〔25分/カラー/ワイド〕[投票(1)]
★2グレートマジンガー対ゲッターロボ(1975/日)鉄を常食とする宇宙怪獣ギルギルガンが円盤に導かれて地球に降下した。ゲッターチームのリョウ(神谷明)、ハヤト(山田俊司)、ムサシ(西尾徳)は迎え撃つべくゲットマシンを発進させる。だが、兜教授(柴田秀勝)の深謀遠慮によりグレートを駆る鉄也(野田圭一)らは迎撃を見送る。ゲッターロボは円盤爆破に失敗して引き上げ、グレートはギルギルガンを足止めしようと発進して惨敗する。すべてはおのおのが功を焦ったのが原因だと悟った両者は、共同作戦で宇宙の侵略者を迎え撃つのだった。〔30分/カラー/ワイド〕[投票(1)]
★2最終兵器彼女(2006/日)高校生・シュウジ(窪塚俊介)は同じ学校のちせ(前田亜季)の愛の告白を受ける。可愛い彼女にシュウジもまんざらではなかったが、交換日記を頼まれて面食らってしまう。自信を失いそうなシュウジに、共通の友人アケミ(貫地谷しほり)らは叱責を浴びせるのだった。そんな平和な毎日の中、街の空を突然雲霞のような戦闘機群が埋め尽くす。爆撃に人々が逃げ惑う中を飛び出していったちせは、鋼鉄の翼で空を飛び、次々に戦闘機を墜としてゆく。…彼女は戦闘兵器に改造された少女だったのだ。高橋しんのベストセラー・コミックの映画化。〔120分/カラー/スコープ・サイズ〕[投票(1)]
★2大停電の夜に(2005/日)キャンドルショップの女の子(田畑智子)は、その日も向かいのジャズ・バーのウィンドウを見つめていた。優しそうだけれど陰のあるマスター(豊川悦司)は客待ち顔でカウンターに佇み、そしてその傍らにはベースが置かれていた…時はまさにクリスマス・イヴ。恋人たちの往来に溢れる日。その日、東京を突然の大停電が襲い、街は漆黒の闇に包まれた。ふたりの女のあいだで揺れる会社員。夫に言えない過去を胸に秘めた老夫人。命を絶ってしまおうと悩むモデル…さまざまな人々がここで闇を見つめ、おのれの隠された想いを吐露しはじめる。源孝志監督がセザール賞に輝く撮影家永田鉄男を迎えて展開する抒情詩。〔132分/カラー/スコープ・サイズ〕[投票(1)]
★2ローレライ(2005/日)太平洋戦争末期。日本は広島に原爆を投下され、事実上敗戦を待つばかりであった。第2、第3の原爆搭載機がテニアン島より飛び立つ事態を阻まんと、軍令部の浅倉大佐(堤真一)は戦利潜水艦・伊507を出撃させる。艦長は特攻反対を訴え、現場から遠ざけられていた絹見少佐(役所広司)。そして回天特攻隊から小型潜航艇の操舵手に抜擢された折笠(妻夫木聡)、清永(佐藤隆太)をはじめとする定員に足りない70名の乗組員を擁していた。さらにこの艦の最後の切り札として、新型索敵装置「ローレライ・システム」を起動できる唯一の人物が、皆に知らされぬままに乗艦していたのだった…〔東宝/128分/カラー/シネスコ〕[投票(1)]
★2ベルサイユのばら(1979/日=仏)フランス革命から遡ること数十年、代々軍人を輩出してきたジャルジェ家は男児に恵まれなかった。そして新たに生まれた女児。ジャルジェ将軍はその子供を男子として育てる決心をする。オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(カトリオーナ・マッコール)の誕生である。彼女は召使の息子アンドレ(バリー・ストークス)を友として健やかに育ち、若くしてオーストリアよりルイ16世のもとに嫁いできたマリー・アントワネット(クリスティーヌ・ベーム)の親衛隊長として彼女に仕えるのだった。だが、時代は動く。貧富の差は民衆を暴動に駆り立て、飽食の生活をおくるフランス王家は人々の憎悪の的となってゆくのだった。〔124分/カラー〕[投票(1)]
★2YAWARA!(1989/日)日本柔道界の重鎮、猪熊滋五郎(小林桂樹)が手塩にかけた秘密兵器、それが彼の孫で女子高生の猪熊柔(浅香唯)だった。だが、有り余る天分に恵まれた彼女のただひとつの欠点は、「フツーの女の子」過ぎたこと…それを覆す事件がある日起こる。柔が出くわした引ったくり犯を巴投げでとっちめ、それを新聞記者・松田(阿部寛)にスクープされてしまったのだ。そして負けず嫌いのお嬢さま・さやか(山下容莉枝)の闘争本能に火をつけ、柔道界を二分する闘いに引きずり込んでしまった。全ての黒幕は滋五郎であった…。〔東宝/97分/カラー/ヴィスタ〕[投票(1)]
★2ラスト サムライ(2003/米=ニュージーランド=日)ネイティヴ・アメリカン狩りに嫌気がさし、酒に溺れる自堕落な生活をおくっていたネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)は、日本から軍人育成の仕事を請け負ってほしいと頼まれ、明治初期の日本へと向かう。明治天皇(中村七之助)より直々に依頼を受けたオールグレンだったが、兵士たるべき農民出身の若者たちはまるで使い物にならなかった。そんな時彼は、今なお剣の鍛錬を怠ることなく、武士の魂を体現したような男・勝元(渡辺謙)と出会う。不運にも敵味方として相対したオールグレンは打ち据えられて連れ去られたものの、勝元の潔さや広く澄み切った魂にいつしか頑なな心を開いてゆくのだった。〔154分/カラー〕[投票(1)]
★2黒蜥蜴(1962/日)大阪の宝石商・岩瀬(三島雅夫)は、「令嬢(叶順子)を狙う悪魔がいる」との脅迫状に悩まされ、自称「日本一の名探偵」明智小五郎(大木実)を招聘する。岩瀬とともに彼を迎えたのは、美貌の有閑夫人・緑川…その正体は天下を賑わす女賊・黒蜥蜴(京マチ子)であった。虚々実々の頭脳戦を繰り広げる探偵と女賊をよそに、岩瀬は娘と同じく黒蜥蝪の求めるダイヤ「エジプトの星」を案じて気が気でなかった。そして戦いのなかで、追う者と追われる者のあいだにいつしか愛情が芽生え始める。江戸川乱歩の小説を三島由紀夫が劇化した作品の映画化。〔大映・102分・カラー〕[投票(1)]
★2超人ロック(1984/日)人類が銀河連邦を建設するほどに栄華を誇る時代。だがエスパーはそんな時代のなかでもまだまだ異端児だった。強力なESP能力を有するロック(難波圭一)はとある惑星に隠棲していたが、連邦情報局の新長官ヤマキ(安原義人)の依頼で「ミレニアム計画」を進めるレディ・カーン(中西妙子)なる人物の調査を開始する。ミレニアム計画とはエスパーと人類が共存できる理想郷を創るというふれこみだったが、どうも裏がありそうなのだ。一方、ロックを敵と認めたカーン側は、孤児であった女学生ジェシカ(潘恵子)のESP分解能力を開花させるとともに、ロックが両親の仇であるとの偽の記憶を埋め込むのであった。〔119分・カラー・ヴィスタ〕[投票(1)]
★2うなぎ(1997/日)謎の手紙により妻の浮気を知った山下(役所広司)は、衝動的に彼女を包丁でメッタ刺しにし、8年の刑務所暮らしを余儀なくされた。その間に彼の人間不信は進行し、水槽のなかのウナギにしか心を許さないまま、小さな理髪店を開き細々と暮らすようになっていった。だが、偶然に川で自殺未遂の女・桂子(清水美砂)を救い、彼女が仕事を手伝うことになって以来、山下の心は次第に開かれていくかに見えた。その平和な生活は、刑務所では先輩の高崎(柄本明)にとっては我慢がならず、度重なる妨害を受けるのであったが…。97年カンヌ映画祭パルムドール受賞作。〔117分・カラー・ワイド〕[投票(1)]
★2素晴らしき日曜日(1947/日)復興間もない東京の街。多忙な毎日に追われ息つく暇もない一組のカップル…雄蔵(沼崎勲)と昌子(中北千枝子)は、なけなしの小遣いをはたいて貴重な日曜日を素晴らしいものにしようと奮闘する。だが世間はふたりにあまりにも冷淡だ。雄蔵は幾度となく絶望に頭を抱えるが、朗らかな昌子は彼をそのたびに励ます…黒澤が戦後の若い世代を暖かな視線で見守る一編。〔東宝・108分・モノクロ〕[投票(1)]
★2九十歳。何がめでたい(2024/日)九十の齢を越えて、未だ矍鑠として作品を量産、文学賞を総なめにする作家、佐藤愛子草笛光子)。そんな彼女もそろそろ作家業も潮時と感じ、断筆宣言をして気ままな余生をおくることに決めた。それでもこの歳まで奮闘してきた愛子は手持無沙汰になり、無為な人生の残りに戸惑うのだった。そんなある日、彼女の前に冴えない中年編集者・吉川(唐沢寿明)が現われる。再びエッセイを手掛けてほしい、と情熱をこめて哀願する彼を門前払いにする愛子だったが、彼は菓子折り持参で毎日同じように頭を下げにくる。ついに押し切られた愛子はエッセイに着手するが、ほどなく彼女のもとに大評判だとの知らせが入り、いつしかモチベーションの再生を実感するのだった。〔99分〕[投票]
★2警察日記 ブタ箱は満員(1961/日)東北の片田舎。この町の治安を守り町民の暮らしの庇護者となるのが、民主国家・日本の礎たるべく奮闘する警察署員たちである。田舎暮らしの人々には、それでも署員たちの努力を顧みず、呑気にワガママを通す者たちも多く、彼らの努力は終わることがなかった。放蕩ぶりに妻に追い出されて自殺を図ろうと線路を歩く男。宗教的妄想に駆られ、傍若無人な振舞いでトラブルを起こす男…署長(嵯峨善兵)から花川巡査(沢本忠雄)までの奮闘にもかかわらず、今日も非常識な容疑者でブタ箱は満員だ。そんな中、飲んだくれの父(宇野重吉)を助けるため出稼ぎに出る長女ヨシエ(吉永小百合 )に、幼なじみの花川は心配の目を向ける。〔65分〕 [投票]