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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★3ホンドー(1953/米)なかなか格調高い本格ウェスタン。『捜索者』よりも3年前だが、このウェインはイーサン・エドワーズを少し彷彿とさせる。或いは本作も『シェーン』等と同じくガンマンと母子の映画だが結末は全く違う。また、ウェインはこゝでもウインチェスターM92のラージ・ループ・レバータイプを使う。このライフルの扱いはやっぱり格好いい。 [review][投票]
★4MEG ザ・モンスター(2018/米=中国)新たな鮫映画の佳作だ。ジェイソン・ステイサムの生身のアクションが最大の見所なのだが、細かな演出的配慮も、とても良く出来ている。 [review][投票]
★3ミッション:インポッシブル(1996/米)この映画、おバカな細部が結構あって、笑えるというか、幼稚で困ってしまうのだが、でもアクションシーンは見捨てられない演出も多々ある、というアンバランスな映画なのだ。 [review][投票]
★3ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル(2011/米)冒頭、敵役としてのレア・セドゥが目立つ扱いで、これは期待が持てる、と思ったのだが、彼女のその後の扱いには、がっかりした。それはIMF長官役のトム・ウィルキンソンについても云えるのだが、見方を変えれば、贅沢な映画、という感覚を持たせる効果はあるかも知れない。 [review][投票]
★3ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018/米)大方のご意見の通り、アクション場面の質と量については、シリーズ随一だろう。中でも、パリ上空でのスカイダイビングは、驚異的なシーケンスショットで(コンピュータ処理であろうとも)、こゝが全編で一番凄いアクションシーン、演出じゃないか。 [review][投票]
★4センセイ君主(2018/日)浜辺美波の顔芸の映画。大したもんだ。既に『君の膵臓をたべたい』の時から、これぐらいのポテンシャルは想像できたけれど、それにしても見事。見てて飽きない。もっと見たい。喩えが古すぎて恐縮だが、田中絹代や高峰秀子の顔芸を思わせる。 [review][投票]
★4ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018/米)これはシリーズ中でもかなり面白い、良く出来た活劇。殆ど弛緩することなく、驚くべきアクション場面が繰り出される。 [review][投票]
★4ミニー&モスコウィッツ(1971/米)ほとんど怒鳴りあっている映画。また、殴る映画でもある。カサヴェテスは出演者としては、タイトルクレジットに出て来ないのだが、重要な役で出番がある。ローランズの恋人(しかし妻子ある男)の役。美術館で息子を連れてあらわれ、ローランズにビンタされる。 [review][投票]
★3折れた槍(1954/米)回想(シーン構成だけでなくモノローグでの回想含めて)を上手く使って大河ドラマ風の格調高さを演出しているが、いくつかとても引っかかる部分がある。例えば、ロバート・ワグナージーン・ピータースが馬車の遠乗りから帰って来て家の前でキスするシーン。 [review][投票]
★3ブロンドの殺人者(1943/米)このディック・パウエルのマーロウ、なかなかいいじゃないですか。ロバート・モンゴメリーのように偉そうではなく、飄々とした感もありながら、頼りがいもある。後のミッチャムには及ばないかもしれないが、グールドとはいい勝負じゃないでしょうか。 [review][投票]
★4恋の凱歌(1933/米)サイレント期の大傑作『サンライズ』や『肉体と悪魔』と同じ、ヘルマン・ズーデルマンの原作を元にした、ドイツを舞台とする作品。主演のマレーネ・ディートリッヒは本作でも冒頭から前半は、次作『恋のページェント』同様、過剰にウブな女性につくっている。 [review][投票]
★4危険な場所で(1951/米)ニコラス・レイの傑作犯罪映画。前半は都会を舞台に主役の刑事、ロバート・ライアンの行き過ぎた捜査活動が描かれ、中盤以降は、僻地(雪の郡部)に飛ばされたライアンの、ある事件への関わりが描かれる、というはっきりとした二部構成になっている。 [review][投票]
★3ブルー・ガーディニア(1953/米)フリッツ・ラングにしては、幾分軽妙な犯罪映画だ。それは、ヒロインのアン・バクスターが、アン・サザーンジェフ・ドネルとルームシェアをしており、彼女達3人の賑やかさと華やかさが影響しているし、或いは、普段は悪役側も多いリチャード・コンテが、純然たる二枚目である、ということも大きい。 [review][投票]
★3セブン・サイコパス(2012/英)これも、いかにも脚本の映画。「セブン・サイコパス」というタイトル自体、劇中で主人公コリン・ファレルが執筆中の脚本の題なのだが、画面で提示される映像は、脚本家ファレルの現実世界なのか、書いている脚本を映像化したものなのか、どうにもよく分からなくなってくる。 [review][投票]
★3ヒットマンズ・レクイエム(2008/英=米)原題は『In Bruges』なので、随分と文学的なタイトルなのだが、地名を題に持つだけあって、この街のたゝずまいが、とてもよく機能している。運河、石畳の道、特徴的な中世の建造物、中でも特に、広場の鐘楼が高所と閉所を活かした映画的舞台となる。全体に暗い画面はいい。 [review][投票]
★3三つ首塔(1956/日)全般にわりかしよく撮れている。前半の東京會舘でのパーティシーンで階段を使った人物の見せ方だとか巧いもんだ。主要な人物をささっと見せ切ってしまう経済性がいい。 [review][投票]
★4ボヴァリー夫人(1991/仏)ほとんど全てのカットで、イザベル・ユペールが映っていたのではないか、と錯覚させられるぐらいの女優映画だ。ユペールも一番綺麗な時期だろう、彼女が度々見せる、涙で目を潤ませる表情が美しいし、演技・演出の独創的な部分でもある。 [review][投票]
★3シング(2016/米)私にとっては、物質的な質感のホンモノらしさがいちばんの驚き、見所か。洪水のシーンの水の質感など。縦横無尽なカメラの視点、その設計も驚愕もので、最初は目を瞠ったのだが、アニメーションなのだから、どんな制約も無くやれる、と思えば昂奮も薄れてくる。 [review][投票]
★4ロダン カミーユと永遠のアトリエ(2017/仏)工房での長回しで始まるファーストシーンから、全編緊張感溢れる画面の連続だ。やっぱり見応えがある。裸婦のモデルが沢山出る、というのも見応えがある(というか目の保養になる)。 [review][投票]
★48年越しの花嫁(2017/日)ファーストカットは、入院中の土屋太鳳のカット。次に、もくもくとわき上がる雲のカットが来るのだが、もうこの冒頭から心掴まれる。本作もまた、主演女優の顔の映画だ。土屋の顔は、通常生活時、重篤な状態、回復期、記憶を取り戻そうとする終盤、いずれのシーンにおいても、画面に釘付けになる力を持っている。 [review][投票]