★5 | いやぁ凄い映画だ。御伽話として、ほとんど完璧じゃないか。初期ヌーベルバーグらしい、ロケ撮影と同録の多用で作られているのだが、室内における演出や画面造型、カッティングなんかも見事に名作然としている。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 享楽の果ての地獄という反『いとこ同士』なテーゼを甚振りつくすような中盤のパリ彷徨。サディスティックな追い込みが初期デ・シーカ的な絶望への奈落を垣間見せる側から現れ出でたるクレール的放浪紳士に誘われ大卓袱台返しに至る。なんじゃらほい。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 一文無しになってひたすら街を彷徨い、観光客やバカンスを楽しむ人々を眺めつつただただ歩く。座り込む。寝る。こういう無為な時間の豊かさこそ映画なのだ。しかもショットに仄かに香る官能性がまた素晴らしい。川辺に座る主人公の後ろで影から出てくる遊覧船の艶めかしさ!食べ物を巡るサスペンスやカフェの机を寝床にしたり壊れた靴を直したりといった喜劇性も充実。さすがロメール、処女作にして既に傑作だ。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 人が歩くだけで映画になることをロメールは処女作にて証明してみせた。しかもその軽妙流麗な演出手腕にはすでに円熟味すら感じるからこわい。ルノワールを想起させる川面やレコードを繰り返し聴くコミカルなゴダールも印象的。 (ナム太郎) | [投票] |
★3 | 『杜子春』や『芝浜革財布』など、日本では教訓話の系譜として語られる題材を人間の実存の様相として見せた点、また都市における冷淡な人間関係性を長々とした彷徨シーンとして描いた点、斬新な作品。主役の俳優、格好悪いこの中年男の役をよく引き受けたものだ。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | どんなに落ちぶれても見世物にはなりたくない! (太陽と戦慄) | [投票] |
★3 | バカンス期を通すことで見えてくるパリの街の生命感が魅力的。 [review] (ドド) | [投票] |
★5 | ネオリアリズモ的臨場感を満載し、盛夏のパリで展開される”ペテルベルグもの”との印象で、冒頭にはサンジェルマンの「くだり坂」が映し出され、セーヌの水面にはルノワールへの敬愛が反射している。ルイ・サゲールの無調弦音楽が画面と物語を引き締めていることは云うまでも無い。 (町田) | [投票(2)] |
★4 | 主演はパリ。
[review] (よちゃく) | [投票] |
★3 | 主人公がパリ市内をさまよい歩くシーンは『グリード』を彷佛とさせる。それにしてもロメール映画の特徴「あっけないエンディング」はこの作品からだったのね。[ユーロスペース1] (Yasu) | [投票] |
★3 | 1959年は獅子座の男にとって素晴らしくついてた年なんだろう.僕も獅子座だけど2002年はついてなかった.来年が1959年だったらいいのに.1959年のパリは白と黒が良く似合う. (Passing Pleasures) | [投票] |
★5 | 延々ピエールに歩かせておいてパリの街を克明に描いていく。実はロメールの描きたかったのはパリという街の生き様。まさにヌーベルバーグそのもの (まご) | [投票(1)] |
★4 | 遊歩者の眼で視られる、生活の場としての都市。 [review] (ちわわ) | [投票(6)] |
★4 | 総じてヌーヴェル・ヴァーグの主人公ってダメな奴が多いが、この映画のピエールはトップクラスのダメ男。持てる者と持てない者の対比がしつこい位淡々と繰り返されて・・・もはや笑うしかない。 (マッツァ) | [投票] |
★4 | 『いとこ同志』と同じ日に観た。人生って.....。 (kaki) | [投票(1)] |
★4 | 獅子座だからって見ても何にも関係ないけど。 [review] (ちゃん) | [投票] |
★4 | ロメールにしては恋愛に力点がなく異質。ゴダールのDJ姿がおちゃめ。 (tredair) | [投票(2)] |