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緑雨さんのコメント: 投票数順

★5永い言い訳(2016/日)2つの家族で構成する、変則『クレイマー、クレイマー』。 [review][投票]
★4ハドソン川の奇跡(2016/米)実話、美談であることや真相を探るミステリは本質ではなく、これは「決断と責任」を描いた物語だ。その点でとてもイーストウッドらしい。 [review][投票]
★3マッチポイント(2005/英=米=ルクセンブルク)あまりに古典的なプロットで、こんなんヒッチコックが撮ったほうが百倍面白いわ!と思いながら眺めていたが、最後の一捻りは皮肉屋アレンの真骨頂か。 [review][投票]
★3新幹線大爆破(1975/日)新幹線の運行管理は、今見ると相当アナログでびっくりするが、手作り感が程よく緊張度を高める。車内での乗客のパニックぶりが一本調子で、そこに工夫があれば。滑り出しでは群像劇を期待したのだが… [review][投票]
★3センチメンタル・アドベンチャー(1982/米)金にも女にも酒にも時間にもだらしなく、失敗ばかりの主人公だが、どこか誠実さを感じさせるのは、音楽に対する一途さを貫いているから。こういうキャラクタ造型を一貫するのは案外に難しい。終盤はわかっていても切なくなる。[投票]
★4ファインディング・ドリー(2016/米)「助けて、治して、海に返す」に象徴されるお仕着せのパターナリズムに、それぞれに障害を抱えた「壊れ者」たちのダイバーシティ共生を対置させるあたりにピクサーの志が垣間見える。箱庭アドベンチャーは『トイ・ストーリー』の二番煎じだが、好きだから許す。[投票]
★4共喰い(2013/日)映画を観て、原作の良さを再認識する。ドブ臭い鰻、釘針、義手…作為的と思われても仕方がないような事物を自然に受け容れられてしまうのは、光石の怪物性に苦しみながらも強かに受け流す田中、篠原、木下、三代の女たちの存在感あってこそ。土着と血と時代の映画であり、女優の映画でもある。[投票]
★3マネー・ショート 華麗なる大逆転(2015/米)どう考えても映画に向いているとは思えない題材を扱って、精一杯健闘している。結局誰も勝者にはなり得ない。その意味で「華麗なる大逆転」という邦題サブタイトルは的外れも甚だしい。 [review][投票]
★4夢売るふたり(2012/日)主人公夫婦それぞれが何を信じ何を求めているのか、整理されておらず軸がぶれている印象。映画のタッチもコメディ路線と捻じくれたシリアスな夫婦心理劇の間を揺れ動いて安定しない。その分裂症気味な多軸構造が映画に独特な妙味を生んでもいる。これを意識的にやってるのなら凄いが。 [review][投票]
★3おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド)ヴァルツの携帯が鳴るタイミングには笑わせてもらったし、ゲロの破壊力には震えたが、全体に新味なく今更感。四者四様のキャラの裏表は全くもって想定の範囲内。ケミストリーが足りないし、もっと露悪的でいい。ところで、コブラーって何じゃ?[投票]
★3ヘルタースケルター(2012/日)「沢尻エリカ」という商品の活かし方としては、監督も本人も納得の出来なのだろうが、その分意外性には欠ける。いわゆる「体当たり演技」であることは素直に認めたいが。それにしても主題が古いし、作りがやはり素人でステロタイプ。 [review][投票]
★3007 スペクター(2015/米=英)このシリーズの御多分に洩れず、オープニングの出来が素晴らしい。メキシコの死神祭りを舞台に躍動的なモブに紛れての長回し移動ショットが実にかっこいい。 [review][投票]
★3ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013/米)チャウというキャラクタに米国人が感じる(に違いない)ほどの面白さを憶えないのは、自分が同じ東洋人だからだろうか? [review][投票]
★4ほとりの朔子(2013/日=米)田舎町での静寂な人間ドラマを装って、やはり深田&杉野コンビは一筋縄ではいかない。古舘寛治大竹直という正反対なタイプの如何わしさの衝突による化学反応は絶品。 [review][投票]
★3ロング・キス・グッドナイト(1996/米)封印された本性(本能)が見え隠れする主人公のキャラ設定はかなり面白い。これを演るならジーナ・デイヴィス以外に考えにくいし、水車小屋でデヴィッド・モースにいたぶられるシーンなど、オンリーワンな魅力がある。 [review][投票]
★3オリバー!(1968/英)オープニングの救貧院のシーンがあまりにつまらなくてどうしようかと思ったが、ロンドンに出てから俄然良くなる。マーク・レスタージャック・ワイルドと出会っての、街中での大モブ・ミュージカルシーンが楽しい。最初は魅力なく見えたシャニ・ウォリスも踊り出すと動きのキレで魅せる。[投票]
★1プレデターズ(2010/米)導入部の惹き込みは秀逸。が、せっかくこれだけキャラクタを揃えながら絶望的に生かせていない。ヤクザとサムライの混同はご愛嬌としても。地球そっくりの地球外惑星という舞台もだから何なの?だし、何より敵がキモいクリーチャーなんだか冷徹な機械なんだか立ち位置が中途半端で興醒め。[投票]
★3マークスの山(1995/日)これがあって、その後『血と骨』がある、と考えるとなんとなく納得できる。 [review][投票]
★3赤線地帯(1956/日)社会状況や価値観があまりに前時代すぎて今となっては物珍しく観るしかないのだが、「夢の里」の案外モダンな店の造りと奥行きを意識した宮川カメラの構図取り、京マチ子の捨て鉢なキャラ造形が印象深い。 [review][投票]
★3スティーブ・ジョブズ(2013/米)ジョブズのライフストーリーをよく知っている身からすると、再現ドラマとして楽しめる程度の出来。特にガレージでの起業の件りはやはりワクワクする。が、あんまり背景を知らないと、追放劇とか娘との関係とかわけわからんだろうな。要は演出が上手くないということなのだが。[投票]