[コメント] モーターサイクル・ダイアリーズ(2004/米=独=英=アルゼンチン)
青年たちは大自然の中で自己の矮小さと格闘し、未知の人々との出会いで生活の意味を知り、マチュピチュ遺跡で文化と闘いの歴史を感じる。期待と迷いのなか旅立った男が、ひとりの女の愛の代わりに南アメリカの民という新たな恋人を見つけるまでの物語。
1952年に、アルゼンチンの青年エルネスト・ゲバラ(ガエル・ガルシア・ベルナル)とアルベルト(ロドリゴ・デ・ラ・セルナ)は南米大陸を北へと登る旅を終え、北米大陸を目の前に臨むカリブ海のキューバで自由への闘争を試みた。
ゲバラが殺害された2年後の1969年、アメリカの青年キャプテン・アメリカ(ピーター・フォンダ)とビリー(デニス・ホッパー)は『イージー・ライダー』として北米大陸の南へ向かい自由の幻想の中でついえた。
銃を取った南の青年の意志と、銃を捨てた北の青年の希望は、もう出会ったのだろか。人は自由を求めつつ、自由を寄る辺としてつながることを無意識のうちに拒んでしまうのは何故だろうか。もちろん、欧州やアフリカやアジアにおいても。そんなことを・・・考えた。
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