★2 | 詩人の恋(1998/香港) | ある芸術家のお馬鹿映画。また、ラスト近く肝心なところで説明過剰。映像で表現しろ。香港がこういう映画を作っててはいかん。今じゃ日本でもこの手のイメージフィルム映画は作ってないぞ。 | [投票] |
★4 | 小早川家の秋(1961/日) | 小津の映画では珍しく色濃く出るテーマ_死。倒れてからはその怖さがにじみ出る。ひょっとして初めて、自分のための映画を撮ったのではないか。中村鴈治郎、浪花千栄子の芸人としての素晴らしさ。国宝級だ。 | [投票(3)] |
★3 | ギャンブル・プレイ(2003/英=仏=カナダ=アイルランド) | ニール・ジョーダン期待したんだけどなあ。凡庸のクライム映画でございました。女優は魅力あったけど。
最近のこの手の映画では、あっと驚く仕掛けが当たり前なので、肩透かしの感。
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★2 | 赤い部屋の恋人(2001/米) | ホント退屈でしたよ。ポルノっぽくしてるけどそうでもなく、お金で契約した男女に愛が生まれるわけがないでしょう。年寄りじゃあるまいし、設定が安易過ぎるよ。愛は、どこにでもあるよ。(ないけど。) 愛と程遠いお金を対極に持ってくる神経がワカラン。 [review] | [投票] |
★3 | 小津と語る TALKING WITH OZU(1993/日) | 小津へのオマージュ。実際恋文、淡き恋語りなのだ。小津が普遍的で、簡潔な文体であるからして、逆に世界的な巨星になった所以だろう。我ら日本人が一番そのことを知らない。 | [投票] |
★5 | ミレニアム・マンボ(2001/仏=台湾) | こういう、映像で語りあげる映画って好きだなあ。ストーリーはないようで、実はある。若い男と女の、お互いの世界を超えよう、入ろうともがく姿、逆にお互いの防御に入る様。しかし現代の男と女の本源的な孤独を前に、それらは崩れてゆく。
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★5 | イノセンス(2004/日) | 濃密な映像、斬新な色彩、アニメでここまで表現できることの驚き、目の当たりに出来る至福。展開もなかなかスリルっぽい。観念的な言葉は僕には心地好いそよ風だ。いいぞ。観客に媚びないこういう映画も好きだなあ。ストーリーも意外性があり、最高。 | [投票(4)] |
★3 | 東京の宿(1935/日) | うーん。小津らしさがまだ出てないというか、無声映画だからこんなものか。ちょっと時代劇風の展開なんだよね。いつもの新しさはあまり感じなかったけど、やはりすこぶるいいのは子供の二人かな。うん、全然いいです。 | [投票] |
★3 | トエンティマン・ブラザーズ(2002/英=豪) | 結構面白いね。大きなヤマやるとき、連れてきた男二人の扱いがちゃらんぽんだがね。こういう映画、あら捜すときりがない。女優二人もいいよ。色気あるしね。でもこの映画新しい何かがないなあ。ガイ・ピアースはバックが暗くならないと映えないね。 | [投票] |
★3 | ホテル ビーナス(2004/日) | 素材、テーマいうことなし。でも住人のエピソードが恐ろしく薄っぺらい。作られ過ぎ。リアリティーにかくも遠い。それを除けばいい映画だよ。草薙剛はいい演技だ。 [review] | [投票(1)] |
★4 | マスター・アンド・コマンダー(2003/米) | まさに映画。これぞ映画。撮影のダイナミックさ。素晴らしい陰影のある映像。海。波。帆船。空。人間のはかない戦い。島の土に足跡をつけられることの素晴らしさ。オーソドックスぐらいに映画を描き切ったピーター・ウイアーに脱帽。 | [投票(3)] |
★4 | 浮草物語(1934/日) | 浮草、まさに旅芸人のねぐらのなさ。雑魚寝。次から次へと小屋を求めて旅に発つ。日本の心のマッ平らな時の映画なんだね。旅芸人の解散する心模様に本当の人生を垣間見る。屋外の映像もスケールが大きく感心した。 [review] | [投票] |
★3 | 淑女は何を忘れたか(1937/日) | ほんと、何も起こらない日常の、ちょっとした隙間の積み重ね、の棘。それにしても、大阪弁のひどさと佐野の巨顔。演技的には、演出に甘さが残るね。まだいつものリズムがない。エチュードと考えればいいのかな。 | [投票] |
★4 | 風の中の牝鶏(1948/日) | 現代的テーマをもった怖い作品だ。二人の葛藤には目を背けたくなるほどの迫力があった。どうして小津作品に田中絹代を持ってくると、こうも深い所に落ち込んでいくのか。不思議である。ドストエフスキー的捉え方が良くも悪くもこの映画の魅力だ。 | [投票(1)] |
★3 | ミッション・クレオパトラ(2002/仏=独) | クレオパトラの映画は昔から好きなんです。どうしても、エリザベス・テーラーと比較しちゃうけど、モニカ・ベルッチ、目の化粧といい、容色も勿論、また大胆奇抜な衣装は良かったス。気品もあったし、 [review] | [投票(2)] |
★4 | 銃声(2003/日) | この手の映画では丁寧にストーリーを練ってあるから、最後まで意外と面白く見れた。どんでん返しもいい。なかなかいいね。秋元康さま、お見それしました。 [review] | [投票] |
★4 | ニューオーリンズ・トライアル(2003/米) | 出だしから、映画ならではのスピーデーな展開。息もつかせぬぐらいだ。その後の映像の切り替えの早さ。面白い。ぐんぐん引き込まれる。俳優も三人がスクラム。演技合戦。いやあ、充実した映画でございます。 [review] | [投票] |
★4 | ラブストーリー(2003/韓国) | 韓国の恋物語系の映画は、もう日本では忘れ去られた初々しさが根本にある。日本では、青春映画にはきつい痛みが常に主題となる。ヨーロッパでも同じである。
こういう茫洋とした映画を製作するのは、
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★4 | 着信アリ(2003/日) | 身近な材料をモチーフにした結構怖い作品でした。その分展開が単調になりやすいんだが、うまく最後までこなしていたね。
ラストの処理はこの映画の流れとは違うまったく異質な所に行ってしまったが、あれは三池崇史の世界なのだろう。
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★3 | この世の外へ クラブ進駐軍(2004/日) | 好きな題材なんだけどなあ。阪本の思いが僕らに伝わらなかった感が強い。最初から浮き気味なんだよ。あまりにレトロ過ぎるのか、また演技も空回り気味で、戦争とジャズと人間という主題が前面に出なかった。
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