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sawa:38さんのコメント: 更新順

★1エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005/日)邦画界が復興しつつある中での「前時代的な仇花」。やがては淘汰されるべき「逸材」が放つ「勘違い映画」であろう。自らのポジションと感性を勘違いしたまま撮り続ける青山真治監督に誰か鈴を付けるべきです。 [review][投票]
★3鮫肌男と桃尻女(1998/日)邦画の1ジャンルとして当然コレはアリなのだが、どこかの二番煎じが底の浅さを露呈する。キャラの面白さだけで映画撮ったって、オリジナルな魂込めなきゃね・・何だか「コレってCOOL?」って聞かれ続けているようで辛くなる。[投票]
★4太陽はひとりぼっち(1962/伊)画面を冷たく、そして完全に支配するモニカ・ビッティ。さらにSF映画かと思ってしまうような無人の街の空虚な静けさ。気だるさと不安という虚無の香りが満ちる中で証券取引場の喧騒は作品の「香り」を乱していたと思う。少なくとも私には・・ [review][投票(1)]
★2西遊記(2007/日)家族で鑑賞後、誰ひとり映画の感想を言い合わなかった・・まるでTVスペシャルでも見終わったかのように・・・「金払って観に来てるんだから」と念を押した自分も嫌らしいが、家庭サービスに金が掛かかる事を理解しない子供たちにもイラついた。 [review][投票(2)]
★3誰がために(2005/日)抑えたと言えば聞こえは良いが、ゆるさが先にたつ本作はそれなりに心地よい。芝居をしているんだかしていないんだか良く判らない浅野忠信の雰囲気にかなり助けられた感のある演出もまたそれなりに心地よいのだ。不思議な作品であろう。[投票(2)]
★4シン・シティ(2005/米)いつかどうせ死ぬならアノ娼婦たちの弾丸の雨の中で・・・と思わせる程のトラウマ。そして何だかんだ言ったって、映画の世界に侵入した異質なモノの衝撃は認めざるを得ない。何たって編集の事を「Shot & Cut」と言い換えるセンスに震える。[投票(2)]
★3ガントレット(1977/米)逃げも隠れもしないとばかりにノロノロと、否、一歩一歩確かな歩みで警官隊を真ん中を進むバスが、やがて心優しい巨人に擬人化されていく。現在のハリウッドならアクセル全開の爆走を選択したであろうに、いやはやイーストウッド印でした。[投票(2)]
★3続・与太郎戦記(1969/日)55〜56年の伴淳主演『二等兵物語』の焼き直しでないかと思われる。脚本も同じ舟橋和郎だし・・・コメディ色を抑えたフランキー堺は魅せる。そしてやはりラストの表情はフランキー堺でしか出せない哀しい「味」である。 [review][投票]
★4LOVE SONG(2001/日)並行する2組の物語がそれぞれ違ったベクトルを示していても作品はバラバラになることなく収束していく。日活青春モノの青臭さを匂わせながらもスタイリッシュな映像が作品を支配し、独自の空気感を醸し出している。面白いし、役者もいい。[投票(1)]
★3この胸いっぱいの愛を(2005/日)私が構成し直そう。メインエピソードとサブエピソード(3話分)を5:5の割合にし、主演は芝居の出来る俳優に変更し、ラスト10分をすべてカットし・・・ [review][投票(3)]
★3座頭市喧嘩太鼓(1968/日)市に絡む女優と好敵手の男優をゲストに迎える本シリーズにおいて、女優がこれほど際立った作品はなかった。芝居が出来、かつ存在感を醸し出す三田佳子(元東映)。 [review][投票]
★3座頭市果し状(1968/日)この頃からシリーズで「鮮血」を描くようになった。撃たれ血まみれでのたうつ市、それもまたリアルだが、市の心の葛藤は益々リアルで無くなっていく。撮影の宮川一夫の技も本作ではそれほど機能しておらず平均作といったところか。[投票(1)]
★3座頭市血煙り街道(1967/日)往年の時代劇スター近衛十四郎を迎えて勝新太郎の高揚と遠慮が交錯する。粉雪舞う中の殺陣はさすがだったが、そこに至るまでの二人のドラマ部分の密度が薄く、結局融合することなく消化不良になってしまった。市よ、叩っ斬れば良いのだ!何もかも・・[投票]
★1赤い月(2003/日)ヘタレな脚本家井上と、未熟なままベテランと呼ばれてしまうようになった不運な監督降旗によるトンデモ映画。まさかと思うがスカーレット・オハラを描きたかったなんて寝言は聞きたくない。 [review][投票(1)]
★2せかいのおわり(2004/日)「男と女の友情」だなんていう壮大なるテーマを掲げているようでいて、やはり色恋沙汰抜きにゃダメなのか・・と溜息。構成上特異な位置づけにあるはずのバイセクシャルな男もまったく活かせず、本作のだらしなさに苛立ってくる。[投票]
★3座頭市鉄火旅(1967/日)血生臭くなくドラマは飄々と進んでいく。座頭市シリーズ特有の下卑た匂いもなく若干の物足りなさはあるが、シリーズ15作目にしてこういう味のあるドラマ仕立てを投入出来る点が本シリーズの強みであり面白さでもある。輪番での監督交代制度が功を奏している。[投票]
★3座頭市海を渡る(1966/日)真昼の決闘』との似て非なる点は・・・・哀れなり座頭市。 [review][投票]
★4座頭市の歌が聞える(1966/日)座頭市は逆手斬り故、殺陣の動きは大きくなる。それは美しい舞いのようでもある。夕暮れの橋上、薄暮を背景に市のシルエットが舞う影絵の魅力。冒頭の連続大殺陣も俯瞰のロングで舞いの全てを魅せる。撮影の宮川一夫は市の魅力を引き出す術を知っている。[投票(1)]
★4ダイ・ハード4.0(2007/米)露出は少なかったけど、ありゃイイ女だねぇ。工藤静香と見分けがつかんけど。 [review][投票(2)]
★4座頭市地獄旅(1965/日)目が見えないもどかしさ・・・今までの超人的な座頭市像にプラスされる市の弱さ。初作に立ち返るかのような真摯な姿勢が見てとれる。監督は当然三隅研次。そして何よりも成田三樹夫が嬉しい。 [review][投票(3)]