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ジャイアント白田さんのコメント: 投票数順

★2八百万石に挑む男(1961/日)どっちかと言うと山村聡と市川右太衛門の戦いで終わりでも良かったのに、何故ラストを尻切れにしたのか小一時間問いつめたい。じゃんじゃん喋らして、予算を軽くしようとした製作サイドの思惑で陳腐になってしまった印象で、市川右太衛門に完全おんぶにだっこでは不味すぎ。[投票]
★2卑弥呼(1974/日)伝説の映画だということは間違いない。しかし伝説にも善し悪しがある。[投票]
★3女殺し油地獄(1957/日)放蕩野郎が主人公で、放蕩のつけが全てに悪影響していく展開は予想出来まくりで、さらに無情にも同情の余地を残していかない。が、親というのはどんな時も、こどもの事になると吝嗇家にはなりきれない。 [review][投票]
★3三百六十五夜(1962/日)平幹二朗が演じる悪役こと「津川」に襲われる大江照子を演じる朝丘雪路。これがしたいがために、朝丘雪路をもってきたのだとしたら凄いんだけど、「処女」の二文字に敏感な高倉健様の硬派っぷりが時代錯誤で凄くイイからどうでもいい。 [review][投票]
★4私は貝になりたい(1959/日)庶民の鑑は血塗られ輝き失せ、教科書のページには戦勝国の論理と変節した国の煌々と輝く凡庸さだけが逆説的に記録されていく。むなしさだけが心に残る。読みたいことがそこにある。泣きたいこともそこにある。 [review][投票]
★5炎上(1958/日)全てを知る者を演じた金満体質の煩悩に傾倒していく世が狂っているのであって、そいつは最初から最後まで狂っていたので唯一筋を通した人間らしい人間であって同時に人間の全恥部を担う、現世にいなくてはならない尊い存在、仏。 [review][投票]
★5モーニング刑事。 抱いてHOLD ON ME!(1998/日)全国5000万人のモーヲタでさえ記憶から抹消したがっていると言われている伝説の名画&平家みちよが主役という時点でウットリ逮捕してください状態になること間違いなし。擦れていない少女達のカメラ目線フェロモン演技が目に脳に焼き付く「映画」に幸あれ! [review][投票]
★2ノッティングヒルの恋人(1999/米)エロ本など具体的な物を用いず頼らずに己の手のみで勝負する、想像オナニー時の妄想映像&物語をそっくりそのまま映像化した威勢の良さに私は恐怖でおののきました。下にキノコが生えてるイカ臭い煎餅布団ver.万年床を目指しているような映画。  [review][投票]
★3ゴースト ニューヨークの幻(1990/米)途中までは勅使河原宏の『おとし穴』のリメイクみたいで面白かったけれど中盤以降は力業でしかなく、既視感たっぷりのありがちな展開に陥っていてやや見るに忍びないのだが、デミ・ムーアが放つ可愛い光線が眩しすぎるので、涙に酔え麻痺した。 [review][投票]
★32010年(1984/米)前作より映像表現が退化している点がキューブリックのセンスを神格化しようとしている反面、内容は前作の暴露話だからそれの神格化を食い止めることに躍起になっている感じ。プラマイゼロで作業効率が悪い作品といったところ。自立した作品ではない。しかし意味はある。モノリスのように。 [review][投票]
★3青べか物語(1962/日)何かもうひと伸びが絶対的に足りないし、後半は失速に向かって突き進むのだが、その失速を埋め立て事業等とし、それに呑み込まれる浦粕の住民を現す手法だと解釈すると、じんわりと骨身に染み入る感情がある。干潟が海の下に潜り込むように、人の思い出が海の底にアスファルトの板の下に潜り込む。 [review][投票]
★5暖簾(1958/日)日本映画界最高峰の役者に属する、劣化しない魅力があり演技の幅も広い“森繁久彌”の一番だしが上手い巧い旨い。昆布の最高峰、肉厚があり幅も広い真昆布以上に旨い。そして一人二役をこなさせた川島雄三の力量と才能が光り輝く。役者、脚本、原作。最高級の素材を使用した最高級の愛笑劇。家族の温もりを味わえる絶品。 [review][投票]
★3上海ルージュ(1995/中国)なんか無理してる。チャンイーモウがサイドビジネスで駅のキオスクを始め、そこの店員にコンリーを働かせているようなインパクトを受けた。通勤ラッシュ時に耐えられそうにないコンリー&チャンイーモウの不器用な小銭さばきをハラハラしながら見ていた。 [review][投票]
★2Versus(2000/日)拳銃映画のコピーのコピーのコピーの、そのまたコピーを大量コピー。北村龍平よ、お前はコピペ職人かよ。または邦画界のコロッケかよ。モノマネ師として一生を終えそうな予感と悪寒が鬱陶しい。 [review][投票]
★4愛妻物語(1951/日)事実とフィクションの比が7:3の脚本をデビュー作にぶつけてきた新藤兼人は“リアル愛妻家”を披露しきった。で、半生を最初にもってくるというのは、音楽界で言うところのデビューでいきなり「ベストアルバム」「大全集」を出すようなもの。新人にして、もう熟れに熟れて成熟している。 [review][投票]
★2ランダム・ハーツ(1999/米)ちょっとぐらい段階を入れてくれてもいいのに、いきなりかい。知らぬ間に失った心情の奥底を描ききれていないのに、いきなり行為に出る点で一気に冷めて、なんだか腹が立った。出演断れよ、名優。 [review][投票]
★3死亡遊戯(1978/香港)レッドリボン軍のマッスルタワーから入った自分にとって、元ネタのあまりのつまらなさにドラゴンボールの偉大さを再認識した次第。今になって先祖帰りを果たすも、ブルースリー人気が異常だったってのを知っただけであったようです。 [review][投票]
★3ダブル・ジョパディー(1999/米=独=カナダ)カッコ良く一言コメントを書き込むならコレしかないでしょ、「この映画を二度見ることは出来ない」とか「この映画を二度評価することは出来ない」って感じじゃないかな。圧倒的に内容が実はペラいんだよね。 [review][投票]
★5妻(1953/日)夫婦に欠けている“子供”という文字。作るきっかけさえなけりゃ、互いに興味が薄れがち…。だけど、そんな夫婦にふと出来ちゃうのが子供なんだろうなと思ったりするからラストの余韻がムンムン悶々としていても暗くない印象を受けた。 [review][投票]
★2レジェンド 光と闇の伝説(1985/英)意図的にトム様の歯並びを変にするあたりからして、巧く、憎いまでにトム様の価値を持ち上げている。リドリー・スコット、雰囲気作りだけはメッチャ必死に平均点以上最強未満を目指す鯔背な野郎だ。その性格が爆発しているのを「見る」だけをする為に存在している作品と言っていいかも。 [review][投票]