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[コメント] 三人の妻への手紙(1949/米)
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★4全篇を覆う不在の女性アディ・ロスの影が緊張感を途切れさせないが、整然と並んだ3題噺構成が映画を収縮させる。ダーネルの挿話が最良。それは窓外を列車が通るたび揺れる実家といったギミックも寄与してる。こういう遊びがもう少しあればと思わせた。 (けにろん)[投票]
★4冒頭近く、遊覧船の出発、三人の後ろ姿、公衆電話、のシーンの素晴らしさ。そこから始まる息もつけない演出に震える。脚本家としてではなく監督マンキーウィッツ好きなのである。 [review] (動物園のクマ)[投票(1)]
★4理想の男を射止めた田舎コンプレックスの美女。生活に追われ商業主義に魂を売る文芸才女。女を武器に底辺からの成り上がりに徹するソロバン女。紋切型になりがちな、理想の女アディ・ロスに成れない女たちの「個性」で三つの逸話を巧みに編み上げる構成と演出の妙。 (ぽんしゅう)[投票]
★4ジョゼフ・L・マンキーウィッツって人はヤッパリ優秀な脚本家である以上にビジュアリストとして評価されるべき人だ。何と言っても本作にはヒッチコックの『』と並ぶ驚愕の鳥瞰ショットがある。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
★4脇役に至るまで人物造形が丁寧に施されている。線路沿いで汽車が通るたびに大揺れする民家の描写が見事。 (寒山拾得)[投票]
★4どの夫婦が素敵か、なんてことは考えない。観客に想像させるウマさと、ストーリー自体の面白さがあった。満足。 (あちこ)[投票]
★4最高なのが3組目の夫婦の逸話。 [review] (tomcot)[投票(1)]
★3画面の95%が室内のシーン。この室内で動き回る登場人物の立ち居振る舞いのなんと面白いこと! 彼らの物理的な距離感の判断が抜群に正確で、この水際立った空間処理に快感を感じる。階層意識や収入差という現実を人間関係の一部に描き込む混ぜ加減も絶品。 (ジェリー)[投票(2)]
★4ジョゼフ・L・マンキーウィッツの魅力が全開の作品。質の高いプロット、息もつかせぬ展開が見事。ところでリンダ・ダーネルって美しいなぁ。しかしカーク・ダグラスが教師に見えないのでマイナス一点。 (りかちゅ)[投票(3)]
★5映画史上5本の指に入るマンキーウィッツの脚本が見事。幾つかのプロットを観客に与え、それから先を全て観客の想像力に委ねた画期的な映画である。 (牛乳瓶)[投票(2)]
★5心にくい状況設定。巧みなプロット。夫にとって100%の妻は存在しえないのが前提で、それを口にしないのが夫婦の暗黙の了解。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票(2)]
★4些細な話も、脚本・演出の上手さでこれ程の名作にしてしまう。マンキーウィッツはもっと評価されてもいい心理劇の名手です。 (AONI)[投票(4)]
★43人の美女がそれぞれ夫に対して持つ疑念の行方は如何に? 脚本が良かった。 (丹下左膳)[投票]