ゑぎさんのコメント: 投票数順
カンタベリー物語(1972/伊) | つまらない挿話もあるが、木の下の大金に目が眩んで、殺し合うことになる3兄弟の話もいいし、なんといっても地獄の挿話は凄い映像。 | [投票] | |
フューネラル/流血の街(1996/米) | クリス・ペンの危うさがとても良いのだが、彼の役割が判らず、観客をおろおろさせておいて見せる時は過剰に見せてしまう、という演出も悪くないと思う。ガスパー役のベニチオ・デル・トロもいい。 | [投票] | |
ロンリー・ブラッド(1986/米) | ちょっと重すぎるとは思うが演出は悪くない。こういうスローモーションの使い方は好きではないけれど、ジェームズ・フォーリーはこの時点でちゃんと演出スタイルを持っている。クリストファーウォーケンが首領の強盗団の話、というだけで嬉しくなってしまうのたが、脇役陣も良い。クリスピン・グローヴァーが忘れ難い。 | [投票] | |
ファイト・クラブ(1999/米) | なかなかきめ細かく作られている。特に導入部はいい調子だ。ヘレナ・ボタム・カーターの登場から前半の扱い方なんか見事。警備室モニターに映るエドワード・ノートンの一人芝居には笑ってしまった。 | [投票] | |
さよなら子供たち(1987/独=仏) | 演出のそっけなさ。やはりどうにも欲求不満が残ってしまう。 [review] | [投票] | |
心の旅路(1942/米) | なんとも胡散臭いドラマ。それは、端的にはスーザン・ピータースのどうにも納得できない演技・演出の部分だろう。 [review] | [投票] | |
リトアニアへの旅の追憶(1972/米) | 実によく出来た映画。特に第二部のリトアニアでのカッティングは今見ても新鮮な驚きに満ちている。こういう落ち着きのない画面は私の趣味ではないが、ここまで徹底してやられると快感に転じてくる。画面に映る人たちが悉くカメラ目線でメカスとの関係性を暴き立てる画面も、音楽の使い方やメカスのナレーションも快感。 | [投票] | |
ラスベガス万才(1963/米) | アン・マーグレットは大好きな女優なのだが、ときおりこの映画のようにノリが良すぎて全く下品な印象を与えてしまう。しかしこの映画のアン・マーグレットのノリノリぶりはちょっと普通じゃない。 [review] | [投票] | |
ニューヨーク・ニューヨーク(1977/米) | とにかくライザ・ミネリが唄う「The Man I Love」のシーンは映画史上に残る熱唱だと思うし、このシーンを見ると『スタア誕生』でジュディ・ガーランドが唄う「The Man That Got Away」の映画史上最高の熱唱シーンを思い出さずにはいられない。 [review] | [投票] | |
エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事(1993/米) | 独特の絢爛たるカメラワークも、こういう題材では何だか安っぽくかんじてしまう。非常に良くできた映画だし、ああスコセッシらしいなって思わせる安心感はあるが、どうにもインパクトに欠ける映画だ。 | [投票] | |
最後の誘惑(1988/米) | "悪魔"の使い方なんか素晴らしいじゃないか。バーバラ・ハーシーの"マグダラのマリア"には失望するが、スコセッシは映画的だと思う。 | [投票] | |
ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ(1942/米) | 全体を通じてオーヴァー・ラップを多用したスピーディな演出で、物語を効率的に語るという意味では比類ない高みだと思う。その替わりに突出したシーンやカットに乏しい。しかし、私が見たマイケル・カーチス作品の中では最高の出来映えと言える。 [review] | [投票] | |
イタリア旅行(1953/伊=仏) | かのゴダールをインスパイアしたことで有名な作品だが、随分と小品に感じられる。バーグマンがオバサンに見えて少々がっかり。しかし、ジョージ・サンダースとバーグマンの気持ちのすれ違い、行き違いがたまらなくスリリングだ。死者に対するスタンスの取り方にはひかれる。 | [投票] | |
蜂の旅人(1986/仏=伊=ギリシャ) | 相変わらずスペクタキュラーなロングショットと長回し。印象的な窓が随所に出てくる。特に、トラックが突っ込むレストランの大きな窓。マストロヤンニが生家の窓を開けるシーン。 ただし、この映画は全般的に独りよがりな演出が目立つ。 | [投票] | |
シテール島への船出(1983/ギリシャ) | 最初、シーケンスショットもなく、案外だらだらしているので、どうしたことかと思っていると、矢張り後半になって映画的なシチュエーションと演出になって安心した。見終えて、途中ダレたにもかかわらず最初から最後まで一寸の隙もない映画だったような気がして来る。そんな不思議な気持ちを味わえる。 | [投票] | |
嵐(1956/日) | この映画、屋根上の視点が良いですね。空間描写の中の高さの感覚がちょっと普通じゃない。 [review] | [投票] | |
恋恋風塵(1987/台湾) | ファーストカットから驚愕ものの素晴らしさ。こんなに痛い映画はない。完璧。 | [投票] | |
ブローニュの森の貴婦人たち(1945/仏) | 美しい。本当に美しい。ロベール・ブレッソンだって、こんな絢爛たる演出をやっていたのだ!最初はブレッソンらしくなくて吃驚。しかしこの演出こそ『ラルジャン』迄に亘るスペクタクルの萌芽なのだろう。 | [投票] | |
やさしい女(1969/仏) | ブレッソンの演出はオーソン・ウェルズを想起させるくらいに際立ってユニークかつスペクタクル。ウェルズとは対極のアプローチだが全くもってスペクタクルなのです。この映画は後半少々だれたと思うけど。 | [投票] | |
シティ・オブ・エンジェル(1998/米=独) | まずは素晴らしい撮影。久しぶりに朝日と夕陽の演出を見たという感じがする。あとメグ・ライアンの胸の話から思うこと。 [review] | [投票] |