決して斬新さや個性的な感性が際だつわけではない、むしろ優等生的な作品。 それでもこの映画には文句なく5点をつけたい。 我々はこの映画を見ながらジョンとともにチャールズを失い、アリシアとともに絶望した。 これこそが映画誕生の頃から観客が映画に求めてきた「もうひとつの人生」なのだと改めて思う。 そのまさに映画的な時間を提供するために、CGやイレギュラーな技法がスマートに使われる。 それをギミックだとは感じないし、「ネタバレしていた、していない」といった視点で語りたくない。