irodoriさんのコメント: 更新順
ガチ☆ボーイ(2007/日) | DVDジャケットデザインのなんとも感や、のっけから漂う大学プロレスサークルの盛り上がっていない感にまんまと乗せられ、「へへ〜ん」と油断して上から目線で観ていたら、見事に足元をすくわれ手に汗握り瞼の裏には熱いものが。 | [投票] | |
メアリー&マックス(2009/豪) | 主人公の2人ともスルッと受け容れられるようなスベスベした造形のキャラクターではない。観ている最中はそのザラつきに心が騒いだが、観終わって2人(特にマックス)に惹きつけられていたことに気づく。 [review] | [投票] | |
手紙は憶えている(2015/カナダ=独) | 90歳間近の爺さんが主人公ゆえ終始ゆったりとした空気が流れている。一方で、緊迫感は最後まで途切れない。この「ゆったり感」と「緊迫感」を見事に同居させている、ストーリー展開と演出が心地良い。そして、クライマックスがやってくる。参りました。 | [投票(1)] | |
フランシス・ハ(2012/米) | フランシスの居たたまれなさにヤキモキさせられはしたが、映像とストーリー展開のまとまりの良さに瞠目。様々な部屋が登場するが、ベッドが印象的に使われているのがユニーク。 [review] | [投票(1)] | |
ゲームの規則(1939/仏) | 大学生の合宿所のごとく、パーティの夜に其処彼処で愛を囁きあう男女。滑稽でありつつ、カメラワークの良さや、屋敷内を登場人物達が動き回る演出の面白さにより高揚感が伝わってくる。また、パーティでの余興への力の注ぎようが尋常ではなく、快哉を叫んだ。 | [投票(1)] | |
彷徨える河(2015/コロンビア=ベネズエラ=アルゼンチン) | モノクロの静謐な世界で、無駄なくカヌーを漕ぐ現地の民の姿に惚れ惚れする。ロケーションも良く、映像も素晴らしい。人物の描き方も悪くはないが、含蓄のあるセリフを話し過ぎな気が。 | [投票] | |
洲崎パラダイス 赤信号(1956/日) | 主人公の男女2人の関係性、人間性の描き方の上手さが光る。情緒のある間が冴える映像も秀逸。昭和30年頃の洲崎や神田(秋葉原)の街の賑わいも華を添えている。 | [投票] | |
ハッピー・デス・デイ(2017/米) | ストーリー展開と主人公のキャラ造形で引っ張るしかない作品で、それなりに楽しませてはくれるのだが、収まりがぬるく感じられる。 | [投票] | |
過去を逃れて(1947/米) | ジェーン・グリーアの、登場からしばらくの間の美しさには目を見張る。それだけでも観たかいはあったが、そこがピークでもあった。 | [投票] | |
散歩する侵略者(2017/日) | 黒沢作品にしては、不穏さと想像力を刺激してくる怖さが圧倒的に足りなく感じた。ただし、キャスティングは見事。長澤まさみにキュンとし、松田龍平を楽しく観察させてもらった。 | [投票] | |
裁き(2014/インド) | 「踊らないインド映画」なんて枠を遥かに飛び越えた、大きな才能を感じる。 [review] | [投票] | |
レオン(1994/仏=米) | マチルダがレオンの部屋に入るところあたりまではストーリー展開、映像ともに最高で痺れた。しかし、そこからは背伸びするマチルダの面倒臭さがところどころ鼻につき楽しみきれず。ゲーリー・オールドマンが簾をくぐるところはツボだった。 | [投票(1)] | |
泥棒役者(2017/日) | 別物とはわかっていても、舞台版と比べての映画版の良さが感じられず。脚本の良さはかろうじて残っている。ほぼワンシチュエーションの作品ゆえ難しいとは思うが、映像、編集面にも惹かれなかった。 | [投票] | |
ムーンライト(2016/米) | ダイナーでケヴィンが曲をかけるシーンの、カメラの動き、間のとりかた、2人の表情、視線の動きが秀逸。ただ、どうにもストーリーの落としどころがスッキリせず。 | [投票] | |
ガス燈(1944/米) | バーグマンの上手さも光るが、シャルル・ボワイエの怪演っぷりから目が離せない。表情、視線、声色、所作、いずれも見事。ガス燈というタイトルも味わい深い。 | [投票(1)] | |
ラッキー(2017/米) | これはズルい!ハリー・ディーン・スタントンが歩いて、タバコを吸っているだけでこんなに絵が持つとは。緩い雰囲気の中で、説教臭くもなく、人生の真理をしっかり伝えてくるジョン・キャロル・リンチの手腕に唸った。 | [投票] | |
お父さんと伊藤さん(2016/日) | タナダユキ監督にはもっと心を抉ってくる内容をどうしても求めてしまうため、物足りなく感じた。メインどころの3人は悪くない。特に上野樹里! | [投票] | |
デリカテッセン(1991/仏) | ダリウス・コンジの映像、セットの造形、アパートに住む面々のキャラクターとキャスティングにやられた。抑えめのロマンス色も自分好み。ただし、クライマックスに向かっての盛り上がりはチグハグ感が垣間見えた。 | [投票] | |
あゝ、荒野 後編(2017/日) | 学生らがからむ社会問題部分がどうにもなじまず興を削ぐ。その分を主人公2人の内面にもっと焦点を当て、クライマックスの盛り上がりを高めてほしかった。ナイスバディの女性陣が揃い踏むのは良しとしよう。 | [投票] | |
あゝ、荒野 前篇(2017/日) | 主人公2人の躍動感、それを的確に伝える小気味いいショットに胸躍る。2人のキャラ造形のバランスも良いうえ、脇を固める木下あかり、ユースケ・サンタマリア、高橋和也らが華を添える。 | [投票] |