ガブリエルアン・カットグラさんのコメント: 投票数順
ブラックホーク・ダウン(2001/米) | アカデミー受賞の音響効果と編集、そして地獄の戦場を描き切ったリドリー・スコット監督の凄まじい演出力は、単なるプロパガンダの域を越え、観る者に様々な問いを投げかけるだろう。『地獄の黙示録』を彷彿とさせるヘリの美しい飛行シーンが印象的だ。 | [投票] | |
影なき男(1988/米) | シドニー・ポワチエ、久々の主演作ということだが…やはり彼が演じる刑事姿は凛々しい!犯人との交渉劇、山岳地帯での決死行、そして追跡アクション…1粒で3度おいしい作品だが、やはり見どころは雄大な大自然だろう。 | [投票] | |
バニシング・レッド(1993/米) | これは拾い物。荒野の描写が非常に美しく、またカー・アクション、銃撃シーンともに充実している(特に中盤の倉庫襲撃シーンがスゴい)。主人公の隠された過去が明かされていくあたりもうまい。名作『ハイ・シェラ』まで引用されてる! | [投票] | |
惑星Xから来た男(1951/米) | アメリカ産の50年代SFということだが、霧に包まれた英国領の孤島という舞台設定と、終始どんよりとした雰囲気が不気味な印象を残す。X星人の造形はなかなかインパクトがあってそそられる(笑)が、「アレ」が弱点とゆーのはどうも…^^; | [投票] | |
THE LAST BROADCAST ジャージー・デビル・プロジェクト(1998/米) | 完全ドキュメンタリー方式の構成に最初はワクワクしていたのだが…似たようなシーンが繰り返されるだけでなかなか新しい展開が開けないのが難。60分でまとめるべき内容だろう。禁じ手のクライマックスで興醒め。 | [投票] | |
サタンバグ(1965/米) | 全世界を死滅させるウィルスがテーマの作品だが、阿鼻叫喚のパニック映画ではなくウィルス争奪戦を描いたスパイ映画の趣。21世紀の今では珍しくないバイオハザードだが、当時斬新だったウィルスの恐怖の演出(無人のLAの街)の妙はさすがスタージェス監督だ。 | [投票] | |
機動戦士ガンダム第08MS小隊 ミラーズ・リポート(1998/日) | OVAを観ていないと、この作品を鑑賞するのはさすがにキツい。シリーズ中の名エピソード「軍務と規律」を引用しておきながら、オリジナルの部分でかなり甘口になってしまっているのが残念。ミラー少佐という新キャラも、あまり意味がない?ような存在の薄さ。 | [投票] | |
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇(1998/日) | わーこれ大ファンなんですっ♪とゆーワケで満点…にしたいトコなのだが、OVAの完成度の高さと比べてしまうとどうしても見劣りしてしまう。『めぐりあい宇宙』とまでは言わないが、新作カットを増やし、OVAファンでも充分楽しめる劇場版作りを目指して欲しい。 | [投票] | |
クエスト(1996/米) | あのバン・ダムの原案による初監督作というコトで、あるいは支離滅裂な駄作かと心配して観たのだが、まずまず普通に楽しめるアクション作品でちょっとビックリ。中盤以降の試合シーンはなかなか見ごたえがある。…我らが?北尾が結構強いのが嬉しいぞっ♪ | [投票] | |
LISA〈リサ〉(1996/スイス=ベルギー) | 登山が趣味というヒロインの設定が面白く、ピアニストと出会うシーンのユニークさにワクワクしたのだが、それ以降は平凡なラブストーリーでガッカリ。エイズというテーマを扱うのであれば、クライマックスの展開は「逃げ」と受け取られても仕方あるまい。 | [投票] | |
太陽を盗んだ男(1979/日) | ガイガーカウンターだけが響く爆弾製造シーンが圧巻の迫力。かのキューブリックさえ、かように爆弾をいとおしく描か(け)なかったコトを思えばなるほど伝説の監督というのも納得。ただクライマックスがやり過ぎ。そしてラスト…あれは、静寂が支配すべきだ。 | [投票] | |
ウエディング(1978/米) | 「名門」一族の仮面を容赦なくひっぺがしたかったのだろうが、ちょっとあり得ない?エピソードの連続にアルトマン監督の強引さが見えてガッカリ。本篇時間の割に登場人物が多く、結婚式が終わる頃にはどっぷり疲れてしまった。…あるいはそれも計算か? | [投票] | |
ロード・オブ・イリュージョン(1995/米) | 前半は退屈だが、13年前と現在がリンクし始める中盤以降が面白くなってくる。家族の死体のそばで平然と旅支度をするカルト信者達の姿がゾッとする恐ろしさだ。…主人公が最初追っていた男は結局どうなったの?など、ちょっと作りがいい加減なような気が…^^; | [投票] | |
戦うパンチョ・ビラ(1968/米) | 血の気が多く、やたらと人を殺したがるチャールズ・ブロンソンがとにかくケッサク!なのだが、その分ロバート・ミッチャムの影が薄くなっていて作品のバランスは良くない。全体的に安っぽい感じになっているのは、やはり演出のせいだろうか。 | [投票] | |
ブルースが聞こえる(1988/米) | 極めてオーソドックスな小品だが、ニール・サイモンの脚本の面白さをマイク・ニコルズ監督が丁寧に綴った、全篇に溢れるノスタルジックな空気を思い切り満喫できる好篇である。主人公の頑固で孤高な友人を演じたコリー・パーカーに注目したい。 | [投票] | |
スパイダーマン(2002/米) | きゅ〜となお坊ちゃん顔のトビー・マグワイヤがスーパーヒーロー役とゆーギャップがステキ♪摩天楼を自在に飛び回るアクションが見ものだが、途中で飽きるかも。『ダークマン』とまでは言わないが、すっかり丸くなったサム・ライミの演出が味気ない。 | [投票] | |
ビッグ・アメリカン(1976/米) | 冒頭のテロップからいきなりぎゃふんと言わされた。金熊賞を辞退したのもうなづける。ロバート・アルトマン監督の作品の中でも、これほど毒気の強い皮肉に満ちたのは珍しいのでは?ポール・ニューマンの怪演…わけても、ラストの満面の笑みが印象的。 | [投票] | |
パイナップル・ツアーズ(1992/日) | オムニバスドラマだが、各エピソードが数年間の間隔を空けて全てつながっている(脚本は全て第1話の監督真喜屋力)のがユニーク。回を重ねるごとに、島の人々となんだか顔なじみになったような気になってくるのが嬉しい。個人的には第2話が気に入った。 | [投票] | |
ル・ジタン(1975/仏=伊) | 社会への復讐に燃える男をストイックに演じたアラン・ドロンはもとより、ポール・ムーリス、アニー・ジラルドなどの味のある演技に注目。また、意外に?カーチェイスシーンも充実しているのが驚き。一見唐突に思える幕引きが不思議な余韻を残す。 | [投票] | |
豚の報い(1999/日) | 3人の女に振り回されるカワイソーな青年を終始無表情で演じた小澤征悦の不思議な存在感(北野武の作品に出て欲しいなぁ)と、あっけらかんとしたエロチシズムのカップリングが絶妙。ただ、主人公の父に対する思いがいまひとつ伝わってこないのが難。 | [投票] |