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群衆の喚呼(1932/米) | ホークスにしてはちょっと中途半端な出来具合。レース・シーンは確かに迫力があるが、今見るとさほど驚かされない。製作当時は驚愕の迫力だったのだろう。この映画はキャグニーの映画と云うよりも女性2人の映画になっている。 | [投票(1)] | |
虎鮫(1932/米) | エドワード・G・ロビンソンのキャラクター造形は感動ものの素晴らしさ。こんなにキャラクターが立っているホークス映画も珍しいくらいだ。ロビンソンと女性の会話シーン、特に女性へのディレクションなんか『レッドライン7000』『リオ・ロボ』まで変わらない、決定的なホークスの刻印。 | [投票(1)] | |
別離(1939/米) | バーグマンを見惚れているだけで時間が過ぎ去ってしまうのだが、しかし、レスリー・ハワードが貧相で良くない。これもグレッグ・トーランドの仕事か。名手も下手な監督と組むとこういうことになってしまう。 | [投票(1)] | |
靴をなくした天使(1992/米) | 結構無駄の多い演出。しかし、まるでフランク・キャプラを思わせるような、古いアメリカ映画のようなハート・ウォーミング・コメディであり、同時に現代的な善悪や正義のあり方を描いている。なんといってもダスティン・ホフマンが胡散臭くない数少ない映画の一つだと思うし、アンディ・ガルシアがいい。 | [投票(1)] | |
グリフターズ 詐欺師たち(1990/米) | なんだか喜劇性と悲劇性がアンバランスのような気もするのだけれど、しかしこの見事な映画の演出、映画のノリ。アンジェリカ・ヒューストンとアネット・ベニングの圧倒的な魅力。アネット・ベニングの突き放しについての納得性。 | [投票(1)] | |
ファーゴ(1996/米) | マクドーマンドと旦那とのやりとりや日系の旧友とのやりとり等、少々鼻につく部分もあるが「映画は物語ではなく良いシーンがあればいい」という確信が見える。忘れがたい面白いシーンがいくつもある。ブシェーミは勿論、ピーター・ストーメアが良い。 | [投票(1)] | |
ブラッドシンプル(1985/米) | 突然投げ込まれる新聞の、その唐突さが素晴らしい。探偵役のM・エメット・ウォルシュが実にいい。そして、ラスト・カットのキレの良さ!『ファーゴ』を彷彿とさせるお話ですが、『ファーゴ』よりもこちらの方が上だと思う。 | [投票(1)] | |
暗殺のオペラ(1970/伊) | ベルトルッチの『市民ケーン』。彼らしいドキュメンタリー・タッチの自然さと、相反する劇映画らしいケレン味。この映画以前の『殺し』や『革命前夜』よりも、この映画以降のヴィットリオ・ストラーロとの共謀ぶりが大好きだ。 | [投票(1)] | |
夢(1990/日) | 映画の画面としてある種完璧な造型。 [review] | [投票(1)] | |
暗殺(1964/日) | 丹波哲郎の描き方にちっともカリスマ性を感じられないので、劇中おだて上げられるのが非常に気持ち悪い。また、ストップモーションの多用は全く逆効果。 | [投票(1)] | |
アポロンの地獄(1967/伊) | ああパゾリーニらしい猥雑な映像。ただし、この落ちつきのない演出スタイルは私の好みではない。演出の力量は充分推し量れるのだが。オイディプスがさまよい歩くシーンの、主観ショットと客観ショットの不整合をわざとやった有名なカッティングも私には訴求しない。 | [投票(1)] | |
恋山彦(総集篇)(1937/日) | オーソン・ウェルズとの近親性 [review] | [投票(1)] | |
ファンダンゴ(1985/米) | NO GO [review] | [投票(1)] | |
レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い(1994/米) | クライマックスは余りに臭い演出で困ってしまった。中盤まではいい。この映画も手紙の映画だ。しかし、ジョン・トールの撮影は美しい。美しい青空と雲が見られるから西部劇は好きだ。ジュリア・オーモンドはオバサン顔。 | [投票(1)] | |
ザッツ・エンタテインメント(1974/米) | これは紛れもなくジュディ・ガーランドに捧げられた映画だ。ファンの贔屓目かも知れないが、多くのミュージカル・スター達の中で彼女が一番目立っているように思う。それは彼女のコーナーだけではない。全編を通じて私が最も好きなナンバーはクラーク・ゲーブルのコーナーで若きジュディが唄う「You made me love you」だ。 | [投票(1)] | |
次郎長三国志・勢揃い清水港(1953/日) | 小泉博と加東大介がいい。木立の中の石松(森繁久彌)と三五郎(小泉博)へ敵が忍び寄るシーンの素晴らしさ。ここから続く殺陣のカメラワークも絶品。 | [投票(1)] | |
ブルーベルベット(1986/米) | 冒頭の犬のクローズアップのスローモーションで笑ってしまい、もうそれからずっとにやけっぱなしだった。どこを切り取ってもカルト・ムービーはこう作るってな感じの計算見え見えの演出だが、それでも面白いから許してしまおう!デニス・ホッパーが最高。 | [投票(1)] | |
オルランド(1992/英=仏=露=伊=オランダ) | カメラ目線とモノローグがいやに胡散臭い。見ている内に題材の扱い方を間違えているのではないか、と思えてきたのだが、ラストに至ってその思いも氷塊。ラストシーンがこの映画のやりたかった事なのだろう。フラストレーションが一遍に解消した。ラストシーンで全てを許せる、という映画があるものなのだ。 | [投票(1)] | |
トレインスポッティング(1996/英) | この映像が革新的とか云われると「ちょっと違うんではないかい」と思ってしまうが、映像がとても面白いのは確か。天井を這う赤ん坊には笑ってしまいました。これはどう見てもファンタジーであり、とてもよくできた活劇でもあるのだ。この映画の活劇性はロバート・カーライルの面構えに拠るところ大。 | [投票(1)] | |
ザ・ビーチ(2000/米) | バンコクの『地獄の黙示録』を上映している映画館やロバート・カーライルの禍々しさは良いですね。それだけに、この禍々しさが継続しないのが難点として強調されるのも確かなんだけど。 [review] | [投票(1)] |