ロープブレークさんのコメント: 投票数順
人魚に会える日。(2015/日) | 監督とのトークショーで、樹木希林をして「無知を羞じた」と言わしめたとの報道を見て、これは行かねばと劇場に足を運んだ。どストレートなメッセージが沁みる。政治に振らない欧州映画のようなファンタジックな作風が、沖縄的な笑いと混じり合って魅力的。一部、特殊効果に映研っぽさがあるのは低予算ゆえか。だがそれも全体を損ねるほどではない。今の沖縄の心とつながれる貴重な一作。 | [投票] | |
ターザン:REBORN(2016/米) | 端正な顔立ちだけど脱ぐと実は凄いマッチョにギャップ萌えする女子をターゲットにした作品なのかな。 映像は綺麗だし、CGもよくできている、列強の植民地支配の描写も真摯だけど、なぜかベルギー人も現地人も綺麗な英語を話す。主題はあくまでも肉体というクセの強さに困惑するばかり。 | [投票] | |
アステロイド・シティ(2023/米) | 予告編と映画館のチラシに一目惚れして、期待感いっぱいに劇場に行ったのだが、美術以外あまり好みの映画では無かった。この期待と全然違う感は『マルコヴィッチの穴』以来か。どうも私はアメリカのインテリ系ソフトコメディ映画と相性が悪いらしい。 [review] | [投票] | |
ゴーストバスターズ/アフターライフ(2020/米) | こどもたちが頑張っている微笑ましい映画だけれど、1作目が作りだした熱量を生み出すには至らず。2016年版の方が、熱量を生み出そうという気概はあったように思う。子役が良かっただけに、気概の希薄さが惜しい。 | [投票] | |
ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021/米) | ザック・スナイダーカットじゃない版のジャスティス・リーグで感じた不満が全部解消されている。だからと言って好きかと言われると、どうかなあ。脇にまわったバットマンは好みじゃ無いなあ。ただし、『マン・オブ・スティール』、『バットマンvsスーパーマン』からの三部作としての世界観は、当たり前だが見事に統一されていて隙が無い。最後にDCファンへのサプライズがあるよ。 | [投票] | |
ハイ・フォン:ママは元ギャング(2019/ベトナム) | ベトナム総合格闘技ボビナムを駆使して闘うママさん。ベトナムとアクション映画の組み合わせが新鮮で楽しかった。格闘技好きなら一見の価値ありです。 | [投票] | |
シン・仮面ライダー(2023/日) | 仮面ライダーを令和の現在に新解釈して復活させるのかと思ったら、そうではなくて、「TV番組『仮面ライダー』」を現代に移植し、それを劇場版にダイジェスト化したものだった(とみた)。そういえば、シンって全部そうだったよな。 [review] | [投票] | |
劇場版 グリッドマンユニバース(2023/日) | 思想的にかなり攻めたグリッドマンと、思想的には何もないダイナゼノンの共通の続編である本作は、それゆえにか思想的には薄く、キャラにのみディープなファン層向けの作品となった。それが悔やまれる。 [review] | [投票] | |
劇場総集編 SSSS.DYNAZENON(2023/日) | 思想的にかなり攻めてきたグリッドマンに対し、その続編である本作は、思想的な内容は皆無である。アニメで合体ロボットものを青春ストーリーにからめて展開しただけのテレビシリーズは、したがって総集編たる本作を見れば十分なのである。逆説的に高評価なのはそれが理由だ。TVシリーズは★2相当である。 | [投票] | |
劇場総集編 SSSS.GRIDMAN(2023/日) | グリッドマンはもったいない作品である。特撮オマージュと魅力的なキャラが大人気となり、セカイ系SFとしてはヱヴァを超え、まどマギを凌駕しそうな内容だったのに、そちらの方はまるで話題にならなかったからだ。TVシリーズは★5相当だが、ダイジェストたる本作はそれゆえに★ひとつマイナスの★4とした。ぜひ本作の代わりにTVシリーズを見て欲しいと思う。 [review] | [投票] | |
とら男(2021/日) | 実際の事件の当事者に本人役で登場させ事件をなぞる手法は、クリント・イーストウッドの『15時17分、パリ行き』を彷彿とさせる。また迷宮入りした事件を時効後になぞるというストーリーは『時効警察』を思わせる。だが、「現実」、「時間」、「人の一生」の [review] | [投票] | |
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022/米) | 日曜の夜に映画館に行ったら、最前列以外満席だった。こんなに客が入っている映画館に居たのは何年ぶりだろう。アカデミー賞の集客力は凄い。映画の方は、アカデミー助演男優賞キー・ホイ・クァンの演技の切り替えの妙技が凄いとの前評判を確認。でも、内容はわりと普通だった。 [review] | [投票] | |
ビッグバグ(2022/仏) | 笑えない、怖くもない、社会批評にもなっていない。でも、不満はない。美術と衣装が主役だと思えてしまうから。こういうキッチュでレトロフューチャーな意匠、大好物なんですよね。 | [投票] | |
プラットフォーム(2019/スペイン) | 予告編はえらく魅力的だったんだが。キリスト教徒に今の世の中に対してどう生きるかを問うワンシチュエーション寓話だった。自分はクリスチャンではないので、対象観客からは外れた感じ。 | [投票] | |
ドライブ・マイ・カー(2021/日) | 原作未読。冒頭、女がこんな物語を作るか?しかも男に聞かせるか?とリアリティに疑問符が付き5分未満で挫折。いつか再見完遂する日が来たら採点します。 [review] | [投票] | |
マザーレス・ブルックリン(2019/米) | 舞台も雰囲気も良い映画だったが、主人公がトゥレット症候群であるという設定にしなければならない必然性がどこまであるのか疑問に感じた。 | [投票] | |
ラストナイト・イン・ソーホー(2021/英) | ホラーというよりは怪奇ものというジャンルか。60年代の意匠は大好きなので良い感じ。冒頭の新聞ドレスに期待感が高まり、前半テンポが悪く後半リアリティーに欠ける設定に鼻白みかけるも最終盤の予期せぬ展開に★1プラスしました。 [review] | [投票] | |
ルームロンダリング(2018/日) | 掘り出し物というのはこういう作品を言うのだろう。オダギリジョー、池田エライザ 、 渋川清彦のアンサンブルが大変に見事で、満足感高し。配役の妙と、それに応える演者の技量が堪能できる逸品と思う。 [review] | [投票] | |
曲がれ!スプーン(2009/日) | 舞台調の芝居を青年団出身の志賀廣太郎が安定した演技で成立させる。長澤まさみが舞台芝居と相性が良いことは、翌々年のクレイジーハニーが証明するが、それに先んじている本作は先見の明があったと言うべきか。 [review] | [投票] | |
マン・フロム・トロント(2022/米) | ゆるいコメディをなんとなく見たいというニーズには好適。だれることなく最後まで見させてしまう力はある。ウディ・ハレルソン好きならオススメです。 | [投票] |